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実験としては更に一歩進んだけど、基本的にはRNAワールド説が更に補強された、ということで良いね?
同じ事を思った。
RNAワールドという単語自体は昔なんかの本で読んだけど、どの本だったか忘れたな。たぶんブルーバックスのはず。
元ACです。僕も知識があやふやだったので手元の本で確認しました。まとめると、・RNAの一部は触媒としても働く(リボザイム)。・リボザイムの発見をきっかけに、生命の起源についての研究が進み、地球に最初に多情した生命はRNAを遺伝子として用い、かつ酵素としても使用としていたと考えられるようになった。これをRNAワールドと呼ぶ。 ・RNAワールド説を支持する証拠はいくつもある。例えば、 ・多くの補酵素にはRNAが触媒として作用していた痕跡がある。 ・アデノシン三リン酸(ATP)はリボヌクレオチドである。 ・シグナル伝達物質であるサイクリックAMP(cAMP)も
「ど」が何条個か付く素人なんで勘違いが過ぎているのなら無視してください
1980年代から90年代初めころに習った(その後30年Natureなどの記事を追っていないと思ってください)ときには、DNAとRNAには明確な役割分担と位階の上下(遺伝で引き継がれるのと発現にかかわるのはDNAのみ)みたいな記述があったと思うのだが、最近の生命科学の記事読んでいるとその辺の分類ってかなり曖昧になっている感じ?
#記憶のそこでは「ミトコンドリア」にあるのはミトコンドリアの外の細胞内の遺伝の発現にかかわらないから「ミトコンドリアRNA」って習った気がするのだが、今見るとどの記事もミトコンドリアにあるのは「DNA」って言っている……俺、認知症か…
#4257613です。専門な人がなかなか書かれないので、どどどどどど素人の僕が同じ本を見つつ書きます(なので鵜呑みにしないで下さい)。最近の生命科学の記事も追っていませんので、Natureとかの傾向も知りません。
僕が知る限り、DNAとRNAの境界や役割分担についての考えはそんなに変わっていないと思います。RNAではなくてDNAが遺伝子の主力となったのは、RNAが不安定な物質だからなので、役割分担というより、DNA(安定)→mRNA(誕生時の遺伝形式)→タンパク質、というクリック先生のセントラルドグマは提唱時より揺るぎないものと思われます。RNAが遺伝の本体として焦点が当てられるのはやはりウイルスですね(新型コロナウイルスがRNAウイルスなのが昨今一番ホットな題材)。
ミトコンドリアはDNAではないですかね。ミトコンドリアは独特な性質を持つ細胞小器官で、これをコードするDNAは核ではなくミトコンドリア内にコードされているそうです。ただ、ミトコンドリア内だけでは容量が足りず、大半が核内の遺伝子にコードされています(ここから産生されたタンパク質は細胞質で合成されてミトコンドリアへ輸送されます)。なお、ミトコンドリアのDNAは原核生物由来なのも特徴の一つです(細胞内共生説の根拠の一つ)。
素人なので分かりにくい説明ですみません。何らかの成書がご紹介できるといいのですが、素人なので詳しくもなく…。なお私は、南山堂の「プログレッシブ生命科学」(阪大で医学部を含む生命科学系学科の教科書)等を読んでいます。
遅い返信ですみません。届くといいな。スラドは以前は医師とか生命科学系の人がそこそこいたような印象だけど、いなくなったのかな。残念。
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
RNAワールド説 (スコア:0)
実験としては更に一歩進んだけど、基本的にはRNAワールド説が更に補強された、ということで良いね?
Re: (スコア:0)
同じ事を思った。
RNAワールドという単語自体は昔なんかの本で読んだけど、
どの本だったか忘れたな。たぶんブルーバックスのはず。
Re: (スコア:0)
元ACです。僕も知識があやふやだったので手元の本で確認しました。まとめると、
・RNAの一部は触媒としても働く(リボザイム)。
・リボザイムの発見をきっかけに、生命の起源についての研究が進み、地球に最初に多情した生命はRNAを遺伝子として用い、かつ酵素としても使用としていたと考えられるようになった。これをRNAワールドと呼ぶ。
・RNAワールド説を支持する証拠はいくつもある。例えば、
・多くの補酵素にはRNAが触媒として作用していた痕跡がある。
・アデノシン三リン酸(ATP)はリボヌクレオチドである。
・シグナル伝達物質であるサイクリックAMP(cAMP)も
Re: (スコア:0)
「ど」が何条個か付く素人なんで勘違いが過ぎているのなら無視してください
1980年代から90年代初めころに習った(その後30年Natureなどの記事を追っていないと思ってください)ときには、DNAとRNAには明確な役割分担と位階の上下(遺伝で引き継がれるのと発現にかかわるのはDNAのみ)みたいな記述があったと思うのだが、最近の生命科学の記事読んでいるとその辺の分類ってかなり曖昧になっている感じ?
#記憶のそこでは「ミトコンドリア」にあるのはミトコンドリアの外の細胞内の遺伝の発現にかかわらないから「ミトコンドリアRNA」って習った気がするのだが、今見るとどの記事もミトコンドリアにあるのは「DNA」って言っている……俺、認知症か…
Re:RNAワールド説 (スコア:0)
#4257613です。
専門な人がなかなか書かれないので、どどどどどど素人の僕が同じ本を見つつ書きます(なので鵜呑みにしないで下さい)。最近の生命科学の記事も追っていませんので、Natureとかの傾向も知りません。
僕が知る限り、DNAとRNAの境界や役割分担についての考えはそんなに変わっていないと思います。
RNAではなくてDNAが遺伝子の主力となったのは、RNAが不安定な物質だからなので、役割分担というより、DNA(安定)→mRNA(誕生時の遺伝形式)→タンパク質、というクリック先生のセントラルドグマは提唱時より揺るぎないものと思われます。
RNAが遺伝の本体として焦点が当てられるのはやはりウイルスですね(新型コロナウイルスがRNAウイルスなのが昨今一番ホットな題材)。
ミトコンドリアはDNAではないですかね。
ミトコンドリアは独特な性質を持つ細胞小器官で、これをコードするDNAは核ではなくミトコンドリア内にコードされているそうです。ただ、ミトコンドリア内だけでは容量が足りず、大半が核内の遺伝子にコードされています(ここから産生されたタンパク質は細胞質で合成されてミトコンドリアへ輸送されます)。
なお、ミトコンドリアのDNAは原核生物由来なのも特徴の一つです(細胞内共生説の根拠の一つ)。
素人なので分かりにくい説明ですみません。何らかの成書がご紹介できるといいのですが、素人なので詳しくもなく…。なお私は、南山堂の「プログレッシブ生命科学」(阪大で医学部を含む生命科学系学科の教科書)等を読んでいます。
遅い返信ですみません。届くといいな。
スラドは以前は医師とか生命科学系の人がそこそこいたような印象だけど、いなくなったのかな。残念。