
遺伝子操作で絶滅種を復活させられるとしたら、やるべき? 104
ストーリー by hylom
そして発生する大災害 部門より
そして発生する大災害 部門より
danceman 曰く、
Atlantic記事が、もし現代遺伝学の力で絶滅種を復活させることができるとしたらやるべきだろうか、と問いかけている(本家/.、The Atlantic記事)。
地球上では30億年以上に渡って、500億種を超えるかもしれない、あらゆる種の絶滅が繰り返されてきた。地球に誕生した種のうち90%以上が絶滅しているとする専門家もいる。気候の変動など自然環境の変化に生物種の絶滅はつきもので、適応しきれずに絶滅する種がいる一方で、新しい環境に適応する新種が誕生してきた。しかし、種を絶滅に追い込むまで生息地を奪ったり狩猟を行うなどする人間が、いまや生物種絶滅の元凶となっている。
現在のところ、種が絶滅してしまえばそれっきりとなっていまう。だがもし、遺伝子操作で絶滅種を復活させることができるのであればやるべきなのだろうか。絶滅種を復活させるということは、人間の起こしてきた害を帳消しにできる一方で、今日の生態系を乱すことにもなりかねない。
絶滅したのには意味があるんじゃない? (スコア:4, すばらしい洞察)
人間のせいだろうが環境破壊のせいだろうが、それも含めて淘汰なんじゃないの?
絶滅させないように大事にしましょうって方向に行くのはいいと思うけど。
# そんなこと言ってたら人間絶滅したらどうすんの?って気もしますけど。
Re:絶滅したのには意味があるんじゃない? (スコア:4, すばらしい洞察)
人間も地球が生み出した生物ですからね。人間が都市を作るのもアリが蟻塚を作るのも
本質的には変わらないという話はある。
環境を変えてしまう生き物も人間だけではないし、恐竜なんかも増えすぎて
環境に影響を与えたんではという説もあったりしますね。
人間の知性も自然が生み出したものだから、人間の営みもまた自然や環境の一部であろう
という立場を取った場合、なぜ
>絶滅させないように大事にしましょう
というように他の種のことを気にかけたりしなければならないのか、という問題も出てきますけど。
Re:絶滅したのには意味があるんじゃない? (スコア:5, すばらしい洞察)
理由は元コメのように、人間の営みもまた自然や環境の一部だから。
そして、人間がそうしたいがために他の種を絶滅させたって、絶滅から守ったって
別にかまわないと思うのです。
いまは人間が他の生物にくらべて圧倒的に優位で、生存競争に大勝しているわけですから。
ざまぁみろ自然生物くらいの考えで、時々事故っておそわれるくらいで良いと思うんですよ。
だから、犬とか猫とか牛とか豚とか、ちゃんと人間との関係性の上で
生存戦略を選んだ(選ばされた)動物だけを守るという判断だってそれはそれでありなわけですよ。
ただ、人間は、人間が生きられる環境を破壊するようなことはしない方が良い。
これが自然破壊は駄目だの本質で、別に自然のためでも地球のためでもなく
人間のために人間の環境を破壊しないっていう自明の話であるべきじゃないかなと思ったり。
もちろん、自然破壊をしても人間の快適な生存環境が破壊されないならそれはしたいようにすれば。
でいいはず。
Re:絶滅したのには意味があるんじゃない? (スコア:2)
他の生物を守らなければならない理由はこれでしょうね。
>人間の快適な生存環境が破壊されない
生物のネットワークを解き明かしているわけではないので、ある種の絶滅が
環境に及ぼす影響について、はっきりしたことが言えないということがあるので。
種のバリエーションが減りすぎると、おそらくは環境に重大な影響が出てくるでしょうし。
現状維持が安全ということから、できるだけ他の生物も守ろうね、という方向付けが
できるのだろうと理解してますけど。