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ブレークスルー・スターショット計画 [breakthrou...atives.org]と言う、イギリスでホーキング博士を広告塔にして民間投資を募ってる探査計画がありまして、今回のNASAの発表は、事実上、この計画への相乗りなんじゃないかと思いますよ。
余りに技術的難易度が高くて(数グラムの探査機を何十年間も眠らせた後に齟齬なく起動できるのかとか、星系感でレーザー通信が使えるのかとか、数万Gとも言われる初期加速に耐えられるのかとか)、計画実現性が怪しい話ではあるのですが。
技術的難易度が高いのはそうですが、スターショット計画は、可動部分がほぼない、半導体チップ単体を飛ばすような計画なので、時間とか加速度には強いでしょう。
普通の携帯電話向けの半導体センサでも、1万Gの耐衝撃試験とかやります。低温状態なら数十年なんて半導体にとっては余裕。というか、低温低湿度なら数万年とかの設計寿命になります。
>普通の携帯電話向けの半導体センサでも、1万Gの耐衝撃試験とかやります。
なるほど。最大問題は、半導体デバイスではなく、受動部品を含めた基板の実装的な意味での強度や、電源となるバッテリーの寿命だと思います。
自己放電とか考えると、数十年間寝かせて突然起こして数分間大電流流して…というのは、非常に困難な気がしてならない。しかも、回路基板と合わせて数g程度に抑えないといけないようですし。
リンクまでされてるので、ご自分で調べたらどうかとは思いますが。電源としては太陽電池の話しか出てきませんし、さすがに化学電池を搭載することは考えていないでしょう。
この手の探査機に向いていると思われるのはニッケル63のベーターボルタイック原子力電池。半減期100年でα線やγ線を放出しないのでとても扱いやすい。ベータボルタイック電池は出力こそ小さいが半導体チップに組み込めるほど小さく作る事が出来る。
半導体にとって、銀河宇宙線が一番の障害じゃないかなあ。宇宙システムに対する宇宙放射線の影響(pdf) [nict.go.jp]太陽系内だったら太陽磁気圏のおかげで高強度な宇宙放射線の影響を受けにくくなっている [u-tokyo.ac.jp](地球大気圏内なら更に受けにくい)けど、系外に出たら重防御しないと半導体ボロボロになりそう。
パイオニアとかボイジャーとか太陽系外で活動?する例もありますし、そのあたりの知見は持ってるんじゃないですかね?
ただ、目的地まで約40年かかるらしく、当時の開発者は残っていなさそうですし、開発当時のプログラムの解析とかで問題にはなりそう
ボイジャーの件では、解析を行ってたみたいですしhttps://science.srad.jp/comment/3324507 [science.srad.jp]
さすがに40年後に現地の探査機と通信して、プログラムをどうこうするつもりはないでしょう。通信に往復で8.8年もかかるのだから。
40年後に必要なのは、40年前に探査機を送った事実を忘れないことと、送られてくるデータのプロトコルを残しておくこと。それすら忘れるようなら、多分40年後の人には必要ないデータなんでしょう。
NASA ねばならぬ。何事も。 (C) コンタロウ
波動エンジンの設計図がまだ届いてないから無理
そういう状況では、NASAもガミラスの攻撃で壊滅しているのでは?
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NASA (スコア:2)
Re:NASA (スコア:2)
ブレークスルー・スターショット計画 [breakthrou...atives.org]と言う、イギリスでホーキング博士を広告塔にして民間投資を募ってる探査計画がありまして、
今回のNASAの発表は、事実上、この計画への相乗りなんじゃないかと思いますよ。
余りに技術的難易度が高くて(数グラムの探査機を何十年間も眠らせた後に齟齬なく起動できるのかとか、星系感でレーザー通信が使えるのかとか、数万Gとも言われる初期加速に耐えられるのかとか)、計画実現性が怪しい話ではあるのですが。
Re: (スコア:0)
技術的難易度が高いのはそうですが、スターショット計画は、可動部分がほぼない、半導体チップ単体を飛ばすような計画なので、時間とか加速度には強いでしょう。
普通の携帯電話向けの半導体センサでも、1万Gの耐衝撃試験とかやります。
低温状態なら数十年なんて半導体にとっては余裕。というか、低温低湿度なら数万年とかの設計寿命になります。
Re:NASA (スコア:1)
>普通の携帯電話向けの半導体センサでも、1万Gの耐衝撃試験とかやります。
なるほど。
最大問題は、半導体デバイスではなく、受動部品を含めた基板の実装的な意味での強度や、電源となるバッテリーの寿命だと思います。
自己放電とか考えると、数十年間寝かせて突然起こして数分間大電流流して…というのは、非常に困難な気がしてならない。
しかも、回路基板と合わせて数g程度に抑えないといけないようですし。
Re: (スコア:0)
リンクまでされてるので、ご自分で調べたらどうかとは思いますが。
電源としては太陽電池の話しか出てきませんし、さすがに化学電池を搭載することは考えていないでしょう。
Re:NASA (スコア:2)
この手の探査機に向いていると思われるのはニッケル63のベーターボルタイック原子力電池。
半減期100年でα線やγ線を放出しないのでとても扱いやすい。
ベータボルタイック電池は出力こそ小さいが半導体チップに組み込めるほど小さく作る事が出来る。
Re: (スコア:0)
半導体にとって、銀河宇宙線が一番の障害じゃないかなあ。
宇宙システムに対する宇宙放射線の影響(pdf) [nict.go.jp]
太陽系内だったら太陽磁気圏のおかげで高強度な宇宙放射線の影響を受けにくくなっている [u-tokyo.ac.jp](地球大気圏内なら更に受けにくい)けど、系外に出たら重防御しないと半導体ボロボロになりそう。
Re: (スコア:0)
パイオニアとかボイジャーとか太陽系外で活動?する例もありますし、
そのあたりの知見は持ってるんじゃないですかね?
ただ、目的地まで約40年かかるらしく、当時の開発者は残っていなさそうですし、
開発当時のプログラムの解析とかで問題にはなりそう
ボイジャーの件では、解析を行ってたみたいですし
https://science.srad.jp/comment/3324507 [science.srad.jp]
Re: (スコア:0)
さすがに40年後に現地の探査機と通信して、プログラムをどうこうするつもりはないでしょう。
通信に往復で8.8年もかかるのだから。
40年後に必要なのは、40年前に探査機を送った事実を忘れないことと、送られてくるデータのプロトコルを残しておくこと。
それすら忘れるようなら、多分40年後の人には必要ないデータなんでしょう。
NASA ばなる (スコア:0)
NASA ねばならぬ。何事も。 (C) コンタロウ
Re: (スコア:0)
波動エンジンの設計図がまだ届いてないから無理
Re: (スコア:0)
波動エンジンの設計図がまだ届いてないから無理
そういう状況では、NASAもガミラスの攻撃で壊滅しているのでは?