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サイエンス

男女で脳内の情報処理経路は異なる、という研究結果 35

ストーリー by hylom
なぜ違いが表れるのだろうか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

University of Philadelphiaによる研究において、男女間では脳内の神経回路の構成に大きな違いが存在することが分かったという(本家/.)。具体的には、男性は脳の前面から後面に、女性は側面から側面に神経回路が接続されているという。これにより、男性は脳の左脳/右脳それぞれ単体内部での情報処理に優れ、いっぽう女性は左脳/右脳の相互通信を使った情報処理に優れているそうだ。

そのため、男性は空間認識・構成能力に優れ、女性は直感や分析能力を使ったコミュニケーションに優れる、という差異が現れるという。

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  • by Anonymous Coward on 2013年12月05日 19時25分 (#2506713)

    冒頭に紹介されている文ですが、 もとの論文 [pnas.org]のアブストラクトを読む限り、もとの論文に書かれていることから話がずれているような気がします。

    男女間では脳内の神経回路の構成に大きな違いが存在することが分かったという(本家/.)。具体的には、男性は脳の前面から後面に、女性は側面から側面に神経回路が接続されているという。

    まずこれが今回の結果として分かったこと。(しかしコメント #2506538 [srad.jp] を拝見すると、結合そのものを見ているのでもないようなので、なんだかわからなくなってきますが、とりあえず。)

    次に、

    これにより、男性は脳の左脳/右脳それぞれ単体内部での情報処理に優れ、いっぽう女性は左脳/右脳の相互通信を使った情報処理に優れているそうだ。

    とあり、これはおそらく論文の"Significance"欄にある

    The results establish that male brains are optimized for intrahemispheric and female brains for interhemispheric communication.

    のことと思います。(ただし、著者らはcommunicationを測定したわけではないようなので、こう言い切ってしまっていいのかな、という感想を持ちました。)

    また、

    そのため、男性は空間認識・構成能力に優れ、女性は直感や分析能力を使ったコミュニケーションに優れる、という差異が現れるという。

    と書いていますが、これは正しくありません。もしもそのように書いてしまうと、性別による能力差が性別による結合の差異で説明できた、と著者らが主張しているように読めますが、著者らはそんなことは書いていないと思います。

    BBCの記事 [bbc.co.uk]ではむしろ逆で、脳の配線の様子と実際の行動の関係はもっとよく調べないといけないと書かれています:

    However, he said care must be taken in drawing conclusions from the study, as the precise relationships between how our brains are wired and our performance on particular tasks needed further investigation.

    "We cannot say yet that one is causing the other.

    "Furthermore, the measure used in the study, called "connectivity", is only one aspect of how our brains our wired.

    興味深い研究を紹介して下さったのはありがたいのですが、「わかったこと」と「想像していること」は区別して書かないのは良くないです。

    さらに、もとの論文へのリンクはつけるべきでしょう。

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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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