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# 無人探査機なら比推力を重視していればいいでしょうが、有人宇宙船だと推力も要りますよ、と。
うーむ、どれくらいの加速を出すことを目指しているのか、元記事 [canada.com]からはよく分からない。
VASIMRの資料を見ると、この推進機関で出せる推力については載っています。例えば、こちらの表 Variable Isp (Speed of Exhaust) [adastrarocket.com] を見ると、
- 比推力重視 : 噴射速度300km/sのときに推力が10N、推進剤消費0.1g/s- 推力重視 : 噴射速度40km/s前後のときに推力300N、推進剤消費10g/s
という数値が読み取れます。で、宇宙船
># 無人探査機なら比推力を重視していればいいでしょうが、有人宇宙船だと推力も要りますよ、と。
無人か有人かは関係ないと思いますが、どんな理由で必要になるという話なんでしょうか。
>どれくらいの加速を維持~
そもそもこのテのエンジンは一定の推力がないとモノを動かすことすらできないような地上ではなく、推力がどんなに小さくてもありさえすればモノが動くような真空かつ無重力な環境で使う前提のものです。得たい推力の量は噴射時間で調整するわけで、重要なのは比推力と稼動可能な時間の長さと信頼性でしょう。
有人の場合は、「航行に要する時間」というパラメータが、宇宙船の質量に影響する点をお忘れなく。(無人探査機の場合は、まあ無視してよい)
いやあ、否定できないですねえ。
VASIMRがどのあたりまで(推力を犠牲にすることで)比推力を上げられるのか私にはわかっていませんが、理論上は30,000s (en:Specific impulse [wikipedia.org] [要出典])まで上げられるようです。まあ、「推力がどんなに小さくても」比推力重視なのであれば、火星までのんびり行けばよろしいかと。
恥の上塗りしてどうするんですか。記事のタイトルくらい読みましょう。「到着までの期間を短縮できる」からこのエンジン使うんですよ?
いえ、私はそのつもりだったのですが、なぜか「重要なのは比推力」という話になってしまっているので。
別に私は比推力を軽視しているわけじゃありません。有人の場合は推力も無視できないよね、という立場なだけで。
最低限必要な推力の問題は飛翔体全体としての質量に依存するのであってそれが有人かどうかとは関係ない。
1日期間延びたから増える分の食料類とか、1ヶ月以上滞在しようという飛翔体の全体重量から考慮すれば通常世界なら誤差と言っていいレベル。なんでそんなに結び付けたがるわけ?
質量に依存するのはその通りですけど、有人/無人でその質量も大きく変わるって事かと思ってました。
# 横やりごめん<(_ _)>
もちろん有人ミッションの場合、無人よりも規模が大きくなる傾向があります。とはいえ、固定で増える質量(宇宙船本体)については、有人である以上は必然ですから、ここではそれを問題にしているのではありません。
水はある程度リサイクルするとしても、食料や空気などの消耗品はミッションの期間分必要であり、長期間ともなると質量はバカになりません。ホーマン軌道で片道半年以上、ミッション全体で2年かける計画では、案によりけりですが確かトン単位です。
ここまでの流れで「消耗品なんて誤差だ」と言われていますが、それはそもそも因果関係(?)が逆なんです。38日という短期間を設定するのは、「有人ミッションで必要な消耗品を少なくしたい」というニーズがあるからです。(もちろん、長期の宇宙ミッションでは、クルーの被曝や体調・メンタル管理など、消耗品以外の問題もあるでしょう。が、とにかく元ネタの記事 [canada.com]では、「従来の長期ミッションでは食料や空気が大問題」という点が真っ先に挙げられています)つまり、「消耗品を誤差」にできたのは、今回の試算が38日という短期間にできたからこそです。
# で、「火星まで38日」という期間を達成するのに必要なのはなんだろう、という最初の話になります。## どこぞで0.07Gとかとんでもない数値をみかけたけど本当だろうか。
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
加速はどれくらい? (スコア:2)
# 無人探査機なら比推力を重視していればいいでしょうが、有人宇宙船だと推力も要りますよ、と。
うーむ、どれくらいの加速を出すことを目指しているのか、元記事 [canada.com]からはよく分からない。
VASIMRの資料を見ると、この推進機関で出せる推力については載っています。例えば、こちらの表 Variable Isp (Speed of Exhaust) [adastrarocket.com] を見ると、
- 比推力重視 : 噴射速度300km/sのときに推力が10N、推進剤消費0.1g/s
- 推力重視 : 噴射速度40km/s前後のときに推力300N、推進剤消費10g/s
という数値が読み取れます。で、宇宙船
Re: (スコア:0)
># 無人探査機なら比推力を重視していればいいでしょうが、有人宇宙船だと推力も要りますよ、と。
無人か有人かは関係ないと思いますが、どんな理由で必要になるという話なんでしょうか。
>どれくらいの加速を維持~
そもそもこのテのエンジンは一定の推力がないとモノを動かすことすらできないような地上ではなく、
推力がどんなに小さくてもありさえすればモノが動くような真空かつ無重力な環境で使う前提のものです。
得たい推力の量は噴射時間で調整するわけで、重要なのは比推力と稼動可能な時間の長さと信頼性でしょう。
Re: (スコア:2)
有人の場合は、「航行に要する時間」というパラメータが、宇宙船の質量に影響する点をお忘れなく。(無人探査機の場合は、まあ無視してよい)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:2)
いやあ、否定できないですねえ。
VASIMRがどのあたりまで(推力を犠牲にすることで)比推力を上げられるのか私にはわかっていませんが、理論上は30,000s (en:Specific impulse [wikipedia.org] [要出典])まで上げられるようです。まあ、「推力がどんなに小さくても」比推力重視なのであれば、火星までのんびり行けばよろしいかと。
Re: (スコア:0)
恥の上塗りしてどうするんですか。記事のタイトルくらい読みましょう。
「到着までの期間を短縮できる」からこのエンジン使うんですよ?
Re: (スコア:2)
いえ、私はそのつもりだったのですが、なぜか「重要なのは比推力」という話になってしまっているので。
別に私は比推力を軽視しているわけじゃありません。有人の場合は推力も無視できないよね、という立場なだけで。
Re: (スコア:0)
最低限必要な推力の問題は飛翔体全体としての質量に依存するのであってそれが有人かどうかとは関係ない。
1日期間延びたから増える分の食料類とか、1ヶ月以上滞在しようという飛翔体の全体重量から考慮すれば
通常世界なら誤差と言っていいレベル。なんでそんなに結び付けたがるわけ?
Re:加速はどれくらい? (スコア:1)
質量に依存するのはその通りですけど、
有人/無人でその質量も大きく変わるって事かと思ってました。
# 横やりごめん<(_ _)>
Re:加速はどれくらい? (スコア:2)
もちろん有人ミッションの場合、無人よりも規模が大きくなる傾向があります。とはいえ、固定で増える質量(宇宙船本体)については、有人である以上は必然ですから、ここではそれを問題にしているのではありません。
水はある程度リサイクルするとしても、食料や空気などの消耗品はミッションの期間分必要であり、長期間ともなると質量はバカになりません。ホーマン軌道で片道半年以上、ミッション全体で2年かける計画では、案によりけりですが確かトン単位です。
ここまでの流れで「消耗品なんて誤差だ」と言われていますが、それはそもそも因果関係(?)が逆なんです。38日という短期間を設定するのは、「有人ミッションで必要な消耗品を少なくしたい」というニーズがあるからです。(もちろん、長期の宇宙ミッションでは、クルーの被曝や体調・メンタル管理など、消耗品以外の問題もあるでしょう。が、とにかく元ネタの記事 [canada.com]では、「従来の長期ミッションでは食料や空気が大問題」という点が真っ先に挙げられています)
つまり、「消耗品を誤差」にできたのは、今回の試算が38日という短期間にできたからこそです。
# で、「火星まで38日」という期間を達成するのに必要なのはなんだろう、という最初の話になります。
## どこぞで0.07Gとかとんでもない数値をみかけたけど本当だろうか。