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地球

地球の自転速度周期的変化に新説 11

ストーリー by yosuke
こんな動作をするおもちゃが欲しいかも 部門より

LARTH 曰く

中日新聞の記事によると、下部マントルの最深部にあるポストぺロフスカイト相が、地球の自転の速さを周期的に変化させる要因になっている可能性があることを廣瀬敬東京工業大教授らの研究チームが突き止めた。
Spring-8のプレスリリースにさらに詳しい説明がある。

一日の長さは周期的に変動していることが知られています。またその周期は数十日、数年、数十年単位とさまざまですが、このうち数十年周期で起こる、数ミリ秒の変動がもっとも大きなものです。この変動は、マントル最下部が高電気伝導層であることにより、金属コアとの強い電磁気的結合が生じ、その結果液体の金属コアと固体のマントルの間で角運動量の交換が起こることで説明できます。すなわち、液体コアの流れが変化することによって、地球磁場が変動し、マントル最下部にローレンツ力が働いて、マントル(地球)の自転速度が変化するのです。今回の実験によって、マントル最下部(ポストぺロフスカイト相)の電気伝導度は、観測される一日の長さの変化を説明するのに十分高いものであることがわかりました。
なお、論文は4/4付けのScienceに掲載されている。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by jtss (23444) on 2008年04月05日 13時48分 (#1325290)
    地球を構成している要素が均一でなくなおかつ液体状で対流している以上、公転・回転周期の変化や地球表面温度の不均一な変化はあたりまえのものとして受け止めなければならないのだけれども、たまたまこれがリズミカルに見えているということかしらん。
    --
    JTSS
    • by Anonymous Coward
      振動というより発振してるということなのでは。
  • 要因になっている可能性があることを<snip>突き止めた。

    さすがにこの日本語表現には違和感があります。つきとめたっていうなら因果関係がはっきり分かった場合に使うべきです。「要因になっている可能性があることを示した」「要因になっていることをつきとめた」のどちらかなら納得です。引用した文書では、「今は仮説」なのか「実証済み」なのか分かりません。

    「要因になっている可能性があることを示した」だけじゃつきとめたことにならないというのが私の言語感覚ですが、私の言語感覚の方がおかしいのかなぁ。

    --
    vyama 「バグ取れワンワン」
  • by Anonymous Coward on 2008年04月05日 3時34分 (#1325136)
    地球の自転のために、でっかい発動機を人力でぐるぐる回してる
    地底人はいなかったんだ…
  • by Anonymous Coward on 2008年04月05日 11時14分 (#1325225)
  • by Anonymous Coward on 2008年04月06日 7時33分 (#1325495)
    「ポストぺロフスカイト相」って、見ないで言えるだけで凄いと思う。
  • by Anonymous Coward on 2008年04月06日 20時42分 (#1325632)
    ×:ポストぺロフスカイト相
    ○:ポストぺロフスカイト層
    ですよね?
typodupeerror

犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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