SpaceX、Falcon 9ロケット第一段の垂直着陸に成功 21
ストーリー by hylom
映像が特撮のようだ 部門より
映像が特撮のようだ 部門より
Yohsa 曰く、
米国の民間宇宙開発企業SpaceXが21日、米フロリダ州ケープカナベラルでFalcon 9ロケットの打ち上げ後、その第1段部分を直立状態で着陸させることに成功した(AFP、Engadget Japanese、ITmedia)。
SpaceXは以前から打ち上げ後ロケットの再利用技術について開発を進めていた。過去3回行われた実験では完全な着陸こそ失敗していたものの、回を重ねるごとに着実に進歩を見せていた。なお、第1弾の回収および再利用が可能になれば打ち上げコストを10分の1程度に圧縮できるとのことで、今後の衛星打ち上げの低コスト化が期待できる。
なお、SpaceXのライバルであるBlue Origin社は11月末、打ち上げ後のロケットの垂直離陸テストに成功していた。
参考リンク (スコア:3, 参考になる)
時間が経って、より詳しい解説記事とかも出てきてるので。
打ち上げの公式実況動画 [youtube.com]
今度はロケット、イーロン・マスクがまた革新!スペースXの「ファルコン9」、ついに垂直着陸に成功 [nikkeibp.co.jp]
「隼は舞い降りた」 - スペースXのロケット着陸成功、挑戦の歴史と意義 [mynavi.jp]
実況動画の着陸成功時の盛り上がり方がハンパないです。彼らのやる気が伝わってくる。
後、マイナビの方の記事では詳しく解説されていますが、ニュー・シェパードの垂直着陸とファルコン9の垂直着陸は見た目は似ていても、技術的難易度にはだいぶ差があります。
(あちらは垂直方向への飛行のみですが、こちらは水平方向への移動も含むより複雑な飛行経路を取っているので。)
こないだの記事といい、どうも二番煎じみたいな印象を持っている人が多いので、念のため。
Re: (スコア:0)
問題はとにもかくにも目論見どおりの低コスト打ち上げが成り立つかどうかですね
エンジンの再利用とはいっても単に整備したら次の打ち上げではなく、整備後の燃焼試験なども必要なはずで結構技術的難易度は高い
Re: (スコア:0, 参考になる)
アポロ (スコア:1)
垂直着陸というと、アポロの月着陸船のイメージがあるから、感慨が少ないような。
ようやく。。。
とりあえずはおめでとうございます (スコア:0)
とはいえ、
> 実現すればさらに低コストで「手軽な」ロケット
それは次の打ち上げに使うときに低コストなら、ですよね。
スペースシャトルがなぜ終了したか。人間が乗るために過剰な安全性を求めたとはいえ、再利用のコストが決して安くなかったからで。
Re:とりあえずはおめでとうございます (スコア:2)
まともな脱出装置がなかったのも痛かったかと。
サターンとか打ち上げ段階でも脱出できる緊急脱出用ロケットがあったと聞きますし。
下町ロケット (スコア:0)
で盛り上がっていた日本はこれでまた周回遅れですね。
さすがに1/10にはならないだろうけど、1/2〜1/3くらいにはなりそうだ。
2017年には有人飛行もあるだろうし、
予定通り2020年にH3が飛んだとしてもガラパゴス化確定か。
Re:下町ロケット (スコア:1)
先生、アリアンやアンガラも息をしてないの!!
# 周回遅れも何もアメリカの先を行くなんて事あったけ?今まで
Re: (スコア:0)
素直にパイオニアを賞賛すべきところを、わざわざ誰かを侮辱する方向にしか意識が向かない人って嫌ですね。
Re: (スコア:0)
危機感を持つのは悪いことではないと思うよ。
一番危機感を持ってるのは宇宙開発関係者だと思うが
Re: (スコア:0)
今やインドや中国にも抜かれる始末。
日本の趨勢をよく表していると言えよう。
アリアンはちゃんと対抗策を考えてる [science.srad.jp]んじゃないの?
Re: (スコア:0)
SpaceXは全段回収・再利用 [youtube.com]ももくろんでいるようで、
その際は1/100にまでコストを下げられると豪語していますよ。
H3は生まれる前から、すでに時代遅れですな。
Blue OriginってSpaceXのライバルなの? (スコア:0)
積み荷を衛星軌道上まで打ち上げる能力があるFalcon 9に対して、高々高度100km程度に到達するだけの
観光ビジネス用New Shepardは、ぜんぜんビジネスの領域が違うと思うのだが。
もっぱらトラックやバスを作っている日野自動車のライバルが、乗用車を作るトヨタだと言っているようなものだ。
普通の人はそんなこと言われたら首をかしげるだろう。
Re:Blue OriginってSpaceXのライバルなの? (スコア:3, 参考になる)
ブルーオリジンはULAとの協力で、ロシア製エンジンの入手困難で生産不可能となったアトラスVの後継機ヴァルカンの主エンジンBE-4を開発中なのよ。で、このヴァルカンロケットはBE-4エンジンのみをパラシュート降下で再利用する予定。
Re:Blue OriginってSpaceXのライバルなの? (スコア:1)
そうだなあ…その例えで言えば、
いつまでも日野自動車がコストダウンできないと、再利用ロケット技術持ってるトヨタが
トラックやバス作ってくれと顧客から言われて本当につくちゃうぞ
…って話になると思う (まぜるなきけん
Re: (スコア:0)
その例で言うなら、いつまでも日野自動車がコストダウンできないと、バイクの再利用技術持ってるヤマハがトラックやバス作ってくれと顧客から言われて本当につくちゃうぞ、って話だと思う。…現状ブルーオリジンのやってることは、タイヤで道路を走るのは同じでも、全然違うスケールの話なんだよなぁ。将来的には分からんけど。
たとえ話はややこしくなるから駄目だな。
Re:Blue OriginってSpaceXのライバルなの? (スコア:1)
ヤマハは本当につくりかねないからなあ(白目
# たしかにこのまま続けると日野自動車が言われ無き風評被害に(えー
どこに降りてくる? (スコア:0)
毎回打ち上げ場所に戻ってこれる保証はないよね
着陸して直立している奴を倒して基地まで運ぶんだよね?
Re: (スコア:0)
まさに基地外ですな
Re: (スコア:0)
大物を輸送する技術は確立されてるから、問題ないんじゃないかな。
空輸しなきゃいけないわけでもないし。
打ち上げ重量に余裕がある時は、残存燃料が多いので打ち上げ基地近くまで戻ってくるようです。
あまり余裕がない時は、洋上基地に着陸。洋上着陸は一度も成功してないけど、今回の機体は陸上だから成功したというわけではなく、機体制御用のスラスタを改良したなどが功を奏している可能性がありますので、洋上回収でも大丈夫でしょう。
全然余裕が無い場合は、足もつけずに使い捨て。
打ち上げ中にエンジン故障などで推力が足りない場合など、回収を諦めて燃料余分に使って打ち上げだけでも成功させる、というシナリオもあるようですよ。
回収する仕組みがリスクではなく冗長性に貢献してるから、シャトルよりも遥に優秀だね…。