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人間の最高速度、理論上は「時速64km」 62

ストーリー by hylom
まだまだ限界は見えず 部門より

insiderman 曰く、

LiveScienceに「Humans Could Run 40 mph, in Theory」という記事が出ている。内容はタイトルの通り、「理論上は、人間は時速40マイル(約64km)で走ることができる」というもの。

記事によると、優れたスプリンターが走っている際に片足にかかる負荷は800〜1000ポンド(約362〜453kg)だそうだが、人間の足はもっと大きな衝撃に耐えられるようになっているらしい。

たとえば、スプリンターが全力で走っている場合に足にかかる負荷は、片足で跳ねるような動作をする場合に足にかかる負荷の30%程度しかなく、余裕があるとのこと。つまり、筋肉の収縮速度をより速くすることで、まだまだ人間の走る速度は向上できる、ということだそうで、その限界は(理論上は)時速35〜40マイル(56〜64km)程度と考えられるそうだ。

ちなみに、「世界最速」と言われるウサイン・ボルト選手の最高速度は時速約28マイル(約45km)とのこと。

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  • 時速35〜40マイルなら (スコア:3, すばらしい洞察)

    by elderwand (34630) on 2010年01月29日 11時16分 (#1710449) 日記

    人間の最高速度、理論上は「時速60km」 って書いてくれよー。

    どうせ概算値でしょ。64 km/h なんて書かれると、63.5 〜 64.4 km/h みたいで気持ち悪いんだよね。この記事に限らず、向こうの mile を km に換算してるやつはみんなそうだが。

  • by snurf-kim (10835) on 2010年01月29日 10時28分 (#1710405) 日記

    どう足掻いても理論値のスピードが出せるわけがない点において。

    #「最大100メガ使い放題!」なんて詐欺もいいところだよなぁ。

    • by Anonymous Coward on 2010年01月29日 13時10分 (#1710575)

      いや、これは足が耐えられるってことだから、もっと正確に言うと、

      「時速64キロの車から飛び降りても大丈夫」

      って話に集約されると思うんだけど。

      時速64キロを18m/sだと概算すると、
      ・初速なしの(真空)自由落下に1.8秒までなら耐えられる。
      ・16mの高さから飛び降りても平気。

      16メートルを階高4メートルで計算すると5階のベランダの高さ(学校だと3階屋上)だから、足だけに関して言えば、この辺が限界かもって気はする。3階(=8m)くらいだと足から降りて無傷の例は結構あるし、成人が真面目に鍛えていれば4階(=清水の舞台は12m)でも大丈夫なんだろう。ただ、足が折れなくても足からの衝撃で内臓や脳髄には相当なダメージがあるだろうし、ましてや足以外で着地すると重態は免れない。実際、飛び降りは自殺の手段として確立してるんだから。5点着地とかできる人はどうだか知らないけど。

      あと、脚部が耐えられたとしても、かかとからつま先にかけての「足」そのものは64キロに耐えられないと思う。ちゃんとした靴を履いていれば大丈夫なんだろうか?

      歴史を遡っても、人間の祖先がチーターのように走ってた時代はないだろうけど、樹上生活説には一票加算ってことで。

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    • 現実のチーター並なんですね。
      漫画やラノベを読むときに思い出してほんわかした気分になりそうだなあ。
      まあ北斗神拳 [wikipedia.org]の正しさが証明されたわけですよ。

      親コメント
    • > #「最大100メガ使い放題!」なんて詐欺もいいところだよなぁ。

      理論上の最高速度がどうしても出ないのは仕方ないとしても、
      最高速度を出そうとすると、帯域の圧迫とかなんとかって理由で意図的に速度制限かけてくるのは詐欺だわな。

      # 「光の速さで動くなんて、帯域の圧迫だ」 by 神

      --
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    • by uron (39597) on 2010年01月29日 12時37分 (#1710523)
      理論上の上限が一つ判明しただけだからこれから筋肉の収縮スピードの限界とか
      成長の限界とか判明してさらに理論的上限値が下がってくるんじゃないかと思ったり。

      今回のは足の強度の問題だから、これだけなら衝撃を和らげる工夫とかしたら上限速度は上げれるかも。
      --
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      • by Anonymous Coward
        >今回のは足の強度の問題だから、これだけなら衝撃を和らげる工夫とかしたら上限速度は上げれるかも。

        強度の問題なら義足の人とかどうでしょう。
        義足の人達の競技だと専用のものに履き換えたりするんですよね。
        もしかして、生身より上の記録がもう出てたりするのかな。
        • 衝撃を吸収するだけなら、義足じゃなくても
          ドクター中松のピョンピョンがあるジャマイカ。


          衝撃と一緒に蹴り出す力も吸収されてそれほど早くは走れないけどさ。


          パラリンピックとかみてたらドライカーボン製の義足とか
          最新素材が随所に使用されていて結構アレゲな感じです。
          車椅子マラソン用とか車椅子バスケ用の車椅子とかもハイテク素材
          使ってるっぽいですし。
          そのうちパラリンピックの方が高記録叩き出す時代が来るかも。
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        • by uron (39597) on 2010年01月30日 0時03分 (#1710974)

          足の強度由来で制限される分は上限あがってるんじゃないでしょうか。
          他コメのようにドライカーボンとか生身より耐久性あるでしょうし。

          しかもドライカーボンなら軽いから足振りやすいんじゃないでしょうかね。
          よく跳ねるだろうから歩幅も大きくできるし。

          まぁ、あくまで上限であって他の部分が追いついてなかったら
          そこまで出ない訳ですが。
          もう特定用途に絞れば義足の方が性能は上なんでしょうね。
          ロッククライミング用の義足とかもあるみたいですし。

          --
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        • by Anonymous Coward

          足を取替え、腕を取替え
          それらを支える胴体をとりかえ、
          制御速度の向上のために補助チップ積んで
          脳の重さを減らすために無線で制御ですよ。

          # それなんて義体

        • by Anonymous Coward
          競技用義足が「補助具扱い」に該当しないかというのは すでに物議を醸しています。 (ピストリウスの健常者競技大会への出場とか)

          まだ「健常者以上」というのは現時点ではギリギリくらいのようですが、 雰囲気的には「義足の方が速い」という状況が いずれ出てきてもおかしくないと思われます。
    • by Anonymous Coward

      >肉の収縮速度をより速くすることで、まだまだ人間の走る速度は向上できる

      ドーピングすれば可能ってことでしょう。

      • >>>肉の収縮速度をより速くすることで、まだまだ人間の走る速度は向上できる

        >>ドーピングすれば可能ってことでしょう。

        火事場の馬鹿力、なんて言葉があるように、持てる筋力をフルに発揮できれば
        凡人でも信じられないような力を出すことが出来ますよ。
        ただ、常時それを出し続けてると、
        肉体的な負担が大きいので脳がリミッターを掛けてるだけなんですけどね。

        今回の話も、筋肉を只増やすのではなく、
        むしろそういう人間の運動に関与する脳の規制を取っ払う事が近道のように思えます。
        そういう意味で、薬物に頼るのであれば、筋肉増強剤ではなく、向精神薬でしょう。

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  • by NOBAX (21937) on 2010年01月29日 10時47分 (#1710421)
    理論的な限界はそうかも知れませんが、陸上競技はスタートとか
    コーナーとかがあるので、ロケットの理論最高速度は光の速さを越えられないと
    言っているようなものではないでしょうか。
    スタートは静止状態なので、そこから最高速度に持っていって
    減速するまでの一連の加速減速で、勝負は決まるわけで、
    素人はヨーイドンから、最初の3,4歩で1秒が経過してしまいます。
    • by s02222 (20350) on 2010年01月29日 13時03分 (#1710569)
      >ロケットの理論最高速度は光の速さを越えられない

      むしろ、究極の燃料があったとして、今知られている最高の材料でロケットの骨格を作った場合に出せる理論上の限界速度、とかそういうのかと(他のパラメータは割愛)。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      100m走がン秒出るはず。といってるのならもっともな意見といえるのだろうが、
      件の記事はそんなことはいっておらんわけで。

      何でこういう勘違いをしたのか興味深い。

      • by Anonymous Coward

        100m走世界一の人の最高速度が最速とは限らない。

    • by Anonymous Coward

      減速は気にしなくても良いんじゃ? ゴール切った後の話だし。

  • by Z80 (39572) on 2010年01月29日 13時02分 (#1710567)
    > 人間の足はもっと大きな衝撃に耐えられるようになっているらしい。

    少なくとも私の足の小指はそれ以下の負荷に耐えられませんでした…

    #しばらく動けんかったよ…
  • 足への負荷が律速になるなら, カンガルー式で両足を同時に使えばさらに上を狙えるだろうに.

  • by Anonymous Coward on 2010年01月29日 10時23分 (#1710400)

    マクロ自動車を使うのはズルしているわけですね、わかります。

    • by Anonymous Coward

      そう、まさにcheaterです。

  • by Anonymous Coward on 2010年01月29日 10時37分 (#1710411)

    64Km/hということは,100mを5.625秒で走るということですね。
    チーター [wikipedia.org]より速いぞ。

    # 一般道なら速度超過だ。車両じゃないからいいのか
    ## 歩道をこの速度で走られたら大迷惑だ

  • by Anonymous Coward on 2010年01月29日 10時54分 (#1710429)

    考えてみれば、指を動かしたりあごを動かしたりとかはとっても素早い運動ですよね
    理論上は同じ速度を足でも出せるってことかな
    #長年の疑問なのだけど、某アニメの設定にあった
    #筋肉を沢山つけると素早い動きが出来なくなるって言うのは本当?

  • by Anonymous Coward on 2010年01月29日 11時12分 (#1710443)
    40分で終わっちゃったらどうするんだ
  • by Anonymous Coward on 2010年01月29日 11時22分 (#1710458)
    足が絶えられたとしても、
    神経系にはちょっと無理な速度なんじゃないのかなぁ?
    • Re:えっと (スコア:4, 興味深い)

      by Ambitious Coward (31380) on 2010年01月29日 13時14分 (#1710581)
      トンボの羽ばたきは神経系の制約を超えてるそうですね。
      普通は神経からのパルス1発で筋肉が1回動くところ、トンボの場合は何回も動く。
      マネすることはできませんが、そういう方法もあるということで。
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        さすがドラゴンだけはある。

      • by Anonymous Coward

        へー。

        おいトンボ!ちょっと一回だけ羽ばたいてみ?
        とか言われたら目を回しちゃんでしょうかね。

    • by Anonymous Coward

      少なくとも「筋肉の収縮速度的には無理」って書いてある様に読める。
      構造強度と筋肉の負荷的には耐えられても、それはそれで別口の限界って気がするんだが。

  • by Anonymous Coward on 2010年01月29日 13時18分 (#1710588)
    30人31脚が6秒切るのか
  • by Anonymous Coward on 2010年01月29日 13時54分 (#1710623)

    位置エネルギーに運動エネルギーが全部変換されるとして
    mgh= (1/2)mv^2
    だから
    h = (1/2) v^2 / g
     = 0.5 * (64000/(60*60))^2 / 9.8
     ≒ 16.1 (m)

    Ω < つまり人間はりろん的に16.1mまで飛び上がることができるんだよ!

    …えーと、足の耐久度は棒高跳びの棒で補うってことで…ダメですか?
    はい、廊下に立ってます。
    ---
    カールルイスだと6mになって「ブブカすげー」と思ってたけど
    ボルトだと8mまで行く余地が現実的にあるってことかー

  • by Anonymous Coward on 2010年01月29日 14時17分 (#1710645)
    群速度だったらもっといけるぞ
  • by Anonymous Coward on 2010年01月29日 14時24分 (#1710653)

    つまり、負荷の上限ではなく、筋肉の収縮速度の上限を決めないと
    人間の最高速度の理論値は決定できないかもしれないというのが
    主張しうる結論の範囲でしょう

    人間の最高速度、理論上は「時速64km」というには飛躍しすぎ。

  • by Anonymous Coward on 2010年01月29日 14時46分 (#1710680)
    次は是非、「理論上は、人間は水の上を走ることができる」かどうかの検証をお願い致します。

    #速度では解決出来ない、かな?
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー

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