EmDriveの原理について説明する論文、査読を通過 68
ストーリー by hylom
続報を待て 部門より
続報を待て 部門より
あるAnonymous Coward曰く、
電磁波から推力を得る「EmDrive」については中国やNASAが研究を進めているが、先日、NASA・Eagleworks研究所のホセ・ロダル博士が、EmDriveの原理について説明する論文を発表したそうだ。この論文はピアレビューを通過し、The American Institute of Aeronautics and Astronautics(AIAA)の査読付き論文誌に掲載されることが決まったという(IBTimes、IBTimesの続報、Slashdot)。
論文はJournal of Propulsion and Powerに近く掲載されるという。ホセ・ロダル博士がNasa Spaceflightフォーラムに投稿した論文名を含むコメントが根拠となっている模様。
逆方向の運動量は? (スコア:2)
まさか、マイクロ波の光子の運動量?
まあ、光の反射でも多少の駆動力はあるけど、「光」と「マイクロ波」だと光子一つの運動量って4から6桁違うから…
#受験生の時、光子一つを閉じ込めた球体の中の圧力を計算した。
Re: (スコア:0)
光子「一個」の運動量を議論しても仕方ないんじゃないかな。
ビームとしてのトータルの運動量。それは電磁波を生み出すエネルギーに比例?
#エネルギーはE=hv 運動量はp=hv/c
#らしいのでp=E/c
#まさに光子エンジン?
Re: (スコア:0)
勘違いしていた。
光子エンジンってのは宇宙船のお尻から外部に光を出すけど、このEMDRIVEってのは宇宙船の内部で発光&反射させてるのね。だから運動量保存則に反すると。
だとするなら光子エンジンがなぜ実用化しないのだろ?LED電球を宇宙船のお尻につけるだけでよさそうだが。
Re:逆方向の運動量は? (スコア:1)
太陽電池式やレーザーセールの様に宇宙船の外部からエネルギを供給しない, いわゆるロケット方式の場合, 推進に使う媒体の最適な噴射速度というのは燃料のエネルギへの変換率によって決まってきて, この最適噴射速度が光速となるのは変換率100%, すなわち反物質と物質による対消滅の場合になります.
ですから, 例えば核融合ロケットの場合でも, 発生したエネルギで光子推進しようと思えばできなくはないですけど, 残った未変換の燃料がらがデッドウェイトになって加速を鈍らすことになってしまうのです.
# このあたりの計算は石原藤夫の「銀河旅行」に詳しい
Re: (スコア:0)
役に立つレベルの推力が得られないからだろ。
Re: (スコア:0)
一応熱放射の光子を推進力にした核光子ロケット [wikipedia.org]の研究はされてるのよ?
熱放射だからって馬鹿にはできない。パイオニア・アノマリー [science.srad.jp]という実例があるんだから。
Re: (スコア:0)
核光子ロケットって、核爆弾レベルなのかな?
そうじゃなくて太陽電池レベルのエネルギーで、はやぶさのイオンエンジンを置き換えるくらいの光子エンジンって出来ないのかな?
Re: (スコア:0)
でも比推力はおそらく無限大だし、電力さえあればいいという点でも話題のEM DRIVEに比べて遜色ない。EM DRIVEが実験されてるのに何で?という思いがある。
Re: (スコア:0)
ソーラーセイル [www.jaxa.jp]じゃあかんのか?
Re: (スコア:0)
1Wのレーザーを台座に付けて総重量1kgにして1sec撃ったとき、反動はどれくらいあるんだろう? 反動があるとしたらドギャンと来るのかじんわり来るのか? もし反動が(ほとんど)無いなら何故なんだろう?
今までなかったの? (スコア:0)
これが初めて、という事に驚き。
普通仕組みの提唱から先に入るものだと思ってたけど、業界によるのかな。
Re:今までなかったの? (スコア:5, 興味深い)
1.運動量保存の法則を無視したような「理論」が先にありました。
2.そういう理論に基づいて実験を行っても動作しないのが普通ですが、EMドライブの場合、無視できない実験結果が出るようになりました。
3.言い方は悪いですがこのトンデモ理論を従来の科学から説明するために色々と仮説は出ているのですが、査読付き論文誌に載るようなレベルの説明はこれが多分初めてということです。
Re:今までなかったの? (スコア:1)
麻酔薬についての仕組みを解説した論文てないんですってよ。
Re:今までなかったの? (スコア:1)
効能が(二重盲検法で)証明されていれば原理なんかどうでもいい、とまでは言わないが別に原理が明らかになっていなくても普通に承認されるからな。
Re: (スコア:0)
そもそも古くから使われてるものは数えきれない臨床例が存在するわけだから
作用機序の解明なんて待つまでもなく承認するしかないじゃん。
Re:今までなかったの? (スコア:1)
いや、「古くからある臨床例」の報告は、開発のヒントにはなるけど承認用のデータにはならんとですよ。
分かって書いてるのかもしれないけど。
元コメの人の言うように。「効果が(ちゃんと管理された試験にて)確認されていればいい」(あと安全性とか安定性とか開発管理・製造管理とか色々あるけど)、であってる。
#でももちろん原理も無視されるわけではなく、”推測されている作用機序”は治験の例数とか含量とか安全性評価とか色んなところに影響もするけども。
Re: (スコア:0)
局所だと分かってるのもあるし
全身でも部分的には分かってたり推測つけてたりするんで、
全く不明ってわけじゃないんだからねっ!
Re: (スコア:0)
現象が先に発見されて、その後にそれを説明する理論が提唱されるのは普通にあることだろう。
鳥がなぜ空を飛べるのか人間が説明できるようになるまで、鳥は空を飛んじゃいけないのか?
Re: (スコア:0)
おれもそうだと思うけど、EmDriveは確か理論が先
でも現象が起きるのと理論が正しいかは別の話だからね
この論文の理論も正しいかどうかはこれからだと思う
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
国語の成績悪いでしょ。
「鳥が空を飛ぶ」というのは現象の例。
「それを人間が説明する」というのは#3075681 [srad.jp]の言う「仕組みの提唱」。
「普通仕組みの提唱から先に入るもの」だと思ってるなら、仕組みが提唱される前に現象が知られているようなことは
普通じゃないと思っているのか?という話。
どこの「業界」についていかほどに御精通されているのか存じませんがw
Re: (スコア:0)
字面しか読めずに騒いでる人っていますよね。。。
比喩とか修辞的疑問文とか特に。
エムドライブ (スコア:0)
ドエムライブ
Re: (スコア:0)
???
Re: (スコア:0)
お前ら平日火曜日の朝っぱらからぶっ飛ばしやがって
俺も膝に矢を受けなければ・・・
Re: (スコア:0)
基地外と見分けがつかないっていうか十分に倒錯したサディストは意図してかまたは意図せずMを殺してしまう。
人を殺す瞬間に絶頂する変態はサディストなのだろうか…
21世紀らしくなるか (スコア:0)
これで十分な推力が得られればSFで描かれたような有人で太陽系内を飛び回るような宇宙開発が可能になるかなぁ
恒星間で探査機送る事も実現できそうだよねー
Re: (スコア:0)
これが目指すのはイオンエンジン以上の効率であって大推力じゃないと思う
SF的には何も噴出しないので見た目が重力制御っぽくて良いですね
Re: (スコア:0)
仮にこれの実用化がうまくいくと
イオンエンジンはお役御免になっちゃうの?
棲み分けとか性能競争の余地あり?
Re: (スコア:0)
イオンエンジンがあるから液体や固体ロケットがお役御免になったかというと、使い分けが必要。
EmDriveが実用化しても、やっぱり棲み分けることになるだろう。
効率、最大推力、コスト、など全てで上回ればわからないけど、そううまくは行かない。
Re: (スコア:0)
「太陽系内を飛び回るような」
・・・
十分な推力というより、使っても減らない燃料(電力だけなら無限供給可能として)というのが着眼点で。
単純な推力は大きくないの。
後方にロケット噴射して、目的地まで一直線に飛ぶなんていう宇宙旅行は、いまのところない。
Re: (スコア:0)
でも火星に人を送り込むってのは帰還も含めて現実的になるんじゃないかな?
Re: (スコア:0)
火星の衛生軌道上に人を送り込むのは帰還も含めて実現が見えてくるでしょうね。
火星の地上(火上のほうがいいのか?)に帰還を前提として人を送り込むのは実現性が増すだけで非現実的なことに変わりはないでしょう。
完全に整地された地球上のスペースシャトル着地地点へスペースシャトルを着地させてそれを再整備して発射台に載せて再度撃ち上げるだけであれだけ苦労したわけですから。
現実的な問題として打ち上げ基地を現地に建設してなんだかんだとやってると時間がかかりすぎる。
多分予算が降りないし仮に通ってもやってる途中で停止かな。
Re: (スコア:0)
月ほどではないけど地球に比べれば衛星軌道上に乗せるエネルギーは少なくて済むだろうから
(ちょうど悪いニュースがあったけど)Space Xのグラスホッパーの開発が進めば応用できんかのう…
Re: (スコア:0)
火星の地上(火上のほうがいいのか?)
→太陽面、月面のように面を使うことも多いな。では全部に適用してみる。
太陽面
水面
金面
地面-月面
火面
木面
土面
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Re: (スコア:0)
木星・土星のようなガス惑星だと、表面ってどこでしょうね?
太陽だと発光している(核融合している)外縁が表面?
Re: (スコア:0)
地面ってそういう意味だったのか()
Re: (スコア:0)
恒星間で探査機送る事も実現できそうだよねー
一番近い恒星でも数光年先なんでちょっとやそっとの推力アップでは話にもなりませんよ。
大体推力が上がれば探査機にかかるGも大きくなるから探査機の強度の問題も出てくるし。
Re: (スコア:0)
強度の心配はないんじゃない?
1Gの加速を無制限に続けられるだけでも(近いのに限るけど)恒星間飛行は現実的になるでしょう。
Re: (スコア:0)
もちろんEmDriveで1Gの加速は無理なんでしょうけど
Re: (スコア:0)
なんで「もちろん」と言えるの?
Re: (スコア:0)
なんかすごいの作ってるみたいだよ。本当にできたらいいねえ。
てかこの記事の日付からもう3年たってるけど。
http://www.buildtheenterprise.o [buildtheenterprise.org]
Re: (スコア:0)
これは実験結果についての論文じゃなくて理論についての論文だから、追試で確認するようなものではない。
その理論で予言される「従来の理論では説明できなくて既知でない現象」が実験で確認される事によって
理論の正しさが証明される。
Re: (スコア:0)
オーケー、じゃあ訂正。第三者が論文の内容を元に実験に成功するまで安心するのは早いだろ。
Re: (スコア:0)
んなことあんたに言われんでも、みんなわかってるがな。
Re: (スコア:0)
ビッグバンの前は虚数時間がどうやらみたいな理論の正しさはどうやって確認してるの? やっぱ理論物理学者が妄想垂れ流し放題?
Re:STAP細胞はありまぁす (スコア:1)
補足するなら、
そういう理論は宇宙の様々な挙動に全体的に関わっているので、
その理論をつきつめれば今われわれが生きている現実時間内で確認できる何らかの「予測可能な現象」を導き出せる可能性があります。
具体的にたとえるなら、例えば「虚数時間が(略)ということは高エネルギー時の空間の曲率が(略)ということになり、□t以上の重力体の周囲に○以上の磁力を発生させることで△光年先へのタンホイザーゲートが発生する」みたいなー。
Re: (スコア:0)
単に未検証の理論として扱われているだけ。
Re: (スコア:0)
誰もこれで安心だとか言ってなくない?
Re: (スコア:0)
一体何が不安なんだろね。