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テクノロジー

MIT、1兆フレーム/秒で撮影できるカメラを開発 16

ストーリー by hylom
何を撮る? 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

MITが毎秒1兆フレームの撮影が行えるカメラを開発した(ITmediaMIT news)。

このカメラは「ストリークカメラ」と呼ばれる超高速光検出器を使用しているそうだ。ストリークカメラは1次元の情報しか記録できないため、同じ対象を何度も撮影し、その情報を合成して動画を作成するという。原理上、正確な反復が行えない現象は記録できないとのことで、撮影できる対象は限られるとのこと。

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  • んー (スコア:5, 参考になる)

    by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2011年12月16日 21時07分 (#2067532) 日記

    通常の1次元のストリークカメラ使ってる以上,二次元イメージを取るために何度も積算してるってのはそうなんですが,これ,本質的に積算しないと像が得られないってのもあるんですよ.

    というのも,単純に考えていただければ分かる通り,非常に短時間のイメージングを行おうとすると散乱されてくる光子の数もそれに応じて少なくなるんですよね.普通のカメラでシャッタースピードを速くすると暗くなるのと同じです.
    そのため,何度も同じ事を積算してやってようやく像が得られます.
    (非常に強い散乱や発光の場合は単発でいけるものもありますが)

    ストリークカメラそのものの原理に関しては,浜ホトの冊子が分かりやすいんじゃないかと思います.
    http://jp.hamamatsu.com/resources/products/sys/pdf/jpn/streakh.pdf [hamamatsu.com]
    基本動作はオシロに似ていて,トリガ(これは測定用のパルスレーザーと同期させる)と同期して高電圧を振ってシグナルの出てくる位置を上下に振ることで,縦軸を時間軸として分解できる,というものです.高速で上下に振れば,時間分解能が上がる,と.

    あと,ストリークカメラを二次元化して一気に像が得られるようにしたものとかも作っている人がいます.阪大あたりが,ピコ秒レベルの時間分解能とミクロンサイズの空間分解能を使ってレーザー爆縮実験の解析とかしてるのを見た覚えが.

  • 3バカが開発したのは (スコア:3, おもしろおかしい)

    by papa-pahoo (30621) on 2011年12月16日 20時41分 (#2067525) ホームページ
    MIT首席卒業の3バカが開発したハイスピードカメラは
    毎秒100万コマだったわけだが‥‥(「侵略!イカ娘」第9巻参照)
    わずか1年でこの進歩。
    MIT、恐るべし。
  • by Anonymous Coward on 2011年12月16日 18時20分 (#2067454)

    たくさんズラーっと並べたら2次元で撮影出来るんじゃない?

  • by Anonymous Coward on 2011年12月16日 18時43分 (#2067462)
    2次元のものを撮影するもんじゃないの?
    • by Anonymous Coward

      3次元を2次元に写し込むことではなくて?

    • by Anonymous Coward

      競馬などの写真判定用カメラは同時には1次元しか撮影しません。

  • by Anonymous Coward on 2011年12月16日 18時48分 (#2067467)

    そういうのってカメラていうのか?
    記録するのが光であるならカメラって表現していいのかな。

  • by Anonymous Coward on 2011年12月16日 18時50分 (#2067468)

    二次元より一次元だな

  • by Anonymous Coward on 2011年12月16日 19時06分 (#2067477)

    イメージスキャナのセンサはカメラとは云わないけど、
    あれが1次元のカメラです。
    対象をドラムに貼り付けてまわせばよい。
    こんなのとか。
    http://elm-chan.org/works/lcam/report_j.html [elm-chan.org]

    • by Anonymous Coward on 2011年12月16日 20時20分 (#2067515)

      ラインセンサが出来る前は1点だけのセンサでした。
      回るドラムの前をプリンタのヘッド(機能はCDのピックアップの方が近いけど大きさはプリンタヘッドに近い)のようなものが動いていました。
      FAX装置として見たのは、博物館だったか。

      親コメント
      • by chocopa (14067) on 2011年12月17日 12時02分 (#2067733)

        80年代の雑誌I/Oの記事で、プリンターヘッドにフォトダイオードを入れたシャーペンの先を取り付けてイメージスキャナを自作する記事がありました。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        1点センサといえば
        学生の頃はまだ静電破壊のFAX原紙でガリ版やってたなぁ
        今のひまわりはどうかしらないけどスピン安定のやつは
        そのスピン回転でスキャンしてましたね。

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