理研、粘菌の行動原理に基づいて「多本腕バンディット問題」を解く方法を考案 8
ストーリー by hylom
粘菌を量子ドットで再現 部門より
粘菌を量子ドットで再現 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
理化学研究所は単細胞生物「粘菌」の行動原理に基づいた、「新しい概念のコンピュータ」を開発したと発表した(マイナビニュース、朝日新聞)。粘菌は、全体として秩序立った変形・移動運動や、置かれた環境中で自らの行動を最適化する合理的な意思決定を実現できるため、自律分散型情報処理システムのモデル生物として、近年、研究が進められている。
発表によると、開発されたのは「多本腕バンディット問題」と呼ばれる、「複数台で設定の異なるスロットマシンのうち、最も報酬が多く得られる可能性のあるスロットマシンを見つける」という問題を解くアルゴリズム。
粘菌の行動原理は、量子ドット間の近接場光を介したエネルギー移動プロセスに類似しているとのことで、近接場光を利用して粘菌の情報処理能力を量子ドットで再現し、これを使って多本腕バンディット問題を効率よく解決するアルゴリズムを開発したという。これにより、多本碗バンディット問題を解くための既存アルゴリズムの中で最速とされているものを上回る性能を得られたそうだ。
今回の成果は、動的に変化する不確実な環境下で速く正確な意思決定を要求される数多くの局面で有用なシステムの構築が可能になることが期待されるとしている。
多本腕? (スコア:0)
主題歌 (スコア:0)
粘菌、粘菌、どこへ行く。ビューンと這い寄る粘菌28号
Re:主題歌 (スコア:1)
♪闇に隠れて生きる 俺達年金人間なのさっ
Re: (スコア:0)
理研、新製品を発表。粘る粘菌ちゃん。とか虚構新聞に……出るわけないか
Re: (スコア:0)
無粋を承知で聞きますけど、それって何と何を引っ掛けたネタなんですか?
収穫期に入りつつある? (スコア:0)
東工大教授の考案した量子アニーリングをカナダのベンチャー企業の
D-Wave社が実用化したように、量子現象を用いたアルゴリズムの
コンピューターが収穫期に入りつつあるという事でしょうか。
他にも色々出て来てカンブリア爆発みたいになると外野としても楽しい。
Re: (スコア:0)
アルゴリズムはたくさん開発されてるけど実際のハードウェアはまだまだよねぇ
実用な量子ゲート式のコンピューターはあと何年後ぐらいになるんだろうか?