脳の前障に電気刺激を与えると意識を失うことが発見される 35
ストーリー by hylom
副作用は無いのだろうか 部門より
副作用は無いのだろうか 部門より
eggy 曰く、
ジョージ・ワシントン大学のMohamad Koubeissi氏が率いる研究チームが、脳の一部である前障に電気刺激を与えることで、「意識のスイッチ」をオフにすることができたと発表しているそうだ。前障に電気刺激を与える実験はこれまで行われておらず、これが世界で初めとなる (New Scientist、Slashdot)。
同チームは脳深部刺激電極を用いて、癲癇持ちの女性の脳の各エリアに電流を流すことで、癲癇の発生場所を特定する検査を行っていた。 刺激電極を前障の横に配置して高周波電気刺激を流したところ、女性は意識を失い、読書を止めて空中をぽかんと見つめていたとのこと。また聴覚及び視覚的反応もなく、呼吸も徐々にゆっくりになっていったという。そして電流を止めると忽ち意識を取り戻したのだが、電流を流していた間のことについては一切記憶がなかった。実験は2日間に渡って行われ、 前障に電流を流す度に同様の反応がみられたという。
これまで多くの研究者により、前障には、バラバラに活動する脳の各エリアの知覚を一つの体験となるようまとめる役割があるとする学説が提唱されてきたが、今回の実験を行ったKoubeissi氏も同様の見解を示している。 脳を車に例えると、前障はイグニションキーのようなものといえるそうだ。車は様々なパーツが機能することで動くが、これらのパーツを一斉に起動するために鍵を差し込める箇所は一カ所しかない、ということらしい。
バトル漫画に採用されそう (スコア:3)
B「奴の能力は電気! 一瞬で 前障を探り当て動きを止めた間にトドメを刺す。
人呼んで、エレクトリック・イール!」 <説明係乙。
(略)
エレ(略)「なにぃ! 俺の技が効かない・・だと!」
ヒーロ「ふふふ・・ (略)」
Re:バトル漫画に採用されそう (スコア:1)
電撃使い(エレクトロマスター)の汎用性がさらに高まりますな。
Re:バトル漫画に採用されそう (スコア:1)
ヒーロ「ふふふ・・ (私の脳はコンパクト)」
Re: (スコア:0)
ダマラム、いつのまにヒーローに…
Re: (スコア:0)
> エレ(略)「なにぃ! 俺の技が効かない・・だと!」
ゴムは電気を通さないもんね~
# ピカチューを捕まえようとしたロケット団が何回か使用
# 毎回使えないのは予算か何かの関係だろうか?
Re: (スコア:0)
> ゴムは電気を通さないもんね~
ダーリンのばかー!
# つい懐かしくって
Re: (スコア:0)
「あ、それ半導電性ゴムやから特高電圧には気ぃつけてなーw」
Re: (スコア:0)
紫電掌は生身の人間にも効くんだな。
Re: (スコア:0)
お仕置きだっちゃ!
記憶 (スコア:2)
これは記憶しているけど思い出せないとかいう状態なんだろうか。
やはり知覚している状態でないと記憶というものは連動しないとかそういう感じなのかな。
痛覚は (スコア:1)
どうなんでしょうね。
麻酔にも使えるのかな。
Re:痛覚は (スコア:3)
ならないんじゃないかなあと推測します。
(虫歯の治療くらいなら使えるのかな…?)
Re: (スコア:0)
脳の深いところに電極突っ込むんで非侵襲ってわけでもなし、麻酔の代替としては実用的じゃないんじゃないの?
Re: (スコア:0)
意識も感覚もあるが体は動かせなくて、電流を止めるとそのときのことを全てわすれている…とかだったりして。
Re: (スコア:0)
牛の屠殺前の無力化に、頭部に電気ショックを与えて意識を失わせていたりしますが、それの人間版ですね。
牛は意識回復後に感想を述べてくれたりしないのと較べて、人間だとこういう時は便利です。
人体実験すげー (スコア:1)
全ては医学発展と人類繁栄の為
Re: (スコア:0)
何かを想定して非難しているのか、素朴な感想(笑)なのかもしれませんが。
今回の話は本文にもあるようにそもそも検査が主目的で、実験が目的なのではありません。
てんかんの仕組みの一つとして、脳の一部に異常電流が流れる(正確には違う表現のはずだけどいいや)のですが、それが人によって異なる。
場所が分かれば外科その他の手段で根本的治療ができるかもしれない(薬で発作が抑えられるとしても、根本的治療ができるならそれに越したことはないわけで)。
なので、「てんかんの治療と称して脳に針刺すの禁止!」みたいな主張なら(同意するかはさておき)理解できますが、
「これは人体実験だ!」とか言われたら臨床医は何もできませんよ。
治療や検査も「人体実験!」、そこから何か発見したものを発表したら「医学を優先してひどいことを!」とか言われちゃうんだから。
・・・もちろん、本人もしくは家族に同意なしにクチュクチュと治療・検査行為を超える作業を行っていたという話が出てきてるんならそれは非難されるべきですが。
Re:人体実験すげー (スコア:1)
その辺のメカニズム解明して呼吸や生存に必要な動作が維持できれば人工冬眠とか応用広がりそうに思えますね。
5億年ボタンは違うか。
#最初に思い浮かんだのは「快楽の座」、素朴な感想7割残りはアイロニーその他。
Re: (スコア:0)
人類繁栄の為ってあーた、意識を失った女性を・・・
そりゃ犯罪でっせ
#想像力が逞しい気がするのでAC
Re:人体実験すげー (スコア:1)
>人類繁栄の為ってあーた、意識を失った女性を・・・
人類繁栄(殖?)しそうな妄想をしそう
Re: (スコア:0)
さすがに人間で追試は無視じゃないでしょうかね。今後は動物実験では。
Re: (スコア:0)
ついに世界中の男の夢の実現がみえたぁ
#違うの?でも,倒れたりしないのか気になるところ
睡眠 (スコア:1)
気絶することにより睡眠のきっかけになればいいなと思います。
寝付きが悪く、睡眠導入剤を飲んでもなかなか難しいのです。
#一瞬で寝てしまえる人が羨ましい。
ロボトミーといい (スコア:0)
昔から米国はこういう実験好きだけど頭おかしい
Re: (スコア:0)
国の頭がおかしいってのがよくわかりませんけど、
日本でもロボトミーのやばい事件はありましたよね。
Re: (スコア:0)
多くの人が研究に着手できる文明レベルとその研究を支えられる経済的背景のおかげで多数の研究者達がいて、そこに、毎日ステーキを喰っている感じのスタミナと世間様なんて気にしない個人主義とが合わさって一種のマッドサイエンティスト達が産まれる条件そろっているのでしょう。かつてのヨーロッパにもそんな科学者達がいたと思います。
Re: (スコア:0)
おかしい頭が多いからこういう実験もしなきゃならんのでしょうね。
懸念 (スコア:0)
としては兵器利用でしょうか。
#カンダタはラリホーマを唱えた
#ビアンカは眠ってしまった!
Re:懸念 (スコア:1)
ええと、「電気刺激を与えて昏倒させる兵器・武器」はすでにいろんなモノが実用化されていると思うのですが・・・。
(拷問とか、この結果の先にある何かを利用する、とかなら分かるんですが)
Re: (スコア:0)
拷問だと意識を飛ばしちゃうのは無意味なんじゃ?
# 拷問って、意識を保たれた状態のときよく聞こえるように青春時代の日記を朗読してあげるとかそんなもんだと思うんだが
Re:懸念 (スコア:1)
スタンガンは実用化されていますよ。
つまり (スコア:0)
手刀で気を失わせるときには毛糸のセータなんかを着て静電気をためておいたほうがいいのか。
気絶させる (スコア:0)
昔:みぞおちを殴って一撃で気絶させる
ちょっと前:クロロホルムを嗅がせて一瞬で気絶させる
これから:後ろから忍び寄っていきなりヘルメット状のものを頭に被せると気絶
意識の座 (スコア:0)
脳構造とか心の哲学についてはさっぱりなので適当にWikipediaで見たにわか知識ですが
1.現象的意識には統一性という未解明の問題がある。
2.現象的意識という現象を引き起こしているのは前頭葉の表面部分であると考えられている
3.記憶、知覚情報の取得などを担うのはそれ以外の側頭葉など
4.前障はその中間に位置している
てことで、前障は聴覚視覚とか言語、もっと抽象的な感情とかを単一の情報にパッケージして意識に渡すものってことでしょうかね
OSI参照モデルでいうとプレゼンテーション層的な…
…といっても意識はアプリケーション層に位置してますなんて言われてもしっくりこないが。
Re:意識の座 (スコア:1)