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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
観測ってどうやるの (スコア:2, 興味深い)
こういう素粒子の観測実験って不確定性原理で難しいと思うんだけど、
周囲状況から理論推定するのでしょうか?
直接目的粒子の観測できるの?
霧箱も泡箱でも同じだけどさ。存在を認識できるほど周囲状況を変化
させておいて、それでもなお素粒子自体が存続できるのかな・・・
寿命の測定は、観測が影響せず正確にできるのでしょうか。
お詳しい方、解説いただけましたら。
Re:観測ってどうやるの (スコア:5, 参考になる)
そして、それらの運動量とエネルギーを測定します。
あとは、運動量とエネルギーの保存則を使って、崩壊前の粒子の質量と運動量を計算します。
陽子などのありふれた粒子は、直接同定できるような実験装置を準備します。しかし、どの方向に出てくるかはわからないので、実験ポイントを巨大な検出装置でぐるりと取り囲んで、ひたすら実験と測定を繰り返します。
非常に寿命の短い粒子の寿命の測定は、不確定性原理を逆に使います。
不確定性原理により、粒子の質量の不確定性は、寿命に反比例します。
そこで、質量を精密に測定して、そのばらつきを測定できれば、寿命が分かるわけです。
今回はそれほど寿命が短くなさそうなので、別の方法で測定したのかもしれません。時間があれば原著論文を読んでみます。
Re:観測ってどうやるの (スコア:1, 興味深い)
逆算できるのは判るのですが・・・
って、循環してません?
Re:観測ってどうやるの (スコア:2, 参考になる)
特に不確定性とか関係ないような.一方の大元の短寿命粒子は観測系と相互作用する
よりもはるかに早く崩壊しちゃうわけですし.
#もちろん、生じた多数の(それなりに)安定な粒子の種類選択的な測定とか,
#実際の測定系の構築はそれはそれで大変だそうですが.
で,1回の事象で短寿命粒子の崩壊までの時間が測定できたら,あとは繰り返すと
統計的に寿命がわかる,と.
Re: (スコア:0, おもしろおかしい)
>そこで、質量を精密に測定して、そのばらつきを測定できれば、寿命が分かるわけです。
違います
不確定性原理により質量を正確に求めるほど寿命がよく判らなくなります
なので、質量を求めることを放棄することで自動的に寿命が求まるのです。えっへん
Re:観測ってどうやるの (スコア:3, 参考になる)
いえ、寿命が短いほど、質量が正確に求まらなくなるのです。
とはいえ、その平均値は統計を貯めれば正確に求まります。寿命が短いほど、質量のばらつき(幅)が広くなるわけです。
この質量幅(ばらつき)と寿命の積は、約200MeV・fm/cになります。
Re:観測ってどうやるの (スコア:1, おもしろおかしい)
18匹も殺すなんて(涙)