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CO2を分解するエネルギーがもしあればそれはCO2を分解するためではなく、CO2を出さないために(化石燃料を使わないために)使った方が何倍も得。
簡単のため、石炭火力発電所について考えてみる。炭素(石炭)を1g燃やしてできる熱量をA[J]、CO2をB[mol]とする。 燃やしてできたCO2をCとO2に分解するのに必要なエネルギーも大体Aくらい。効率の問題から 実際にはAを超えるエネルギーを突っ込まないと分解できないはず(エネルギー保存則)。
一方Aから取り出せる電気エネルギーは0.4Aくらい(火力発電所の熱効率は39%あたり)。0.6A[J]は廃熱として環境に排出される。
というわけで、エネルギーA[J]がどこかよそから得られて、石炭発電所の負荷が軽くなると、2.5gくらいの石炭の節約に相当する。大気中の2.5B[mol]のCO2削減相当。 一方CO2分解にエネルギーA[J]を投入しても、B[mol]未満のCO2を大気中から除去するにとどまる。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
これって温暖化対策? (スコア:1, おもしろおかしい)
素人考えでは、二酸化炭素を、炭素と水に変える研究をした方が早い気がするのですけど、こういう話を聞かないのはなぜなのだろう…
Re: (スコア:2, すばらしい洞察)
CO2を分解するエネルギーがもしあればそれはCO2を分解するためではなく、CO2を出さないために(化石燃料を使わないために)使った方が何倍も得。
Re:これって温暖化対策? (スコア:0)
>CO2を出さないために使った方が何倍も得。
根拠は?
Re:これって温暖化対策? (スコア:1)
簡単のため、石炭火力発電所について考えてみる。炭素(石炭)を1g燃やしてできる熱量をA[J]、CO2をB[mol]とする。 燃やしてできたCO2をCとO2に分解するのに必要なエネルギーも大体Aくらい。効率の問題から 実際にはAを超えるエネルギーを突っ込まないと分解できないはず(エネルギー保存則)。
一方Aから取り出せる電気エネルギーは0.4Aくらい(火力発電所の熱効率は39%あたり)。0.6A[J]は廃熱として環境に排出される。
というわけで、エネルギーA[J]がどこかよそから得られて、石炭発電所の負荷が軽くなると、2.5gくらいの石炭の節約に相当する。大気中の2.5B[mol]のCO2削減相当。 一方CO2分解にエネルギーA[J]を投入しても、B[mol]未満のCO2を大気中から除去するにとどまる。