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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
んーーー (スコア:0)
なぜココでドナーチルドレンの話題が必要なんだか・・・・
Re:んーーー (スコア:2)
以下蛇足
NHKスペシャルなどでやっていたドナーチルドレンとか救世主兄弟などが試みられてしまうのは、
技術的な側面から見たときには重要な臓器で
・人工臓器での代替が著しく困難か、不可能
・ドナーとレシピエントの間での適合性が重要でドナー候補が限られる
倫理的側面からは
・比較的安全な同種生体移植が可能」な臓器です。
もうひとつ付け加えるなら、ドナー(提供者)とレシピエント(患者)の体格差があまり問題にならない臓器。
具体的には2010年現在でなら骨髄(造血幹細胞)だけではないか、と思います。
肺や肝、腎臓と言った実質臓器も理屈の上では可能です。しかしドナーチルドレンを作ることそのものの倫理的問題を棚上げにしても、小児をドナーとする実質臓器の生体移植は技術的にも倫理的にも問題があります。
さて、トピックの心臓の弁ですが、これは
・現在は人工臓器での置換が現在は一般的
・心臓の一部ですから、同種生体移植が倫理的にも許されないし、技術的なメリットもおそらくない
というものです。
人工弁での置換は完全に確立された治療法ですが、機械弁は寿命は長いですが、抗凝固薬を飲み続けなければいけない、人工生体弁は10年とか20年とかのスパンで再移植が必要になることがある、という問題が残されていました。
今回の記事は、そういった機械式弁や豚などの弁を用いる生体弁よりは、いくつかの点で優れた新しい治療素材ができそうですよ、というニュースです。