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テクノロジー

岐阜大と澤藤電機、アンモニアから水素を製造する装置を開発 39

ストーリー by hylom
注目される水素生成技術 部門より

岐阜大学と澤藤電機が共同で、アンモニアから水素を製造する装置を開発したと発表した(発表PDF岐阜新聞)。

電極を備えた石英ガラス製の反応装置に気体のアンモニアを通し、高電圧をかけてプラズマを発生させることで、プラズマの電子エネルギーによってアンモニアが分解され水素と窒素が生成されるという原理。常温・大気圧で利用でき、高純度の水素を得られるという。

アンモニアは20℃・8.6気圧で液化するため扱いやすいのが特徴。液状のアンモニアから、必要なときにその場で水素を作り出して利用できるという。また、電力制御によって水素の生成量を調整できるというメリットもある。今後、燃料電池車の高圧水素タンクをアンモニアタンクとこの装置に置き換えることもできるそうだ。

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  • アンモニアから水素を生成する新手法であることは分かった。
    確かにアンモニアは常温常圧では液状なので取り扱いが比較的易しい。しかし水を電気分解して水素を生成する事と比べて化学的、エネルギー的にどれほど優位なのかはよく分からなかった。
    詳しい方のフォローを求めます。よろしく。
    • アンモニアは常温常圧では気体ですよ。8.6気圧かければ液化すると元記事に書いてあります。

      で、気体の状態では毒ガスだし液体の状態でも皮膚や粘膜への刺激が強く劇物指定の物質が、扱い易いというのはどうなんでしょう。

      # 氷点下40℃でも火花飛べば爆発するガソリンとの比較?

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      これで作った水素を原料にハーバーボッシュ法でアンモニアを作れば永久機関になるじゃん?
    • by Anonymous Coward
      おしっこから水素が作れるようになれば、盆暮れ正月GWの高速大渋滞で水素自動車の優位性が高まります! とか....
      • by Anonymous Coward on 2017年03月24日 13時05分 (#3181781)

        > おしっこから水素

        原料品質により性能が変わります

        ・美幼女…よりピュアな電気になります

        ・女王様…鞭のようなしなやか且つ切れのある電気になります

        ・ご老体…放出後も僅かに再放出可能な残尿電感のある電気になります

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2017年03月24日 12時51分 (#3181764)

        自動車「いいこと思いついた お前俺の燃料タンクの中でションベンしろ」

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          ディーゼルエンジンのトラックやバスに使われている尿素水が足りなくて入れた人はいるかも

    • by Anonymous Coward

      比較するのならアルコール改質とかの方では?
      つまり、製造ではなく輸送の為の方法だと。

    • by Anonymous Coward

      水素自体をタンクに詰めることを考えたとき、スッカスカで体積を食う割には取れるエネルギーが少ないので美味しくありません。また水素は分子が小さいため容器を透過して漏れたり金属を侵したり、案外厄介なんです。
      それだったらアンモニアの方が扱いやすいよねという話なのだと思います。

      • by Anonymous Coward

        そこで金属水素 [science.srad.jp]ですよ。

      • by Anonymous Coward

        気体水素なんか元から比較対象じゃない。電気分解や改質と比べて優位性はあるのかって話だろ?

        • by Anonymous Coward

          アンモニアは大雑把な言い方をすれば電気があれば作れますから、今の所電気から効率的に生成できない炭化水素の改質とは競合しません。

          電気は長距離輸送が困難です。少なくとも太平洋超えて運ぶなんて、今の技術では無理です。
          アンモニアなら水力発電の電気が余ってるカナダやオーストラリアに工場建てて、そこから日本へ運ぶと言う手段が成立します。

          将来的な話であれば優位さはあります。現状それがすぐに商売になるという話ではありません。
          現状は水素にするくらいなら肥料にした方が儲かるし。

    • by Anonymous Coward

      N-Hの結合エネルギーは約391kJ/mol、O-Hの結合エネルギーは約463kJ/mol

      アンモニアの方が分解しやすいのは確かだけれど、
      エネルギーの貯蔵方法としてはかなり残念だと思う。

      • by Anonymous Coward

        その差分が利用可能エネルギー、と書こうと思ったら…
        やはりアンモニア直接燃焼発電というのもあるようですね。

  • by Anonymous Coward on 2017年03月24日 12時25分 (#3181741)

    この商品はアレから抽出した水素を使っています!

  • by Anonymous Coward on 2017年03月24日 12時43分 (#3181756)
    タンクの老朽化でアンモニアが漏れたりしたら辺り一面ションベン臭くなるのかな?
    • by Anonymous Coward

      エンッ!てなってしばらくハフ...ハフ...が続く。狭い空間の場合は死ねる。

    • by Anonymous Coward

      キンカン [kinkan.co.jp]の臭いをションベン臭いと言う人はいるんだろうか?

  • by Anonymous Coward on 2017年03月24日 12時56分 (#3181775)

    >高電圧をかけてプラズマを発生させる
    >今後、燃料電池車の高圧水素タンクをアンモニアタンクとこの装置に置き換えることもできるそうだ
    プラズマ分はどこから来るの?

  • by Anonymous Coward on 2017年03月24日 13時01分 (#3181778)

    こうなる [youtube.com]まであと少しだ。胸が熱くなるな。

  • by Anonymous Coward on 2017年03月24日 19時02分 (#3182015)

    水素ブームにのっかろうとしたんだろうけど…
    固体酸化物方式の燃料電池の開発が進んじゃったんだよな
    固体酸化物方式ならアルコールだろうがケロシンだろうがなんなら石炭でも…
    固体酸化物方式だと700℃ほどの高温になるので小型化が難しかったが
    近年特に日本で素材の改良が進んじゃったんだよな
    エネファームSも大幅に小型化されたし
    業務用設置型も既に売り出されてる
    2020年ごろには自動車も製品化されるだろ

    • by Anonymous Coward

      > 2020年ごろには自動車も製品化されるだろ

      しばらく暖機してから発進という古の自動車運転の常識が復活するのか。胸熱だな。

  • by Anonymous Coward on 2017年03月28日 20時30分 (#3184026)

    PDFの中に

    > NH3 + e → 1/2N2 + 3/2H2

    な式があるのだが、これって電気的に釣り合っていない式だよね。

    アンモニアを分解して出来た水素で燃料電池を動かすとした場合、アンモニアを分解するのに必要な電力の方が燃料電池で発生する電力よりも大きい、つまりアンモニアを燃料とした燃料電池車は成立しないのではないかと思うのだが。

    # なんか、あやしい臭いがするんだが
    # アンモニアの臭いではなくて

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