
男女で脳内の情報処理経路は異なる、という研究結果 35
ストーリー by hylom
なぜ違いが表れるのだろうか 部門より
なぜ違いが表れるのだろうか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
University of Philadelphiaによる研究において、男女間では脳内の神経回路の構成に大きな違いが存在することが分かったという(本家/.)。具体的には、男性は脳の前面から後面に、女性は側面から側面に神経回路が接続されているという。これにより、男性は脳の左脳/右脳それぞれ単体内部での情報処理に優れ、いっぽう女性は左脳/右脳の相互通信を使った情報処理に優れているそうだ。
そのため、男性は空間認識・構成能力に優れ、女性は直感や分析能力を使ったコミュニケーションに優れる、という差異が現れるという。
伝言ゲームでどんどんズレる。。。 (スコア:3, 参考になる)
冒頭に紹介されている文ですが、 もとの論文 [pnas.org]のアブストラクトを読む限り、もとの論文に書かれていることから話がずれているような気がします。
まずこれが今回の結果として分かったこと。(しかしコメント #2506538 [srad.jp] を拝見すると、結合そのものを見ているのでもないようなので、なんだかわからなくなってきますが、とりあえず。)
次に、
とあり、これはおそらく論文の"Significance"欄にある
のことと思います。(ただし、著者らはcommunicationを測定したわけではないようなので、こう言い切ってしまっていいのかな、という感想を持ちました。)
また、
と書いていますが、これは正しくありません。もしもそのように書いてしまうと、性別による能力差が性別による結合の差異で説明できた、と著者らが主張しているように読めますが、著者らはそんなことは書いていないと思います。
BBCの記事 [bbc.co.uk]ではむしろ逆で、脳の配線の様子と実際の行動の関係はもっとよく調べないといけないと書かれています:
興味深い研究を紹介して下さったのはありがたいのですが、「わかったこと」と「想像していること」は区別して書かないのは良くないです。
さらに、もとの論文へのリンクはつけるべきでしょう。