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アメリカ合衆国

畜産農場で生み出される多剤耐性菌 24

ストーリー by reo
農場でくすぶってる俺たちじゃない 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

米国の畜産農場が多剤耐性菌の温床になっているとの記事が 本家 /. 記事にて紹介されている。

畜産では低用量の抗生物質が「成長補助および感染予防手段」という本来とは異なる目的で使用されているという。低用量の抗生物質を使用すると疾病の原因を断つどころか、より強い菌を生みだしてしまう。家畜の数は人口よりも遥かに多く、このため耐性菌が生まれる確率は高い。発生した耐性菌は家畜だけでなく、周囲の環境へと感染を広げる恐れも多いにある。

米国では「畜産業において『非治療的目的での使用』が認められている 7 種の抗生物質の家畜への使用を段階的に廃止する」という法案がまとめられているとのこと。この法案では製造業者に畜産用の抗生物質の販売量および申請された使用用途の報告義務も盛り込まれている。

残念ながら、この法案は実現に向けた動きがある訳ではないという。ただし EU では食用動物への抗生物質の使用を禁止し、その他の抗生物質の使用を全て監視するという法案が可決しており、将来的には米国でも実現が期待されているそうだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 家畜だけではなく、猫犬などのペットでの抗生剤の適正使用も大切。日本の都市部で牛糞や鶏糞が撒き散らされるのもゼロではないが、それに比べて糞量は多い。豚さんとテトラサイクリン耐性の卒論はこちら[抄録 [tsukuba.ac.jp]・本文 [tsukuba.ac.jp]]
    総説としてまとまっているのはこの記事 [ruralnet.or.jp]くらいか。園芸で有機たい肥大好きさんが使うと、その中にペニシリンの耐性菌が半分ほど含まれるという。自分で作るときも含めて、高温で発酵できれば細菌は死滅するのだが、発酵ではなくて腐敗 [pref.mie.jp]しているのをオラが肥料はよく出来たと勘違いしている人もいる。
    手洗いせずに生齧りとか、土の味で地味を見るとか、やれば耐性菌がおなかに入る。ペットへの口移しやら同衾も同じ話。
  • これは (スコア:4, 興味深い)

    by tadikarawo (35287) <a3172946@jnxjn.com> on 2010年10月04日 22時38分 (#1834933)
    日本ではあんまりニュースにならんだけでMRSAなんか家畜にはしゃれにならん拡散の仕方
    してるはずですよ。とにかく農家に抗生物質が常備してあってちょっとした病気でも
    使っちゃうもんだから。ヴァンコマイシンが利かない菌もでたとか昔聞いたっけ。
    国内でこの手の統計データはとってるんだかどうだか、調べて滅茶苦茶な数字出ると農水行政
    から農協、獣医、末端の農家まで巻き込んで面倒くさいから見ない振りしてるんだろう、と
    個人的には思ってんですがね。耐性菌もってる家畜に触れたら人間だけでもきちっと消毒しろって
    指示だけは出してるようですが。
    • by Anonymous Coward

      > 日本ではあんまりニュースにならんだけで
      単純に家畜のMRSAごときニュースバリューがないからですよ。海外メディアとは視点が違うんです。

      • Re:これは (スコア:4, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2010年10月06日 11時46分 (#1835939)

        >海外メディアとは視点が違うんです。
        日本のマスゴミが科学音痴の馬鹿ばかりというのを抜きにしても、
        既に人間が感染源になって耐性菌が広まってるからでは?
        https://aspara.asahi.com/blog/border/entry/2zGKcCpH1E [asahi.com]

        「というのは、日本ではカルバペネム耐性の病原菌なんて、ぜ~んぜん珍しくないからです。
        院内感染対策やっている医者に言わせれば、日常的と言ってもいいくらいです。なぜかと言うと、
        日本ほど抗生物質が乱用されている国も珍しいからかもしれませんね。

        日本は医療費も安いし、使える薬もたくさんあります。そうなるとですね、「効果は狭くても
        安い薬から」というインセンティブが働きにくいんでしょうね。最初から、がっちりカルバペネムを
        使うお医者さんが日本にはたくさんいます。滅多に空振りしないので、患者さんからも感謝されます。

        先日、私の長男が中耳炎になって、近所の耳鼻科の先生を受診しました。もらってきた薬が、
        これが何とカルバペネムの内服薬でした。「おぉ、5歳児にカルバペネムかぁ」と感動しました。
        生来健康な幼児にだってカルバペネムから治療をはじめる。世界では「最後の一手」かもしれ
        ませんが、日本では「最初の一手」というのが実情です。ですから、日本ではカルバペネム
        耐性がすでに拡がってるんです」

        #モンスター患者とマスゴミが生み出す多剤耐性菌 汚染国家ニッポン。

        親コメント
        • Re:これは (スコア:2, 参考になる)

          by Anonymous Coward on 2010年10月06日 23時15分 (#1836375)

          それ貼られるの2度目 [srad.jp]だけど、モデの差を見るとTPOっちゅーかタイミングって重要だなと思うね。

          親コメント
          • by Anonymous Coward
            他にもボールド表記の有り無しに差が見られます。
            /.j には、ボールド表記はアホ記事と断定する偏向文化があるため、
            内容を検証する事がないbotモデレータシステムが、
            自動的に沈めようとしてしまったのが実情ではないでしょうか?

            botモデレータシステムは、bot読者によって構成されていますので、
            /.j 社会文化に起因する不具合と言えるでしょう。

            不具合報告しておきますね。
      • Re:これは (スコア:1, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2010年10月06日 11時33分 (#1835929)
        なんの。ひとたび被害者が出たときの問題意識の高さは欧米の比ではありません
        親コメント
      • by greentea (17971) on 2010年10月06日 11時41分 (#1835934) 日記

        家畜にしか影響がないなら、ニュースバリューは低いかもしれません。
        けど、そうじゃないでしょう。

        --
        1を聞いて0を知れ!
        親コメント
        • by Anonymous Coward

          「日本のマスゴミが報道しない=ニュースバリューがない」ですよ。この等式が尖閣諸島問題の反中デモ報道で完璧に証明されたことは最近の/.Jの日記を見ても明らかです。違うと思い上がっているのはネトウヨだけです。

  • 菌なんて、飛行機でいくらでも運ばれてくる時代なのですから。

    無意味とは言いません。大きな一歩だと思います。
    けれど、いくつかの国が協調して、自国内での抗生物質使用の制限に加え、
    制限の甘い国からの畜産物の輸入を停止もしないとダメだと思うのです。

    # つまり、仮に日欧米が使用をやめたとしても、中国がやめないとどうにもならない気がする、と。

    --
    1を聞いて0を知れ!
  • by mnk (40844) on 2010年10月06日 11時59分 (#1835953)
    確か、養鶏で抗生物質を使わないとかなり飼料効率が落ちてコストが高くなるという話を聞いたことがあるような気がするのですが、大丈夫かしら?

    抗インフルエンザ薬のアマンタジンは既に9割以上に耐性を取られていますが、原因が中国で養鶏に利用されていたことじゃないかと言う話を思い出しますね。
  • by rikipoco (28649) on 2010年10月06日 14時27分 (#1836083)
    そもそも家畜飼料に抗生物質がたっぷり。軽い風邪ならマクド喰えば治る、とうそぶいている友人も居ます。
    • by Anonymous Coward on 2010年10月07日 0時42分 (#1836405)
      治療で使われる抗生剤と飼料に含まれる抗生剤とはそもそも含量が違います。
      飼料に含まれてるのはかなり少なめで、しっかり菌を殺せないので逆に耐性菌が増えやすいんです。
      いつ頃からどういったいきさつで飼料に入れるようになったのかは知りませんが、
      これをなくすと増体率(肥え太る速度)がかなり低下するとのこと。

      ちなみにお肉には風邪に効くほど抗生剤は残ってませんよ。
      治療のために筋注したら残るかもしれませんけど、休薬期間(薬によって期間は違う)おきますから…

      #乳房に抗生剤を入れた牛から乳を搾ってしまって、何トンも牛乳廃棄なんてことはたまにあります。
      #ダイレクトに薬が混入するんで、さすがに検査ではねられて流通はしません…
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      これだから大阪人は…
      マクドは安いオージービーフだから抗生物質なんて入ってませんよ。
      抗生物質や羊の脳髄入りの高価な飼料なんて食べていません。
      MRSAやクロイツフェルトヤコブ病なんて贅沢病です。

  • by STRing (14928) on 2010年10月06日 15時49分 (#1836131) 日記

    抗生物質を投与したら食べられなくなっちゃうのでは?

    • by gonzo (38147) on 2010年10月07日 13時55分 (#1836648)

      この一文で分かってくれる人がどれだけいるだろうか・・・

      # ヒヨちゃんが風邪(というかインフル)になった話だよね?
      # 鳥に感染したインフルエンザ=>鳥インフルと思うと怖い

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年10月06日 12時08分 (#1835961)
    耐性菌の問題が深刻なのは知っているので,使用制限には賛成です.

    ところで,簡単に検索してみたところ,抗生物質の総使用量のうち,半分かそれ以上が家畜に使われているという情報がありました.ここで家畜への使用を制限すると,抗生物質の売上が半分程度に落ち込むことが予想されます.

    直感的には,抗生物質の特許を多く持っている製薬会社や国が黙っていないと思うのですが,実際のところはどうなのでしょうか.もちろん,長期的な視点に立てば,抗生物質が有効な期間が伸びる(と期待される)ので,製薬会社などにとっても利益のある話のはずですが.
    • by Anonymous Coward

      ところで,簡単に検索してみたところ,抗生物質の総使用量のうち,半分かそれ以上が家畜に使われているという情報がありました.ここで家畜への使用を制限すると,抗生物質の売上が半分程度に落ち込むことが予想されます.

      半分の半分は半分なのだ~(ぅぉぃ

      「それ以上」ってあるから間違いとも言い切れないけど。。。

      • by Anonymous Coward
        別に元コメントはオカシイ事は言ってないと思うが。
        総使用量の半分を占める家畜への使用を制限(ゼロに)したら、総使用量は半分になるよね。

        まぁ売上が半減かはわからないけど。
    • by Anonymous Coward

      総使用「量」ってとこが気になるなあ。

      ペニシリンみたいに古い抗生物質はとっくに特許が切れてるだろうから製造費のみで安いけど、
      カルバペネム?みたいな新しい強力な、そして最後の切り札となる抗生物質は特許の
      こともあって高値に設定されているのでは?

      ならば家畜用に使われているのは耐性菌が既に存在しているような安くて古い抗生物質なので、
      制限することは無駄とは言わないがそんなに重要でもない。むしろ風邪のような軽度の病気への
      強力な抗生物質の使用を厳禁にすべきかと思います。

      まあ普通の先進国は、言われるまでもなく既にそうなっているんでしょう。
      違うのはどこぞの東洋の島国くらい。

  • by Anonymous Coward on 2010年10月06日 13時27分 (#1836051)
    菌やウイルスとは仕組みが違うけれど、ゴキブリだって鼠だって今じゃ毒入りのエサを平気で食ってる。
    完全に殲滅して根絶やしにしない限り生き残る奴は生き残るわけで、その世代交代を繰り返せば結果的には耐性を持つことになる。

    予防とか治療とか、防除とか駆除と言うけれど、その辺の考え方を議論しないと根本的な解は見つからない気がする。
    • by Anonymous Coward
      種をそこから絶滅させると、
      その種の被捕食種が大量発生するという
      猫投下作戦 [wikipedia.org]の例があるけど、
      やっぱ菌でも考慮が必要?
      • by benjo-kohrogi (5193) on 2010年10月06日 22時28分 (#1836361)
        細菌は生物ピラミッドの底辺です。 なので、捕食者 vs. 被捕食者という関係は、原則ありません。

        問題は、耐性菌と感受性菌が生存競争をくりひろげる環境への影響です。

        • 不十分な抗菌薬を使い続ける → 耐性菌に有利となる
        • 抗菌薬をやめる → 耐性菌に不利となる

        感染症には、「最初から、耐性を作らせないほど十分な抗菌薬で一気に殲滅」が基本。 耐性株ができちゃったら、「余計な抗菌薬をやめる」のが最も合理的な作戦。 抗菌薬やめれば、耐性株はせいぜい細々と生き延びる道しかなくなる。

        要は半端に抗菌薬を使うのがいけないのです。

        # わかっちゃいるけど、やめられない

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