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>昨年のローレンス・バークレー研は 2 個の第 114 番元素を確認したが、
寿命が短い原子を2個とかごく少ないのをどうやって観測するの?軌跡から、質量を逆算するの?
通常,この手の短寿命種は崩壊から逆算します.
まず発生させた原子を検出器に電磁場で誘導して導入します.ここで質量選別もかけて(要は普通の質量分析装置と似たようなもので,四重極やら八重極電極やらリフレクトロンやらで選別します)余計な原子が混ざらないようにします.寿命が短すぎる原子はここで崩壊してしまうので測定できません.
検出器中に打ち込まれた原子はそこでトラップされ,次々に崩壊していきます.この際に発生するα線,β線等はトラップ位置周囲の検出器で全て検出され,どのタイミングでαやβ崩壊が起こったのか,またその時
ありゃ,そうでしたか.リフレクトロンでTOF的に分離しておいて切り出す,って分離の話をどこかで聞いたような覚えがあったもので.
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
教えてえらい人 (スコア:0)
>昨年のローレンス・バークレー研は 2 個の第 114 番元素を確認したが、
寿命が短い原子を2個とかごく少ないのをどうやって観測するの?
軌跡から、質量を逆算するの?
Re: (スコア:5, 参考になる)
通常,この手の短寿命種は崩壊から逆算します.
まず発生させた原子を検出器に電磁場で誘導して導入します.ここで質量選別もかけて(要は普通の質量分析装置と似たようなもので,四重極やら八重極電極やらリフレクトロンやらで選別します)余計な原子が混ざらないようにします.寿命が短すぎる原子はここで崩壊してしまうので測定できません.
検出器中に打ち込まれた原子はそこでトラップされ,次々に崩壊していきます.この際に発生するα線,β線等はトラップ位置周囲の検出器で全て検出され,どのタイミングでαやβ崩壊が起こったのか,またその時
Re: (スコア:1, 興味深い)
Re:教えてえらい人 (スコア:1)
ありゃ,そうでしたか.
リフレクトロンでTOF的に分離しておいて切り出す,って分離の話をどこかで聞いたような覚えがあったもので.