
NASAの小惑星「プシケ」探査プロジェクト、スケジュールが繰り上げに 25
ストーリー by hylom
巨大な鉄塊 部門より
巨大な鉄塊 部門より
NASAの太陽系内探査プロジェクト「ディスカバリー計画」で計画されているもの1つに、小惑星「プシケ(Psyche)」の調査ミッションがある(過去記事)。このミッションでは同名の探査機Psycheを打ち上げて調査を行うというものだが、当初2023年に予定されていたこの探査機の打ち上げが2022年に繰り上げられたようだ(Spaceflight Now)。
プシケは火星と木星の間の軌道を公転する小惑星で、その大部分がニッケルと鉄で構成されていると見られている。探査機Psycheの打ち上げ予定は2022年8月となり、2026年にはプシケ近傍に到達する計画だそうだ。2022年8月に打ち上げを行うことで、より低コストで早くプシケに到達できる軌道を利用できるというメリットがあるという。
プシケは金属が剥き出しになっているという非常に珍しい小惑星だと考えており、その調査により太陽系の形成に関する新たな知見が得られる可能性があるという。いっぽう、プシケは金属で構成されていることから「宝の山」で、そこから資源を持ち帰れることができれば世界経済が一変するという与太話もあるようだ。
なお、小惑星を「捕獲」して資源として利用するという計画は実際に存在するが(過去記事:NASA、現在の技術で捕獲可能な12の小惑星を選定)、プシケは直径253.16 kmと大きく捕獲対象にはなっていない。
ヨタ話 (スコア:5, すばらしい洞察)
「資源を持ち帰れることができれば世界経済が一変するという与太話」
読んだけどホントに与太話だった。宇宙にあるからこそ価値がある金属をわざわざ地上に持ち帰ってどうするって点にまるで気づいてない。地球は重力井戸の底にあって、宇宙で使うものは素材費や加工費よりも輸送費のほうがはるかに大きいんだから金属質の小惑星を運べても地球近傍のラグランジュ点に運んでそこで採掘して使うでしょうよ。(なんなら地球-月系のL点に運ぶより地球-太陽系のL点に置いたほうがさらにいい?)
Re:ヨタ話 (スコア:5, おもしろおかしい)
それを計画したのはロボットだったので、どうせ文明がいったん滅びるのなら地上の被害なんか気にすることない、と躊躇なく実行されたとか。
Re:ヨタ話 (スコア:1)
鉱物豊富な小惑星じゃなくても巨大小惑星が落っこちて溶岩の湖とかできたら
地殻深部から大量に鉱物資源が地殻上層まで湧き上がってくるのでオススメ
Re: (スコア:0)
「どうせ文明がいったん滅びるのなら地上の被害なんか気にすることない」
って話題についてのコメントにどうしてこういう反応するの?文脈よめないの?
Re: (スコア:0)
持ってくるより、表面にマスドライバーを構築して、採掘して、もしかするとある程度精錬して、地球か、地球近傍に投げるかも?
ちゃんとキャッチしないと遊星爆弾になりそう。って、地球に投げるなんて危ないことしないか。
うまく使えば誘導電流とかで発電できそうとか、あるいは電磁ブレーキになるとかかな?可能そうでしょうか?>詳しい人
Re: (スコア:0)
半分加工済みの状態でマスドライバーで地球の衛星軌道かラグランジュポイントまで投射。
それなりの減速は必用でしょうが、軌道に乗せれば中身がガランドウな巨大宇宙テーションを
作るくらいならできるかも。まさに超でっかいハリボテ。
#大抵は「どうやって持ってくるんだ?」の部分が一番大変なのだが。
#まして地上まで「そっと」下ろすとかムリでしょ。
Re:ヨタ話 (スコア:1)
ケプラーの法則を勉強しなおそうね。
マスドライバーで射出すると、そこと目的点を通る太陽周回楕円軌道に乗る。
遠点火星軌道で近点地球軌道の近点速度は当然、地球公転速度よりも遥かに速く、半端な減速じゃラグランジュポイントを通過するだけ。
概ね、マスドライバーでの加速と同等の減速が必要だと考えれば良いかと。
//体積が小さいなら、直接大気圏に放り込むのが一番大きな減速が出来る。隕石も結局大気に捕まって落ちてくる訳だし。
結局、イオンエンジンでも積んで延々減速し、地球減速スイングバイで軌道に乗せるのが一番可能性がある方法かな?
運動量保存則から、推進剤を高速で噴射すれば少ない質量でも減速は出来る。でも推力がショボいから、時間と運ぶ質量の制限が厳しい。
//あと、持って行くのも面倒
火星木星間なら、ソーラーセイルで百年かければ持って来れるかも?
もし動くなら、EMドライブが木星軌道ぐらいまでは一番期待出来るけど...
-- Buy It When You Found It --
Re: (スコア:0)
>まして地上まで「そっと」下ろすとかムリでしょ。
ワイヤーを作る工場を小惑星に建てて、うーんと長いワイヤーを地球まで引っ張ってくる。
Re:ヨタ話 (スコア:2)
そういった用途だとCNTケーブルくらいの強度が欲しいわけですが、プシケみたいなM型小惑星には素材があんまりなさそうなので、C型小惑星も引っ張ってこないとだめじゃね?
Re: (スコア:0)
それを地球のみんなが引っ張るんですね。
「うんとこどっこいしょ!」
先に軌道エレベーター作った方が早くない?
Re: (スコア:0)
>#まして地上まで「そっと」下ろすとかムリでしょ。
そもそも地上に下してどーすんの、ってハナシでしょこれ。宇宙にあるから価値が高い材料なわけで、言ってみれば山小屋でコーラを仕入れて平地で売るような無駄。
Re: (スコア:0)
鉄やニッケルは宇宙に残して置いて、精製した貴金属を適当な鉄の容器に入れて地球へ向かって投げればよいかと、地球の大気圏で容器がほとんどが燃えても芯の貴金属が残れば問題ない。
例えば、この探査でプシケに50メートルプール10杯分位の純プラチナの鉱脈が発見されたら、世界経済にそれなりのインパクトがあると思う。
Re:ヨタ話 (スコア:2)
例えば、この探査でプシケに50メートルプール10杯分位の純プラチナの鉱脈が発見されたら、世界経済にそれなりのインパクトがあると思う。
木星の衛星に巨大ダイヤモンドが発見されたときはビートルズの「Lucy in the Sky with Diamonds」を送信するものだそうですが(クラークの『2010年宇宙の旅』)、プシケーにプラチナ鉱脈が発見されたときは何を送信しましょうか。新居昭乃の「降るプラチナ」あたりがいいかな
エウロパ落ちるシップs クラークか (スコア:2)
2010年じゃなくて2061年のほうですぞ。
Re: (スコア:0)
詳しくない人の与太話ですが…
マスド(笑)から射出された資源とほぼ同じ重量の代替物を近日点付近でランデブーさせて、フックのついたワイヤー的(急激なGにならないようにかなり伸縮性に富んだものになるのかな)なものでカウボーイが牛を捕まえるがごとく連結。資源が減速(代替物は加速)して、運動エネルギーの交換が終わったところを見計らって代替物をリリース。軌道を交換して代替物はプシケ軌道へ。(遠地点はプシケ軌道にはなるけど、プシケには戻らないね。笑。スイングバイまで考慮すると良く分からんし。絵面的に面白そうだが。)
いっそのことプシケ軌道上にいくつか植民地(宇宙ステーション)でも作って植民地と貿易をする。等重量交換。プシケ軌道上でも同じことをして資源とかを送り返し…延々と続ける。(こういうことをするのにちょうどいい軌道とか配置とかあるのかな…)
-- マスド!? ハンバーガーとドーナツが出会ってしまった感。
Re: (スコア:0)
フックをかけ損ねて資源を元の軌道に逃してしまうことをドライブスルーという。
探査機開発は大丈夫なのだろうか? (スコア:1)
Re: (スコア:0)
「探査じゃなくて、小惑星の資源持ってくる機械作れよ。難しい?じゃお前らなんのために金使ってるの」
今はこういう世の中だからねえ。
Re: (スコア:0)
ブルース・ウィリス連れてこい
ディープなインパクト (スコア:0)
2023年では間に合わなくなることが分かったので急ぐ事になったんですね。
コロニーなんとか (スコア:0)
いざというときには兵器にもなると
炎の (スコア:0)
プシケ
Re: (スコア:0)
アルペンローゼ