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ボルバキアを使用した不妊虫放飼でネッタイシマカの個体数を減らす大規模実験「Debug Fresno」 45

ストーリー by headless
放飼 部門より
Alphabet傘下のVerilyは14日、Sterile Insect Technique(SIT: 不妊虫放飼法)によりネッタイシマカの個体数を減少させる実験「Debug Fresno」を米国・カリフォルニア州フレズノ郡で開始した(Verily Blogの記事プロジェクトページThe Vergeの記事9to5Googleの記事)。

Debug Fresnoはバイオテクノロジー企業 MosquitoMateおよびフレズノ郡の Consolidated Mosquito Abatement Districtとの提携によるもので、MosquitoMateが開発したオスのネッタイシマカ「ZAP」を使用する。実験はフレズノ郡の2地区で20週にわたって実施され、2地区合わせて毎週100万匹のZAPを放出するという大規模なものだ。

ZAPはボルバキアに感染しており、感染していないメスと交配しても細胞質不和合性により卵は孵化しない。ボルバキアは自然に存在する細菌であり、遺伝子操作を用いるものと比較して安全性が高いことをMosquitoMateは示唆している。

なお、フロリダ州のフロリダキーズ諸島では遺伝子操作したネッタイシマカの放出実験が計画されていたが、こちらは現在も実現していないようだ。その一方で、2万匹のZAPを放出する実験が4月に実施されている(プロジェクトページ)。
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