人はマルチタスクで行動できるか? 107
タスク切り替えのコストって高い気がする 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
長年に渡り読み継がれてきた本「わが息子よ、君はどう生きるか」の著者であるフィリップ・チェスターフィールド卿が1740年にしたためた、息子宛ての手紙には「1つずつ事を進めれば1日という時間は全てをこなすのに十分な時間である。1度に2つのことを行った場合、1年あっても時間は足りない」とあるそうだ。一つのことを集中して行うことはチェスターフィールド卿にとっては単に時間の使い方の問題ではなく、知性の表われでもあった。
しかし現在では電子メールは絶え間なく届き、電話は鳴り続け、テレビも大音量、さらにポッドキャストのストリーミングまであるという状況に変貌した。これらはノイズとして処理されがちでありが、特に若い人々にとっては「電子騒音」とも呼ぶべきこの環境は当たり前のものになっている。
神経科学での研究によると「電子騒音」に囲まれた状況は絶え間なく気が散った状態であり、個人や文化にとって著しい損失とも言えるそうだ。一説では人が大量の情報をマルチタスクで処理することで生産性は落ち、米経済に6500億ドルもの損失を引き起こしているとの試算もある。また、人間がマルチタスクで行動できないということは、運転中の携帯電話禁止に繋がったデータでも明らかである。
人間の脳は柔軟であり、タスクの切り替えをもっと効率よくできるように脳を訓練することが可能という研究もある。しかしマルチタスクは脳からアドレナリンやストレスホルモンを分泌させるため、ある範囲内で制限して行わないと慢性的な健康被害や短期記憶の喪失などに繋がり得るという(The New Atlantis記事・本家記事より)。
/.J諸氏は若い世代の方がマルチタスキングに長けていると思われるだろうか?マルチタスクで行動することによって、失われるスキルや能力などあるだろうか?諸氏はマルチタスクで巧く動けているだろうか?考察などあれば是非お聞かせ願いたい。
性差として (スコア:3, 興味深い)
個人差のほうが影響大きいけど平均値だと女性のほうがやや上だってさ
Re:性差として (スコア:1, 興味深い)
耳目は一対、腕は二本。
Re:性差として (スコア:1)
口は,喋る(出力)と食べる(入力)の2通り.
足は,2本.
# 下ネタに走ると,数が変化します.
Re:性差として (スコア:1, 興味深い)
飯作りながら、洗い物して、テレビ見て、お菓子食べて、掃除して、洗濯して、小言云って…
脳幹が太いから、というのをどこぞで読んだ覚えがあります>マルチタスク処理能力
#記憶力も絶対に女性の方が長けているような気がする。よくもまぁあんな細かいことを
#色々と後々まで覚えているんだか…orz
Re:性差として (スコア:1, すばらしい洞察)
運転中に携帯電話に夢中になると、そっちにリソースが裂かれるだけ
1CPUのマルチスレッドプログラミングとほぼ同じ。
ちなみに、男女の脳の違いは、脳幹の違い
確かに女の方がいろいろな対象へスイッチングしながら処理をするのが得意
逆に男は、1つのことに集中することが得意
マルチタスキング能力は女の方が上だが、1つのことに対するパワーは男の方が上
男にコレクターが多いことにも現れています
だから、昔からの、「偉大な男子の後ろには偉大な妻が居る」、というのは、
妻があちこちの対象を処理して、力をかけるところを見つけ出し、
夫がそこへパワーを集中することによって、偉業を成し遂げる例が多いわけです。
Re:性差として (スコア:1)
#世界三大…に数えられるくらいだから、ある意味偉大か。
Re:性差として (スコア:1)
どう判断されるかは、もちろん自由ですが、少なくとも、うちの家庭においては当てはまること多数。
# なんでニョーボはTVついていても電話できるんだ?
Re:性差として (スコア:1)
Re:性差として (スコア:1, おもしろおかしい)
#妻は最大「よつまた」を捌いたことがあるそうで……今はやってないと言うておりますが以下略
#さすがにAC
Re:性差として (スコア:1)
Re:性差として (スコア:1)
性差というよりは世代差な気がしますです。
# 昭和生まれには無理っぽい。
Re:性差として (スコア:1)
Re:性差として (スコア:1)
これって、性差でも世代差でもなく、個人的な性能の問題ですかね?
# 身内からはシングルタスクもまともにこなせないという指摘も...orz
Re:性差として (スコア:2, 興味深い)
このタイプの人は聞きながらは無理みたいよ。
ファインマンさんの実験にも出てくるけど
数のカウントの実験で、頭の中で数をカウントしながら、文章を読む事が出来る人のグループ
と同じようにカウントしながら、しゃべる(歌を歌うだっけ?)事ができる人のグループ
に分かれて「なんでだ?」って話になったとき、頭の中で数を数える数え方に2通りあって、
1つが頭の中でしゃべるようにカウントするグループ->文章を読める。
もうひとつが頭の中に日めくりカレンダーみたいに数が浮かんでくるようにカウントするグループ
->しゃべること(歌うこと?)ができるみたいな内容だった気がする。
同じ頭の中で数を数える方法も人によってやり方が違うんだとう発見が面白かったです。
僕はふだんはしゃべるタイプですね…。
Re:性差として (スコア:1)
魔砲少女 (スコア:3, おもしろおかしい)
#小学三年生が学校の授業を受けながら脳内で空戦シミュレーションをこなしてました。
らじゃったのだ
単純な「できるか できないか」以外の個人差も (スコア:2, 興味深い)
あるひとは、頭の中で時間(1秒、2秒、……)を数えながら本を読むことができて、
別のあるひとは、頭の中で時間を数えながらも ひとと話し続けることができる。
ところが、お互い逆のことはできない。
ふたりに話を聞いてみると、先のひとは 頭の中で数を「読み上げて」いて、
後のひとは 頭の中で数字の書かれたテープが流れてゆくのを「眺めて」いた、ということだそうです。
本では、処理する領域が被るとマルチタスクは無理なのではないか、というふうに書いてあったと思います。
# かなり前に読んだので記憶があいまい。
人間のシステムを考える (スコア:2, 興味深い)
だから、料理しながらTVを見たりすると、時折TVがおもしろくてリソースを占有してしまい、
その結果、料理のタスクに帰ることができず、料理がfailしてしまうことがあります。
慣れという名のチューニングが進むと、ある程度はリソースを共有できるようになりますが、
それでもシステム上の制約により、あるタスクが占有してしまうリスクは残ります。
余りにもfailが多い場合は、より優先度の高い割り込みを仕掛けることによって強制的にタスクを中断して別のタスクに処理を受け渡すこともできます。
キッチンタイマー等がその例ですが、それでも更に上位の優先度を持った割り込みである電話等の呼び出しに負けて処理が帰ってこないこともたまにあります。
また十分に使い込まれていないシステムの場合は、コードも未熟で、処理を中断した際に一時記憶を破壊してしまう事がありますが、使い込むにつれ、割り込み発生時に作業途中の一時記憶をスタック(短期的な場合)に退避したり、外部記憶にSwap outしたりするコードが生成され、安全にタスク切り替えを行うことができるようになり、処理結果の信頼度が高くなります。
とても残念な事なのですが、人の一時記憶はDRAMのようにリフレッシュを必要とするようで、ある程度はシステムがリフレッシュしてくれるようなのですが、短期的な記憶の場合は、ユーザータスクの中で意図的なリフレッシュを行わないとデータがlostしてしまうこともあり、注意が必要です。
また、定期的なデフラグを必要とし、睡眠というメンテナンス時間の中で夢を見るという自動デフラグ&データバックアップシステムにより、断片化されたデータを整理しつつ、重要なデータは二次記憶へとムーブされ、不要なデータは破棄されます。
この際、二次記憶へとムーブされるデータは、その大半が不可逆圧縮されるのですが、その圧縮度は基本的に自動選択されますが、書き込みを繰り返すことで、圧縮度を下げ、元データの再現性を高める事はできます。
この二次記憶は、記憶装置としての信頼性は高いのですが、何故かファイル管理システムはそれ程信頼性が高くなく、indexの破損が多々発生します。
indexの破損により呼び出せなくなったデータができますが、indexが破損しただけであり、linkの切れた実データは二次記憶の中に残っていますので、どうしても修復させたい場合は、ノートン先生のような催眠術師の力を頼ることで、こっそり用意されているバックドアを叩き、indexの修復を行うことができますが、簡易的なファイルユーティリティーが予めインストールされていますので、いつの間にかindexが部分的に再構築されたりすることもあります。
人の中には、ユーザータスク以外にシステムタスクも存在します。
システムタスクとして実行されている優先度の高いタスクは、プリエンプティブなマルチタスクとして処理されており、心臓を初めとする主に内臓等の処理や、反射行動、各入力デバイスのドライバー等は、ユーザーアプリの処理とは別に信頼性の高いタスク処理が行われているようです。
ただし、呼吸や瞬きのように、基本的にはシステムによって処理されるものですが、ユーザーアプリからのリクエストにより、一時的にデバイスの制御を乗っ取ることができる例外も存在しています。
マルチタスクって言うのは (スコア:1)
確かに何かを損失している……。
Re:マルチタスクって言うのは (スコア:2, おもしろおかしい)
仕事とアイドルプロセスのマルチタスクですね。
マルチタスクに長けているというか・・・ (スコア:1)
自分の頭で考えていないというかなんというか。
Re:マルチタスクに長けているというか・・・ (スコア:1)
嫁に話しかけられても、さも聴いてるふりして「うんうん」と
もっともらしく頷く別タスクを走らせることならできます。
その後、「あの時の話だけど、(=別タスク中の話)」と
水を向けられた場合でも、「あー、はいはい」などと言って適当に
話を合わせて会話を成立させるという高度なタスクを走らせることも
可能ですが、素人には(ry。
@IDでいいやもう。
少しは別タスクにも気をやらないと (スコア:2, 参考になる)
旦那「(TVを見ながら)うんうん」
嫁「A子が□□□□をXXXXしてね、皆で大笑いしたの」
旦那「うんうん」
嫁「ねぇ、聞いてる?」
旦那「うん」
嫁「……いろはにほへと ちりぬるを」
旦那「うんうん」
嫁「聞いてないじゃない!」
なんてことにならないようご注意を。
//生返事してて聞き返したことがあるID
生返事兵法 (スコア:2, 参考になる)
たまに「うん?」と語尾を上げて疑問形を交えておくのがコツです。
で、「そのときだけ」はちゃんと聞いてあげる事。
大事な事はそこに出てきます。
話が把握できなかったときは、そこで質問を挟みましょう。
# ACでお願いいたします・・・
マルチタスクが必要な人間の作業 (スコア:1)
料理を日常的にやる人、特に短時間でたくさんの料理を作る人はかなりの数の平行作業をこなしてます。これも立派なマルチタスクじゃないでしょうか。
ドラムなんかは両手両足の動きがバラバラだったりするらしいです。あと、こんな人 [google.co.jp]もいます
仕事しながら読んでる人多数(ぉ
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:マルチタスクが必要な人間の作業 (スコア:2, 興味深い)
車の運転なんて、ハンドルの操作・アクセルブレーキの調整・クラッチの切り替え・進行方向の確認・適度にミラーの確認等々、色々なことを同時に処理してる。百足ほどじゃないけど歩くだけでも相当複雑ですよね。でもこういうことはあまり考えずに出来るわけで、知性の置き方(集中してるかどうか)と今処理してるタスクの数はあまり関係ないんじゃないかなあ。
ストーリーの主題がいまいち理解できないのは私だけ?
Re:マルチタスクが必要な人間の作業 (スコア:1)
それこそ個人差だと思いますよ。
昔、マジックナンバー7 [ringolab.com]ってのありましたね。
人間は7つくらいなら同時に記憶できるようだ、ってことなんですけど、それよりもっと記憶してる人はどうしてるかというと「塊」で覚えるみたい。
運転をするってのはその一つの塊でいいと思いますよ。
ただ、人によってその塊がどんだけ容量食うかというのが問題。
私なら 運転+会話 くらいが精一杯ですが(ラジオすら切る)
別のジャンルなら 料理3品+テレビ+子供とぬこをしかる くらいは同時にやってのけます。
おかんだから。
他にもマルチしにくいタスクの組み合わせってのも関係すると思うんだ。
会話しならが計算はできないです。私は。
Re:マルチタスクが必要な人間の作業 (スコア:1)
料理は (スコア:2, すばらしい洞察)
ちょっと時間が必要な煮物や焼き物の間にほかの料理の下ごしらえとか、どちらかというと「一つの処理待ちの間に他の作業をやっておく」って感じでは。
Re:料理は (スコア:2, すばらしい洞察)
>煮物や焼き物の間にほかの料理の下ごしらえとか
は、まあパイプラインというかプリフェッチみたいなものですよね。
さらに煮物なんかは複数の注文をまとめて実行するSIMDみたいなことができます。
そしてそのまとめ実行の頻度を上げるために注文とは順序を変更した方がトータルの作業時間を短縮できます。(アウトオブオーダー実行)
手が空けばその間に野菜を切ったりといった仕込みを投機実行、
洗い物のようなスキルはそれほど要求されないけど常に必要な作業は下っ端の実行ユニットにさせてスーパースカラを実現。
昔プレステに「俺の料理」というマイナーな厨房作業アクションゲームがあって、これが一つ一つの作業の正確さだけでなく上記のようなスケジューリングを要求するというなかなか興味深いゲームだったので気づかされたんですけどね。(自分以外の実行ユニットは出てこないのでスーパースカラはないけど)
このゲームはさらに「ゴキブリの出現」「食い逃げ客を追いかけて捕まえる」という「割り込み」イベントまでこなさなければいけないもので、自分がCPUになった気分でした。
んで、プロの料理人というのはまだまだ男が多数を占める世界ですよね。
だから性別による生来の向き不向きというよりも、単に料理がマルチスレッドが非常に有効なジョブなためにその置かれている環境によって料理を作る人はマルチスレッド人間化しやすいんじゃないかと思います。
うじゃうじゃ
Re:料理は (スコア:1)
判断が不要なぐらいに作業を細分化して
同時進行する際はまったくナニも考えない。
判断が必要となったら、男女関係なく同時進行できないと思います。
判断なんかしてられるか!!ってやるのは投機実行になるわけで、経験上外れたときの
ペナルティがイヤで自分が納得できるレベルの判断が着くまでは作業は中断するってのが
普通なのかな、と。
・・・なにやらCPUの話と似てますね。
#女性はその作業の細分化が得意なのかなぁ
Re:マルチタスクが必要な人間の作業 (スコア:1)
料理のうまい人の作業を盗もうと思ってみてるんだけど
同時に複数の作業をやってるせいで、どの料理のためのどの作業をやってるのか
見てるだけじゃわからなくて、解説してもらうことにしました。
ドラムはどっちかというと練習だと思います。
ピアノとかと同じで、右手なら右手だけを練習して、
反復練習でそのリズムを体に(脳に?)覚えさせます。
各部位でそれをやって、最終的に統合させます。
イメージ的には、意識は
「右手は右手パターンA、左手は左手パターンB、左足は左足パターンA」
みたいな指示制御だけしてるイメージでやってますね。
# 右手に左手パターンAとか放り込む時もあるけど、
# その場合はその前の反復練習のやりなおしになって、
# 結局右手パターンCを新規で作ってる気がする。
Re:マルチタスクが必要な人間の作業 (スコア:2, すばらしい洞察)
これが右手は曲A、左手は曲Bで、AとBの組み合わせがまったく自由、っていうのなら真にマルチタスクと呼べるでしょうが。
別にこんなことは音楽に限らず、他の分野でもいろいろありますね。スポーツだってそうだし。組み技系の格闘技だと、両手・両足に加えて、両腕・両脚・首や胴体まで意識して同時に使いますからね。
マルチタスクというのか分かりませんが (スコア:1, おもしろおかしい)
C-c したら fg みたいな。
Re:マルチタスクというのか分かりませんが (スコア:2, おもしろおかしい)
DOS時代の並列作業 (スコア:1, 興味深い)
OSがDOSでシングルタスクだった頃のほうが、マルチタスクに動き回っていたように思います。
効率的に仕事をするにはPCが1台では待ち時間だらけだったので、残業時など仕事場にいなくなった人のPCを順に借りていって、リレーをしながら作業していました。
PC-Aでデータをコンバーターをかける。その処理が終わるまでに
PC-Bで置換をかける。その処理が終わるまでに、
PC-Cで入力作業をする。頃合を見計らって
PC-Aで変換が終わったファイルをFDに書き込む。書き込みが終わるまでに
PC-Bで置換が終わったファイルを・・・・
といった具合に、待ち時間を最小限に押さえようとすると、5~6台は無駄なく有効活用することができました。
6台以上のPCをかけもちすると、それぞれの台になにをさせていたのかわからなくなったり、移動に時間がかかったりで逆に時間がかかったので、自分では6スレッドが限界だったのでしょう。
なのでWindowsが出たときは、フロッピーに書き込みをしながら、裏でほかの処理を走らせられるという挙動に大いに感激したものです。
あれから年月は流れ、今となっては2つのことはおろか、1つの仕事に集中するのが精一杯になってしまいました。
せつない。
こんなマルチタスキングも数のうち? (スコア:1)
寝坊して学校に遅刻しそうになっているヒロインが、トーストかじりつつ、髪をリボンで結びながら、重い学生カバンを腕に引っかけながら、ばたばたと道路を駆け抜けていくあれも数に入りますか?
次の角を曲がった途端メガネの男子転校生(メガネ外すと美少年←禿藁)とぶつかりますが、転校生のメガネのぶっ飛ばしつつもレンズにもフレームにも傷一つつけず、翻るプリーツスカートを戦略的に抑えてパンチラをしっかりガードし、ぶつかった相手に「危ないじゃないのよっ」と叫ぶあれです。
しかし、仮想の世界でなくとも、日本史の世界には、10人の話をちゃんと聞き分けたというマルチタスキングな偉人がいらっしゃいましたっけ。
厩戸の皇子こと聖徳太子ですよ。w
この方も、数のうちにいれておいてあげてください。ww
Re:こんなマルチタスキングも数のうち? (スコア:3, おもしろおかしい)
10人の話が違うことだったとは誰も言っていないぞっ!!
「「「「「「「「「「殿下っ!! 給料上げてくださいっ!!!!」」」」」」」」」」
『やだ』
であっても…
fjの教祖様
Re:こんなマルチタスキングも数のうち? (スコア:1)
> マルチタスキングな偉人がいらっしゃいましたっけ。
> 厩戸の皇子こと聖徳太子ですよ。w
1つの(まぁ耳は2つだが)音声入力源から各相手の話し声を一人分ずつ抽出して
記憶する作業ならマルチタスクでなくてもできるのでは。
まず全体の音として記憶しておいて後から一人ずつの会話を抽出するのか
一人ひとりの会話ずつに分割して記憶するのかは分かりませんが、
前者のが楽そうだな。
会話の内容の意味解析は相手に返事をするまでに逐次やっていけばいいし。
Re:こんなマルチタスキングも数のうち? (スコア:1)
おそらく、会話を分離して記憶する過程で意味解釈を行って情報を圧縮しておかなければ、記憶できないか、後で記憶を再生できないと思います。
Re:こんなマルチタスキングも数のうち? (スコア:1)
例えば、全然知らない複数の言語で同時にしゃべられたら、音だけ覚えてられるなんてのは普通は無理です。 それは、元の音が音楽という文法に従っていて、リアルタイムに意味解釈してるからですね。
もし音楽でもなんでもない複数の音の重なりで可能だ、というのなら、非常に稀な能力の持ち主だと思います。 それは記号セットが固定されているという文法に従っているから覚えていられるんですよ。
どんな絵が出てくるか判らず、非常に似た絵も出てくる、なんて条件だったら、普通そうたくさんは覚えられないですよ。
あなたは出来るのかもしれませんが、普通の人には無理です。
Re:こんなマルチタスキングも数のうち? (スコア:1)
つーか、むしろメガネを飛ばさず、ガードもしない方が後々有用。
つーかつーか、メガネをかけてるのは女の子の方じゃなきゃ嫌だ。個人的に。
内容によりけり (スコア:1)
どちらもこなそうとするとその度に集中が途切れてしまうから。
結果、どちらかが進まないか、どちらもあまり芳しくないか、ってなってしまう。
少なくとも私には無理でした。どちらもこなそうなんて思ったのが間違いorz
2つですらそうなのですから、複数にまたがると…オーバーフローが。
できるのは、1つだけ集中していればよくて、後は集中を必要としないとき。
//食べながら/.jを見るとか、飲みながら/.jを見るとか、音楽聴きながら/.を見るとか
Re:内容によりけり (スコア:3, 興味深い)
以下、単なる想像で根拠はないですが:
そのタスクが「集中を必要とするかどうか」よりも、脳内にある揮発しやすい作業記憶領域──心理学でいうところのチャンクとか記憶のマジックナンバーとか呼ばれるもの。CPUでいえばレジスタ相当?──の多くを動員するような作業は、多分マルチタスクに向かないのでしょう。タスクの切り替えで、その揮発した記憶を戻す必要があるから。
例えば、プログラミングなどは、マルチには向かない作業の1つ。以前ストーリーになった、プログラマの権利宣言 [slashdot.jp]で要求されている職場環境とは、要は「できるだけ思考を途切れさせることなく、コードを紡ぎだせる環境」ということなんだと思ってます。
一方で、ちょっとした(揮発記憶を多用しない)軽い処理で、脳または手の空き時間が多いようなものは、マルチで処理しても効率は下がらないように訓練することは可能でしょうね。
料理なんかはそう。1つ1つのタスクは待ち時間が結構あるし。
Re:内容によりけり (スコア:1)
まるっきり予備知識が無い人が見ても作業を引き継げるぐらい詳細なメモを書いて、前のタスクのことは
完全に頭から追い出して次のタスクに取り掛かるべきでしょう。
ただ、そうすると今度はいろんなタスクを行ったり来たりする場合にオーバーヘッドがでかくなって
結局現実的ではない、ということになっちゃいますけどね。
Re:たすくねぇ (スコア:1)
#天は自ら助くるものをタスク。
Re:マルチタスクでなく単純タイムシェアリングだろ? (スコア:1)
坂井三郎氏の書いたもので,“戦闘機乗りは同時に幾つもの判断や
操作をしなければならないことがあるし,傍からもそう見えるかも
知れないが,それは時間を短く切って逐時的に一つづつやるのだ”
ってな意味の一節がありました.
今ならそれはタイムスライスのことなのだと解りますが,何せ読んだ
のが30年前のことなので「ははぁ,凄い人は脳内まで凄いものだ」
と感心しましたなぁ.
しかしそうだとするなら,時間分割が極めて正確でないと駄目だと
思いますが,これをどうやって実現してるのか,インタラプションが
オーバヘッドにならないのかは,今以てわかりません.
Re:マルチタスクでなく単純タイムシェアリングだろ? (スコア:2, 興味深い)
何か考え事をしながら無意識のうちに落ちかかった鉛筆を拾い上げたりできるとか書いてあって、凄い人がいるものだと思いました。
列車に乗ると、並んでいる電柱を見ながらタイミング良くトリガーを引く練習をしていたとかで、
単純なタスクならほとんど考える必要なしに動けるよう、一連の動きをまとめて身体に覚えさせていたのではないかと思います。
アルツハイマー性痴呆症とかで考える能力が極端に落ちても、
作業記憶とか言われる身体に覚えさせた記憶は、なかなか消えないんだそうですよ。
Re:誰でもマルチタスクじゃん (スコア:1)
実際、脳の中で制御している部分は
ある程度、物理的に離れているわけだし。カメラマンがファインダと裸眼を同時に使うというのは当たり前の話だし、
ピアノで右手と左手で別なものを弾くのも当たり前。当たり前にマルチタスクなことが出来るのに、意識の範囲では
シングルだと信じている。むしろ、そのシングルだと信じている方がすごいと思う。
Re:誰でもマルチタスクじゃん (スコア:1, すばらしい洞察)
食べながらというのはやってみましたが、やっぱり無理ですね。
走りながらパンを(手で)口に持っていくのは難しいです。
(息があがった状態で)喉に詰まらせずに飲みこむのも難しいので、無理に食べないほうがいいと思います。