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地球外天体を資源として活用するような時代が来れば、いずれは宇宙条約を破棄して資源獲得に走る国が出てくるだろうと。まだ、そんな時代になったとは思えないけど。
まあ他の国際法だって、それぞれの国にとって都合の悪いものは堂々と無視されているのが現状だし、それに対する制裁も大した効果がない。
「国際法が存在するのは国際法の本の中だけだ」という言葉もあるし。
だから「月協定」ってのがあって、領有の禁止に加えて「月の天然資源が開発可能となったときは、その開発を律する国際的レジームを設立する」となってる。米国はこの月協定に参加せずに俺ルール作って、宇宙資源をどう扱おうが俺の自由だ!って宣言した、って話。
違います。今回は、アメリカが参加していない月協定じゃなくてアメリカが参加する(守る義務があるとされる)宇宙条約の話。そして、#2923333は、守る義務があるとされる条約(国際法)でさえ、強制力が弱いし無視されたりするよね、という指摘。
それにしても、 月協定(月その他の天体における国家活動を律する協定) [wikipedia.org](1979年採択、1984年発効、署名4カ国、批准13カ国)
>私人の所有権を認めるのに国際法上の制約は全くない。ということでしょ。そういう問題じゃない。
私人が勝手に領有権を主張するなら問題はない。
だが、この件も前のストーリーも「アメリカが私人に領有権を渡している」形になるので、そこが問題。
持っていないものを渡す事自体ができるはずもないので、結果的にアメリカが私人に渡す前に領有権を主張している事になる。ここが宇宙条約に違反する
って事。
まあもともと私人の所有権という話自体が宇宙条約の抜け穴っぽい内容なので、厳密に言えば抵触すると言えるんじゃないかと思いますけどね。
でも私はアメリカのこの決定を支持します。宇宙条約が〜月協定が〜と主張する連中は結局、人類の宇宙進出の足を引っ張るばかりで、月面基地の一つも作ろうとしません。それならそんな綺麗事より、お金や欲望のためであっても、実際に身銭を切って宇宙に行こうという連中の方がはるかに好感が持てます。
>お金や欲望のためであっても、実際に身銭を切って宇宙に行こうという連中の方抜け穴というか、宇宙条約に私人の規定がないのはそれこそ、このためだし、私人の行動を国が制限するのがおかしいから。宇宙条約に署名しているのは私人でなくて国だから。
なので、「企業が勝手に実際に行って、資源を採掘して領有権を主張する」これは何一つ問題ないし、宇宙条約にももちろん抵触しない。逆に
このストーリーと前のストーリーで問題になってるのは
「実際に行ってもいないし、アメリカが専有してるわけでもない、宇宙天体の所有権を宇宙条約に署名しているアメリカが 勝手に所有権を主張して民間に売り払う法律」
だからです。
あなたにもっとわかりやすく言いましょう。
これは「あなたの持ち物を、アメリカが手にいれたわけでも、自分で持っている訳でもないのに勝手にアメリカが売り払うことが出来るとアメリカが勝手に法律を作った」
こういう話です。実際は無主体物でそもそもの占有権が決まっていない。(所有者が居ない)ものですが。
落し物でいえばだれの落し物かわからないまま、アメリカが拾ったわけでもない(実際に行ったわけでもない)ものを警察の落し物リストだけ見て、アメリカが勝手に売り払う話。
逆。
先に資源開発に成功した場合でも「勝手にアメリカの決めた法律と権利でイチャモンをつけてくる」こういう話。
>私の持ち物は今現在私が一方的に占有しているこれはそれをアメリカが勝手に他人に売り払った契約書を作って、その契約書を持った人があなたにイチャモンをつけてくる。
こういう話。そもそも、実際に到達して占有してから認めるならわかるが、そうでないものをアメリカが勝手に売り払う話。
ん?この法律は専有したら権利がもらえる法律でしょ?ルナエンパシーみたいに、権利だけ売るわけじゃないっしょ。
ちょっと理解できない。ニュースソースを教えて欲しい。本当に、アメリカ政府が民間に売り払う法律になってるの?
Wiredの記事では、
上院を通過した宇宙法には、「米国は本法律によって、いかなる天体に対する主権、国権、占有権、司法権を主張することも、所有を主張することもない」と書かれている
とされていて、あなたのお話とは矛盾があるのだけど。
単に、民間が先に占有した宇宙資源を、国が取り上げたりしませんよって法律なんじゃないのかな?ニュースソースが少なく
企業が領有している宇宙の土地を別の国の企業が支配権を奪っても、国が支配してないのでそれを法的に禁止することができないし、仲裁する国家も存在してはならないので結局不安定な権利になりそう
ええっと、法律は一般的に私人の行動を国が制限するものなので(例:麻薬を使用してはいけない)>私人の行動を国が制限するのがおかしいから。ってのは、正直何言ってんだかよくわからない。
>宇宙条約に署名しているのは私人でなくて国だから。世界にはベルヌ条約という著作物の保護に関する条約もあって、その条約批准に必要でアメリカは国内の私人の著作物利用の制限のため国内法を改正する必要があった、という歴史もあるんだが。
>アメリカ企業が先に資源開発に成功した場合、アメリカ政府は勝手にアメリカの決めた法律と権利でイチャモンをつけてこない
そういう問題じゃない。そこを「アメリカ企業」で考えるからおかしいし、そもそも実際に開発を成功した場合に限ってない。
「アメリカよりも先に日本企業が開発に成功した場合でも、アメリカが勝手にアメリカ企業に発行した権利で開発に成功した日本企業にイチャモンをつけてくる」
こういう話。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
いつかは廃止、あるいは無意味化する運命にあるとみんな思っていたんじゃないの? (スコア:0)
地球外天体を資源として活用するような時代が来れば、
いずれは宇宙条約を破棄して資源獲得に走る国が出てくるだろうと。
まだ、そんな時代になったとは思えないけど。
まあ他の国際法だって、それぞれの国にとって都合の悪いものは
堂々と無視されているのが現状だし、それに対する制裁も大した
効果がない。
「国際法が存在するのは国際法の本の中だけだ」という言葉もあるし。
Re: (スコア:0)
だから「月協定」ってのがあって、領有の禁止に加えて「月の天然資源が開発可能となったときは、その開発を律する国際的レジームを設立する」となってる。
米国はこの月協定に参加せずに俺ルール作って、宇宙資源をどう扱おうが俺の自由だ!って宣言した、って話。
Re: (スコア:1)
違います。
今回は、アメリカが参加していない月協定じゃなくてアメリカが参加する(守る義務があるとされる)宇宙条約の話。
そして、#2923333は、守る義務があるとされる条約(国際法)でさえ、強制力が弱いし無視されたりするよね、という指摘。
それにしても、
月協定(月その他の天体における国家活動を律する協定) [wikipedia.org](1979年採択、1984年発効、署名4カ国、批准13カ国)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:1)
>私人の所有権を認めるのに国際法上の制約は全くない。ということでしょ。
そういう問題じゃない。
私人が勝手に領有権を主張するなら問題はない。
だが、この件も前のストーリーも「アメリカが私人に領有権を渡している」形になるので、
そこが問題。
持っていないものを渡す事自体ができるはずもないので、
結果的にアメリカが私人に渡す前に領有権を主張している事になる。
ここが宇宙条約に違反する
って事。
宇宙条約には抵触するかもしれないけど (スコア:0)
まあもともと私人の所有権という話自体が宇宙条約の抜け穴っぽい内容なので、厳密に言えば抵触すると言えるんじゃないかと思いますけどね。
でも私はアメリカのこの決定を支持します。
宇宙条約が〜月協定が〜と主張する連中は結局、人類の宇宙進出の足を引っ張るばかりで、月面基地の一つも作ろうとしません。
それならそんな綺麗事より、お金や欲望のためであっても、実際に身銭を切って宇宙に行こうという連中の方がはるかに好感が持てます。
Re:宇宙条約には抵触するかもしれないけど (スコア:1)
>お金や欲望のためであっても、実際に身銭を切って宇宙に行こうという連中の方
抜け穴というか、宇宙条約に私人の規定がないのはそれこそ、このためだし、私人の行動を国が制限するのがおかしいから。
宇宙条約に署名しているのは私人でなくて国だから。
なので、「企業が勝手に実際に行って、資源を採掘して領有権を主張する」
これは何一つ問題ないし、宇宙条約にももちろん抵触しない。逆に
このストーリーと前のストーリーで問題になってるのは
「実際に行ってもいないし、アメリカが専有してるわけでもない、宇宙天体の所有権を宇宙条約に署名しているアメリカが
勝手に所有権を主張して民間に売り払う法律」
だからです。
Re: (スコア:0)
あなたにもっとわかりやすく言いましょう。
これは
「あなたの持ち物を、アメリカが手にいれたわけでも、自分で持っている訳でもないのに勝手にアメリカが売り払うことが
出来るとアメリカが勝手に法律を作った」
こういう話です。
実際は無主体物でそもそもの占有権が決まっていない。(所有者が居ない)ものですが。
落し物でいえばだれの落し物かわからないまま、アメリカが拾ったわけでもない(実際に行ったわけでもない)
ものを警察の落し物リストだけ見て、アメリカが勝手に売り払う話。
Re: (スコア:0)
私の持ち物は今現在私が一方的に占有しているし、日本政府もそれを認めている。アメリカみたいな有名な国がそうしたならちょっとは気になるかもしれないけど、本質的にシーフォード公国みたいな聞いたこともない国が自国内でしか通用しない法律で実在すらあやしい物体の所有権を紙の上に設定しただけで、実害が発生する可能性は万に一つもない。
近い将来宇宙資源開発を予定している人が、宇宙の彼方でアメリカ人に先を越された場合にのみ心配すればいい話。
Re: (スコア:0)
逆。
先に資源開発に成功した場合でも「勝手にアメリカの決めた法律と権利でイチャモンをつけてくる」
こういう話。
>私の持ち物は今現在私が一方的に占有している
これはそれをアメリカが勝手に他人に売り払った契約書を作って、その契約書を持った人があなたにイチャモンをつけてくる。
こういう話。
そもそも、実際に到達して占有してから認めるならわかるが、そうでないものをアメリカが勝手に売り払う話。
Re: (スコア:0)
ん?この法律は専有したら権利がもらえる法律でしょ?ルナエンパシーみたいに、権利だけ売るわけじゃないっしょ。
Re: (スコア:0)
ちょっと理解できない。ニュースソースを教えて欲しい。
本当に、アメリカ政府が民間に売り払う法律になってるの?
Wiredの記事では、
とされていて、あなたのお話とは矛盾があるのだけど。
単に、民間が先に占有した宇宙資源を、国が取り上げたりしませんよって法律なんじゃないのかな?
ニュースソースが少なく
Re: (スコア:0)
企業が領有している宇宙の土地を別の国の企業が支配権を奪っても、国が支配してないのでそれを法的に禁止することができないし、仲裁する国家も存在してはならないので結局不安定な権利になりそう
Re: (スコア:0)
アメリカ企業が先に資源開発に成功した場合、アメリカ政府は勝手にアメリカの決めた法律と権利でイチャモンをつけてこない
という法律なんだから。
Re: (スコア:0)
ええっと、法律は一般的に私人の行動を国が制限するものなので(例:麻薬を使用してはいけない)
>私人の行動を国が制限するのがおかしいから。
ってのは、正直何言ってんだかよくわからない。
>宇宙条約に署名しているのは私人でなくて国だから。
世界にはベルヌ条約という著作物の保護に関する条約もあって、
その条約批准に必要でアメリカは国内の私人の著作物利用の制限のため
国内法を改正する必要があった、という歴史もあるんだが。
Re: (スコア:0)
>アメリカ企業が先に資源開発に成功した場合、アメリカ政府は勝手にアメリカの決めた法律と権利でイチャモンをつけてこない
そういう問題じゃない。
そこを「アメリカ企業」で考えるからおかしいし、そもそも実際に開発を成功した場合に限ってない。
「アメリカよりも先に日本企業が開発に成功した場合でも、アメリカが勝手にアメリカ企業に発行した権利で
開発に成功した日本企業にイチャモンをつけてくる」
こういう話。
Re: (スコア:0)
だから国だの政府だのがあって通商外交交渉をするわけで