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対蚊レーザーシステム開発中 67

ストーリー by hylom
ミサイルから蚊へ華麗なる転身、 部門より

capra 曰く、

冷戦時代、米国は戦略防衛構想(通称スターウォーズ計画)を打ち出し、旧ソ連のミサイルを迎え撃つレーザー兵器の開発などを進めた。この計画に携わっていた研究者らが、現在は対蚊レーザーシステムの開発を行っているそうだ(本家記事より)。

実験システムはマグライト5個、35mmカメラのズームレンズ、レーザー及びそれらを制御するコンピュータからなる。実験では蚊は水槽内に放たれており、マグライトを水槽に照らし、水槽の反対側に取り付けられた反射材から蚊のシルエットをズームレンズが捉える。データはコンピュータに送られ、蚊であると分析されればレーザーが発射されるという仕組みとのこと。実験では30m先の蚊にレーザーを命中させることに成功しているという。

実験で使われているレーザーは蚊を殺さないため命中を音で知らせるだけだが、実際には命中すればその場で蚊が燃え上がるという。研究チームによると今後の課題は人間には無害なレーザーの強度の設定と、蚊以外の有益な虫を標的にしない正確さにあるとのこと。

将来的には家屋や村を囲むレーザーバリアの構築や、無人飛行機への搭載などが考えられるとのことで、マラリア撲滅のための研究の一つとしてビル・ゲイツ氏や米英政府などから資金援助を受けているそうだ。

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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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