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宇宙

準天頂衛星の愛称、「みちびき」に決定 21

ストーリー by hylom
結構集まるのね、 部門より

Jubilee 曰く、

各社報道やJAXAのプレスリリースによると、準天頂衛星初号機の愛称が「みちびき」に決定したそうだ。有効応募総数10,336件中328名が「名付け親」になったそうだが、えらく少ないような気もする。書きぶりから察するに、上位ランクインした名前には商標上の問題があったようにも思える。弐号機(ぉぃ)以降もこうやって命名するのだろうか。

個人的には昔風の「軌道投入に成功してから命名」という流儀の方が好きだが、命名もPRのうちと考えればこうやって大々的に募集して話題作りをするというのもアリなのだろう。

今年は「みちびき」のほか金星探査機「あかつき」も打ち上げられるし、なんといっても我らが「はやぶさ」タンが帰ってくる。実り多い年になるよう、がんばれJAXA!

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  • 早い者勝ち (スコア:2, 参考になる)

    by Takahiro_Chou (21972) on 2010年01月26日 21時29分 (#1708903) 日記

    これ [google.co.jp]ですね、わかります。

  • >3.応募状況 応募総数 11,111件 (うち有効応募総数 10,336件) 
    775件の非有効応募数ってのが、多いのか少ないのか、激しく気になる。
    どうでもいいことですがw

    --
    人事を半分尽くして天命を待つ
  • by Anonymous Coward on 2010年01月27日 1時08分 (#1709039)
    3機体制による第2段階の実証へ移行できるかどうかは不透明
    たとえそれが出来たとしても商用サービスが可能かどうかもまったく先が見えない......
    衛星作ってロケットで打ち上げる能力はあるのに日本の宇宙開発に明るい話が無いのはなぜ?
    • 商業利用 (スコア:2, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2010年01月27日 8時58分 (#1709109)

      準天頂衛星は計画当初、民間企業も参加していましたが
      計画立ち上げ数年後には全ての企業が去ってしまいました。
      地上のインフラが完備されている日本ではGPSの補完をする機能で
      成り立つビジネスモデルがどう考えても構築できないからです。

      既に利用無料のGPSがあり、衛星網の充実や受信機などの性能向上で
      精度もそれなりに確保されているのに、新たな受信機開発などで
      普及するかどうか怪しいものに投資する気は湧かないでしょう。

      当初、国の戦略としてはGPSによる測地インフラの独占を防ぐ目的
      で計画を立ち上げたのだと思いますが、予算が無くGPSのような濃密な
      衛星網を構築できないのと宗主国wの米国への配慮など複雑な力学が
      働いて今回のようなGPSの補完という中途半端な計画になってしまった
      というのも大きいと思います。更に一度構築したインフラは維持し
      続けないと意味を成さなくなりますが、国の姿勢を見ると今後
      準天頂衛星を維持し続けるのかもわかりません。
      これじゃ怖くて計画に参画できませんよね。

      一方、日本より早くから戦略上重要性が高い測地インフラの
      GPSによる独占を防ぐ目的で、欧州ではガリレオ計画を立ち上げましたが
      参画する企業も採算ベースに乗るかどうか疑問に思っている企業が多く
      計画進行は大幅に遅れています。GPS以外の測地衛星で実際に整備
      計画通りなのは初めから軍用目的の意向が強い中国の北斗やロシアの
      グロナスだけでしょう。

      ちなみに欧州ではグロナスとGPSとガリレオの三波が受信できる装置が
      あるそうなので最低でもGPSによる独占は阻止できています。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2010年01月27日 15時32分 (#1709388)
        • ロシアのGLONASSは去年6機打ち上げる予定が、軌道上の既存の機体に不具合が出た影響で、メーカーに戻って追加検査をするハメに。結局は年末ギリギリで3機は打ち上げたけど、軌道上にはトータルで19機で、まだ完全運用体制(GPS同様、最低24機)には入れない。
          (参考 [aviationweek.com])
        • 欧州のGalileoは現在軌道上にはまだたったの2機しかいない。それも厳密に言えばシステムの軌道上での試験を行う機体で、ナビゲーションに使える信号を発信できるわけじゃない。
        • 中国の北斗は、こないだ第2世代の3号機を打ち上げた [sorae.jp]ばかり。まぁ、今のところ計画通り順調という感じか?

        とまぁ、どれも今すぐGPSの代替にはなりようが無かったりする。

        みんなGPSに過度に依存したくないという気持ちは同じだけど、GPSと同等のものを独自で構築するには、それなりの金と時間が必要ということ。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          ああ、じゃあそのいまいち衛星数が足りてないプロジェクトをみんなくっつけちゃえば良い訳ですね。

      • by Anonymous Coward

        複数種類の信号を受信できる装置は欧州だけでなく日本でも普通に買えます。 
        もっともちゃんとした精度が出せるほど衛星数がそろっているのはいまのところ有効なのはGPSだけですが。 

        GPSによる独占というよりは測位精度を米国に握られることを嫌うグループが打ち上げをおこなっているというのが正しいのでしょう。
        軍用目的の意向が強いという意味では米国のGPSだって同じです。そもそもあれは軍の持ち物ですからね。
        日本の場合は世界中でつかえる必要がないので日本において既存システムの補完ができればよいのです。だからこそ静止軌道上にあるMSASに加えて建物の影や高緯度でも使えるようにQZSSという体制にしようとしているのでしょう。

        もっとも今後QZSSが有効に使われるようなアプリケーションがでてきて、予定どおりの3機体制になるかどうかは疑問が多いところですが。

        • 三基だけでは24時間日本列島をカバーする準天頂衛星網が出来ただけで、
          社会に当てにされるインフラとなるには、冗長性が欲しいところ。
          GPSは予備機も打ち上げており衛星網に穴が開きにくくしていますが
          準天頂衛星では予備機の整備までは考えられていないようです。

          予備機を付けると合計6基となりますが、本気で揃えたらそれなりに
          大きな出費になります。しかし当面それに見合う需要があるのか
          わからないので計画には予備機整備の事までは載せなかったんでしょう。
          計画立ち上げ数年で民間企業が手を引いた理由の一端にはビジネスモデル
          が見いだせな

          • by Anonymous Coward on 2010年01月27日 21時53分 (#1709556)

            > 三基だけでは24時間日本列島をカバーする準天頂衛星網が出来ただけで、

            書き方の問題かもしれないけど、気になったので。
            3基だけだと、ある時点では1基しか上空にないから、衛星「網」にはならないですね。
            最低12機あれば、常に高い仰角で4機見通せるのでGPS代替になりそうですけど、
            カバーする地域と衛星基数を考えると、割に合わないですねぇ。

            > 予備機を付けると合計6基となりますが、本気で揃えたらそれなりに
            > 大きな出費になります。しかし当面それに見合う需要があるのか
            > わからないので計画には予備機整備の事までは載せなかったんでしょう。

            予備機の予定数はわからないけど、当初の予定では国が700億円以上、民間が2000億円以上出費の
            ビッグプロジェクトだったようです。
            計画変更後は、衛星1基・ロケット・地上施設込みで455億円まで減りました。
            (2006年夏の資料なので、データがちょっと古め)
            それでも、文科省・国交相・経産省・総務省の4省間で負担割合でかなりもめているようです。
            結局文科省が6割以上の負担の見込み。
            責任の所在が不明確だから、需要がなくなった後もだらだらと続いてしまったんでしょうね。

            親コメント
          • by Anonymous Coward

            準天頂衛星ってGPSの補完、補強のための衛星で準天頂衛星群だけ測位することは考えられていないのでは?

    • by Anonymous Coward

      そう悲観的にならないで。
      少なくとも打ち上げ能力があるからこそ、明るくても暗くても宇宙開発の話をできるんですし。

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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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