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とりあえず産業革命は起こらなくて、したがって社会構造も前近代のまま、それが何千年も続くのかな。でもそれだけじゃSF小説は書けないから、そういう社会のもとでも時間さえかければ科学は発展しうるのかどうか、ってあたりがひとつの焦点ですかね。
#という話にかぎらず、文明論・社会論SFみたいなジャンルがあるならぜひ読んでみたい気はする。
産業革命の初期は木炭製鉄ですよイギリスは国内森林資源が枯渇したのでスウェーデンからの鉄輸入でしのぎ、その間にコークスが発明された炭鉱の排水ポンプ、コークス製造用の送風機で蒸気機関の需要が高まった
ブラジルでは製鉄における石炭と木炭の使用割合が約7対3で、世界全体での98対2と比べて木炭比率が非常に高い。
元々、良質な鉄鉱石は採れるが石炭がない、森林資源は豊富という国なので木炭製鉄が盛んだったようです。 今後、天然木からの製炭が禁止されるようなので減少はすると思いますが、それでも広大な土地と成長の早いユーカリ(製鉄用の品種(!)が存在するらしい)を使った植林木からの製炭はちゃんと価格競争力を持っているらしいです。 参考:コアラもビックリ!ユーカリ木炭で製鉄 [msn.com]
なるほど勉強になりました。ということは、元の話に戻ると、とりあえず森林を伐り尽くすとこまではいくんでしょうね。そこを乗り越えることができるかどうかだな…。
#要は「もし地球に化石燃料がなかったら」って話であって、こういう「文明もしも論」みたいのにどうやら私は目がないらしく。
ギブスン/スターリングの「ディファレンス・エンジン」を思いついたけど、元コメントさんの求めているものとは微妙にずれている気がする…… http://www.amaz [amazon.co.jp]
薪自動車とかあったから、モータリゼーションは起ったかも。ただ製鉄やコンクリートを作るのに燃料が足りないから、道路整備とかは難しいかな。
火力発電が薪燃料なら、CO2による温暖化なんて発想は出てこなかったかも知れない。
日本はエネルギーを自給できていたかも知れない。
そもそも遠洋捕鯨が出来なくて、ペリーが日本にやってくる必要がなく未だに江戸時代が続いてたかも知れない。
木炭にしてやれば石炭に近いぐらいの熱量は得られるので、それなりにいけるかも。ただ使える量は限られるので、面積あたりで考えると人口密度(というか文明密度というか)はかなり下げないとダメか。むしろ石油化学工業が使えないのが結構痛い気も。身の回りにある膨大な石油化学製品がほとんど使えない(もしくは、非常に遠回りで効率の低いルートで合成する必要がある)って事になるんで、材料面が意外と厳しい。
無事にそのレベルまで進んだならば、多少の進歩の遅さなんぞ誤差にしかならない。文明が出てくるまでの時間を考えれば、10万年だって誤差の範囲。
容易に高いエネルギー密度状態を作れなとなると爆発系兵器の進化は止まるので、むしろ平和な世界かも
同じように量は限られるけど、木炭にする過程の蒸し焼きで出てくるタールや水溶性物質には、様々な化学物質が含まれています。石油のような単純なアルカンやアルケンは少なかったと思うけれど、フェノールやアルコール系などによる、石油化学とは違う体系の化学工業が発展してる可能性も。
実は今我々が使っている化石燃料は、超古代文明が地下に埋めて処理した産業廃棄物だったんだ!
Ω ΩΩ<なっ‥なんだってェーッ!?
現在、我々が地下に埋めて処理している放射性廃棄物も、我々が滅びた後の文明が何らかの形で燃料として利用する可能性はないだろうか?
だってあんな臭い液体、工場の廃液にしか見えねえじゃん。昔の人は「臭水(くそうず)」とか言ってたんでしょ?(って『るろうに剣心』に書いてあったよ。(・ω・))
30年+αぐらい前のSFマガジンにそんなのが読み切りで掲載されてた記憶があります。作者は確か高斎正。異星人が手間かけて仕込んだのに、収穫?に来たら、カビ(地球人)が石油を消費尽す寸前だったという話と記憶しています。
俺らで言うところの酒に相当するものかもしれん。伝統的な製法で作ると美味いんだよ!と密造したら、税務署に見つかって没収。
保管庫に放り込まれたんだけど、担当者がいい加減な奴で、証拠品に変な生物が湧いちゃって大変なことに。
文明が生まれて以来、数千年にわたって、人類はおもに木材を燃料として使ってきました。それに加えて、動物性・植物性の油も使われてきたでしょうか。
それに対して、化石燃料はせいぜい100-200年程度。つまり、化石燃料がなくても、100-200年前くらいのレベルまでは到達できるということです。
文明としては、そこまでくれば、あとは誤差みたいな物だと思います。化石燃料だって、あるから使ってるけど、最初からなければそれなりになんとかなったかもしれないし。
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
化石燃料 (スコア:3, 興味深い)
薪文明でも製鉄までは可能だけど、その先へ進めるのかな? 内燃機関がかなり難易度高くなって、水力発電から原子力? とかあれこれ妄想。 多分、ちゃんと探したら詳細に検討したSF小説とかあるんだろなぁ。
Re:化石燃料 (スコア:3)
とりあえず産業革命は起こらなくて、したがって社会構造も前近代のまま、それが何千年も続くのかな。
でもそれだけじゃSF小説は書けないから、そういう社会のもとでも時間さえかければ科学は発展しうるのかどうか、ってあたりがひとつの焦点ですかね。
#という話にかぎらず、文明論・社会論SFみたいなジャンルがあるならぜひ読んでみたい気はする。
Re:化石燃料 (スコア:1)
産業革命の初期は木炭製鉄ですよ
イギリスは国内森林資源が枯渇したのでスウェーデンからの鉄輸入でしのぎ、その間にコークスが発明された
炭鉱の排水ポンプ、コークス製造用の送風機で蒸気機関の需要が高まった
オフトピな豆知識 (スコア:3, 参考になる)
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kaigai/cdm/pdf/h22-houkokusho-yuukouka-s... [maff.go.jp] の10ページ目
元々、良質な鉄鉱石は採れるが石炭がない、森林資源は豊富という国なので木炭製鉄が盛んだったようです。
今後、天然木からの製炭が禁止されるようなので減少はすると思いますが、それでも広大な土地と成長の早いユーカリ(製鉄用の品種(!)が存在するらしい)を使った植林木からの製炭はちゃんと価格競争力を持っているらしいです。
参考:コアラもビックリ!ユーカリ木炭で製鉄 [msn.com]
Re:化石燃料 (スコア:2)
なるほど勉強になりました。
ということは、元の話に戻ると、とりあえず森林を伐り尽くすとこまではいくんでしょうね。
そこを乗り越えることができるかどうかだな…。
#要は「もし地球に化石燃料がなかったら」って話であって、こういう「文明もしも論」みたいのにどうやら私は目がないらしく。
Re: (スコア:0)
ギブスン/スターリングの「ディファレンス・エンジン」を思いついたけど、元コメントさんの求めているものとは微妙にずれている気がする……
http://www.amaz [amazon.co.jp]
Re:化石燃料 (スコア:1)
薪自動車とかあったから、モータリゼーションは起ったかも。
ただ製鉄やコンクリートを作るのに燃料が足りないから、
道路整備とかは難しいかな。
火力発電が薪燃料なら、CO2による温暖化なんて発想は出てこなかったかも知れない。
日本はエネルギーを自給できていたかも知れない。
そもそも遠洋捕鯨が出来なくて、ペリーが日本にやってくる必要がなく未だに江戸時代が続いてたかも知れない。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
木炭にしてやれば石炭に近いぐらいの熱量は得られるので、それなりにいけるかも。ただ使える量は限られるので、面積あたりで考えると人口密度(というか文明密度というか)はかなり下げないとダメか。
むしろ石油化学工業が使えないのが結構痛い気も。身の回りにある膨大な石油化学製品がほとんど使えない(もしくは、非常に遠回りで効率の低いルートで合成する必要がある)って事になるんで、材料面が意外と厳しい。
Re: (スコア:0)
無事にそのレベルまで進んだならば、多少の進歩の遅さなんぞ誤差にしかならない。
文明が出てくるまでの時間を考えれば、10万年だって誤差の範囲。
容易に高いエネルギー密度状態を作れなとなると爆発系兵器の進化は止まるので、むしろ平和な世界かも
Re: (スコア:0)
同じように量は限られるけど、木炭にする過程の蒸し焼きで出てくるタールや水溶性物質には、様々な化学物質が含まれています。
石油のような単純なアルカンやアルケンは少なかったと思うけれど、フェノールやアルコール系などによる、石油化学とは違う体系の化学工業が発展してる可能性も。
Re: (スコア:0)
実は今我々が使っている化石燃料は、超古代文明が地下に埋めて処理した産業廃棄物だったんだ!
Ω ΩΩ<なっ‥なんだってェーッ!?
現在、我々が地下に埋めて処理している放射性廃棄物も、我々が滅びた後の文明が何らかの形で
燃料として利用する可能性はないだろうか?
だってあんな臭い液体、工場の廃液にしか見えねえじゃん。
昔の人は「臭水(くそうず)」とか言ってたんでしょ?
(って『るろうに剣心』に書いてあったよ。(・ω・))
Re:化石燃料 (スコア:2)
Re: (スコア:0)
30年+αぐらい前のSFマガジンにそんなのが読み切りで掲載されてた記憶があります。
作者は確か高斎正。異星人が手間かけて仕込んだのに、収穫?に来たら、
カビ(地球人)が石油を消費尽す寸前だったという話と記憶しています。
Re: (スコア:0)
俺らで言うところの酒に相当するものかもしれん。
伝統的な製法で作ると美味いんだよ!と密造したら、税務署に見つかって没収。
保管庫に放り込まれたんだけど、担当者がいい加減な奴で、証拠品に変な生物が湧いちゃって大変なことに。
Re: (スコア:0)
文明が生まれて以来、数千年にわたって、人類はおもに木材を燃料として使ってきました。
それに加えて、動物性・植物性の油も使われてきたでしょうか。
それに対して、化石燃料はせいぜい100-200年程度。つまり、化石燃料がなくても、
100-200年前くらいのレベルまでは到達できるということです。
文明としては、そこまでくれば、あとは誤差みたいな物だと思います。
化石燃料だって、あるから使ってるけど、最初からなければそれなりに
なんとかなったかもしれないし。