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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
先発品と後発品は同じではない (スコア:5, 参考になる)
私の所にもMR(販売医促進員、一応薬の説明をすることにはなっているのですが)がやってきます。
ところがジェネリックの人は価格の話しかしません。
有名な高脂血症治療薬の場合、先発品の10分の1。1錠10円程度でいかがですかときます。
大量に購入すればさらに割り引くそうです。後発品の定価の25%以下です。
原材料はイスラエルからの輸入だそうです。
ところで、これら後発品の高脂血症治療薬が販売された時、市販後調査(安全性の確認)を
求められました。ところが、テレビで宣伝しているジェネリック製薬会社は、テレビCMには
金をかけるが、市販後調査は結局
Re:先発品と後発品は同じではない (スコア:0)
>40円の薬剤では12円でこの他に調剤料がかかります。また診察料を含めると多少安くなる程度と思ってください
自分が得しないとしても、医者に儲けられるのは我慢できないというパタリロのような性格の人はけっこう多いです。
Re:先発品と後発品は同じではない (スコア:1)
めでたく解決……あれ?
Re:先発品と後発品は同じではない (スコア:2, 興味深い)
この場合、先発品でも後発品でも医師(病院)の儲けは殆ど増えも減りもしません。
しかし、後発品というのは先発品より種類が多い(当たり前)ので、薬局側の在庫負担がすんごい事に
なってきます。そうすると薬局はますます大規模薬局化と病院と密に連絡を取れる(いわゆる)門前薬局化の
二極化が進むわけで、どこをどうひっくり返しても「かかりつけ薬局」の方向には行きません。
政策としてやってることの整合性は一体どこにあるのやら。
処方が必要なのは厚労省の中の人に対してではないかと思(ry
一般に薬価差はゾロの方が遥かに大きいので (スコア:1, 参考になる)
患者の窓口負担の大きさは、薬品関係に関しては基本的に医療機関の利益と関係ありません。 先発品はほとんど薬価差(普通保険請求額と医療機関の仕入額の差を指す)ゼロなので、薬その ものに関しての利益は期待できません。上記の場合100円、あっても1円とか2円。 対してゾロの場合、薬価差が30%とか余裕であるので12円の内4~5円程度は利益になります。
#これは通常の流通価格の話なので、必死なゾロ屋のバックマ(ry
さらに、院外処方箋の場合も含めて、ゾロを指定するとその報奨金が出ます。つまり、医療機関にとってみると、 基本的にゾロを出した方が儲かるシステムになっているんです。
また、先発品が高価なのはそこに開発コストが含まれているからであって、先発品メーカーの利 益が大きいからではありません。ゾロが安いのは「単純な製造コスト(しかも低技術)」だからであって、 「同じ薬」での利益はゾロ屋の方が大きいです。
にもかかわらず、医者がゾロに消極的なのはやはりゾロが「信用できない」からです。 DDSも安定性もまともにテストされてない、開発能力のないコピー屋が適当に捏ねたような薬なん か信用できん、というのが正直なところです。既に書かれているように、副作用情報に関するフットワークの悪さもあります。彼らの価格設定にはその「コスト」は先発メーカーほどに含まれていないのだから当たり前です。
実際、昨年薬学会で報告された例ですが、とある高脂血症治療薬でゾロは開封後の安定性が極端に 低くてシャレにならない、というモノもありました。別件で、余所から回ってきた患者さんでゾロを飲ま されていたのを先発品に切り替えたら(単にそんな変なゾロの在庫がなかった)劇的に数値が良く なった、という例もあります。
もちろん全てのゾロがダメという事もないですが、先発品から切り替えて同じように効くという 保証がまるでないわけで、片っ端から無条件に切り替えるなんて怖くて出来ません。
ま、運良くゾロに切り替えて何事もなかった場合は患者負担的にも保険財政的にも良いんですけどね。 切り替えの段階でそれが「バクチ」だという事は理解しておいた方がよいです。
結局、厚生労働省のゾロ推奨方針というのは、単に表見的な医療費コストを下げるという事だけを目的としたものなので、患者の医療費負担軽減なんてのは後付けに過ぎません。
ゾロ屋のCMでも当初「お薬代が半分に」とか薬価と窓口負担の違いを無視したモノを流していましたが、あれは明確にウソなので今は修正されています。ゾロ屋なんてのはその程度のモラルしか無い連中だ、って事ですよ。