
神経幹細胞とてんかん薬で脊椎損傷治癒の可能性 16
ストーリー by hylom
飛躍的向上 部門より
飛躍的向上 部門より
aruto250 曰く、
複数の新聞やニュースサイトで取り上げられているが、神経幹細胞とてんかん薬を併用することで、脊椎の損傷によって失われた機能を取り戻すことができるかもしれないようだ。
これまでは神経幹細胞を移植した場合でも、神経幹細胞が神経細胞へ分化する確率が低すぎるため、損傷した脊椎の機能を回復することは期待できなかったが、神経幹細胞の移植と共にてんかん薬である「バルプロ酸」を投与したところ、神経幹細胞が神経細胞へ分化する確率を従来の1%程度から20%程度に高めることができたとのこと。
奈良先端科学技術大学院大学で行われた実験では、マウスの脊椎を損傷させ後ろ足を動かなくした上で、幹細胞を損傷した部分に移植し、バルプロ酸の投与を1週間続けたところ、6週間後に21匹中15匹が歩けるようになったという。回復の度合いについては、asahi.comの記事が詳しく、
治療した21匹のうち、15匹は1カ月半ほどで、股関節やひざ関節、足首が動くようになり、ぎこちないながらも、足で歩けた。残るマウスも、未治療のマウスに比べると回復がみられた。
とのことだ。
どうかこのまま順調に人間への適用がかなうようになればと思う一方で、工学的な方面に応用して何かアレゲな生物系ガジェットができないかと考えてしまった。
バルプロ酸ナトリウム (スコア:4, 参考になる)
てんかんの小発作が出るようになって二年くらい飲んでましたかね
飲まなくなって一年ほど経ちますが発作は一度もありません
発作は一日三回程度でした
飲み続けなければ症状が元に戻るというたぐいの薬ではないように思います
脳神経細胞の成長を促すとかなんかそんな説明を受けたような気がします
ただまあ個人的なものなんでしょうか副作用で眠すぎていけません
歩いていてガクッとくることもままありました
まあある程度わかって使うならいい薬じゃないでしょうか
頭を良くしようと思って受験生が飲んだりとかそういう用途の話もしたかな?
「抗てんかん薬」ではなく「HDAC阻害薬」 (スコア:3, 参考になる)
バルプロ酸ですが、抗てんかん薬であると同時にヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害薬としても有名ですよね。
神経幹細胞を神経に分化させるという話なので、抗てんかん薬として働いている可能性と同時に、幹細胞のエピジェネティック制御に働いている可能性を考えないといけないはずです。
原著 [jci.org](JCIなのでFreeです)では実験結果を示して、後者であることを主張しています。
Re:「抗てんかん薬」ではなく「HDAC阻害薬」 (スコア:1, 興味深い)
いつのかはわからないが(2001年よりは後)、こんな記事も
http://plaza.umin.ac.jp/JPS1927/fpj/topic/topic119-4-263.htm [umin.ac.jp]
> 興味深いことに,催奇形性を持たないバルプロ酸のアナログである抗痙攣薬valpromide や2M2P はHDAC 阻害活性を示さなかった.さらに,Trichostatin A などのHDAC 阻害薬をマウスやXenopus のembryo に対して,バルプロ酸と同様の発生過程の異常を誘起した.これらの結果から,バルプロ酸の有する催奇形性はHDAC の阻害を介していることが示唆される.Trichostatin A などのHDAC 阻害薬は白血病をはじめ多くの細胞系で分化誘導活性を示すとともにras, sis などのがん遺伝子で形質転換した細胞の形態を正常化するなどの生物活性を示す.このため近年,HDAC 阻害薬をがん治療薬として用いる可能性が浮上している.
Re: (スコア:0)
いろいろと不思議な薬ですが、頭が良くなった気はまったくしないですね。
Re: (スコア:0)
同じく。デパゲンR飲んでます。
>頭が良くなった気はまったくしないですね。
ご同様。ただ、脊髄反射の書き込みが減った気がします。
# 躁状態が改善したという観点も。
時間が経っても効果はあるんですかね (スコア:3, 興味深い)
脊髄以外の細い神経にも効くのならもっといいんですけどどうなんでしょう。
知人でもバイク事故で肩を損傷して、肩を通ってる手の神経も切れたので片腕が不自由になった、という人が居るもので。
Re:時間が経っても効果はあるんですかね (スコア:2, 参考になる)
昔、神経を損傷した際に医者に説明されたところによると
神経が回復するしきい値として受傷から6ヶ月という数字を出されました。
それ以降だと回復が芳しくないんだとか。
(6ヶ月以降だと脳側で別の回路が稼働し始めてるとか?)
この数字は、昨今の再生医療とかが流行る前に聞いたものなので
今は違うのかもしれませんが、若くて回復が見込める世代に
治療を優先することを考えると、あまり伸びは期待できないのかもしれないなぁ、と。
(年寄り対象だと手間も時間もお金もかかりそうですし、効果も限定的とメリットが少ないでしょうから)
まぁ、治る対象が増えるのは喜ばしいことではありますね。
Re: (スコア:0)
毎年5000人以上増えているのに総数はその20倍程度ということは
やはり総じて長生きできないということなんでしょうね。
治癒うまくいって欲しいものです。
脊椎 → 脊髄 (スコア:3, 参考になる)
脊椎(せきつい):背骨のこと。脊柱とも。例)「脊椎」動物は背骨のある動物のグループ。
脊髄(せきずい):脳とつながっている神経系の器官で、脊椎に守られている。例)「脊髄」反射は、脳で意識することなく、体が勝手に反応しちゃうの。
この人も治るかな? (スコア:0)
柳田哲志アナウンサー [umk.co.jp]
Re: (スコア:0)
コレ [livedoor.jp]のやつか。
これほど痛そうなニュースも珍しい。
ここまでくると実際には痛みはそれほどないかもしれんけど。
幹細胞って… (スコア:0)
Re:幹細胞って… (スコア:1, 参考になる)
Re:幹細胞って… (スコア:2, 参考になる)
ES細胞(embryonic stem cell)って、胚性幹細胞ですが……。
自己複製能を持つ以上ESにしろiPSにしろ常にがん化のリスクを想定して臨床応用を考えるわけですが、そのことを「すぐにがん化する」と呼ぶのにも違和感はあります。通常はすぐに分化してしまうわけですし。
健常者には作用しないものか? (スコア:0)
経年劣化や、低スペックによる陳腐化を出荷後にもアップグレ-ド出来るとしたら
新型マシンの供給不足により、旧機種の保守の作業が増大してクラスタ全体の
足を引っ張るという将来の懸念がある程度は払拭できそうな気がするんだが。
多分将来に渡って自ノード=1ノード、相互保守をするバックアップ機もなければ
データを引き継ぐ次世代機の調達など夢のまた夢なウチの部所なのでAC
Re:健常者には作用しないものか? (スコア:1)
古いパソコンに使えないかな~
the.ACount