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地球

パラオ、サンゴ礁に対して有害な物質を含む日焼け止め製品を禁ずる法律が成立 7

ストーリー by hylom
セーフなものはあるのだろうか 部門より
headless曰く、

パラオ共和国で、サンゴ礁に対して有害な物質を含む日焼け止め製品の販売や持ち込みを禁ずる条項を含む法律「The Responsible Tourism Education Act 2018(責任あるツーリズム教育法)」が成立した(パラオ天然資源環境観光省のニュースレター: PDF条文PDFMashableBBC News)。

米国・ハワイ州ではサンゴなどに悪影響を与えるオキシベンゾンまたはオクチノキサートを含む日焼け止め製品の販売・流通を禁ずる法案が5月に可決し、7月に成立(PDF)しているが、国レベルで日焼け止め成分を規制する法律が成立したのはパラオが初めて。施行日もハワイより1年早い2020年1月1日となっている。

今回成立した法律ではハワイで禁止される2物質に加え、オクトクリレン・エンザカメン・トリクロサン・メチルパラベン・エチルパラベン・ブチルパラベン・ベンジルパラベン・フェノキシエタノールが禁止物質として挙げられている。

2020年1月1日以降、パラオでは禁止物質を含む日焼け止めの販売を目的とした製造・輸入は禁じられ、どのような目的であっても持ち込みが禁じられる。違反者は1,000ドル以下の罰金の対象となり、禁止された日焼け止めを販売目的で所持している場合や、パラオ入国時に所持している場合は没収となる。

このほか、旅客船や旅客機の運航会社にはパラオの環境保護に関する情報の乗客への提供が入国許可条件として求められることがあるといった条項や、旅行会社は再利用可能な食器等を顧客に提供すべきといった条項も盛り込まれている。

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  • by headless (41064) on 2018年11月07日 16時47分 (#3511616)
    日焼け止め成分については、酸化亜鉛や酸化チタンを使用した製品が推奨されています。法制化されているわけではありませんが、サンゴに影響を与えないと表示した製品も既に出ているようです。このほか、耐水性のある日焼け止めの使用や、日焼け止めを使わずに衣服などで防ぐ方法も挙げられています。
  • by Anonymous Coward on 2018年11月07日 15時17分 (#3511532)

    日焼止めの紫外線吸収剤だとか使い捨て食器のスチロール樹脂だとか。
    でも、地球温暖化による海水温の上昇や海水面の上昇の方がサンゴには悪影響なんじゃないかなあ。パラオに化学工場があってドバドバ排液や不良品を捨ててるのならともかくさ。

    # 次IDで書けるのが16時22分以降なのでAC。

    • by Anonymous Coward on 2018年11月07日 16時41分 (#3511605)

      婦警さんに交通違反で捕まって「俺なんかより世の中の巨悪を取り締まれ」って説教するジジイみたいな事を言わないでくださいよ。

      Aという問題とBという問題が独立して存在する場合、両方の解決を目指すべき。
      仮にAという問題よりBの問題の方が重大であったとしても、Aを無視して良い理由にはならない。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        名指しで死ねって言いまくってる人にその論法は通じないよ。

    • by Anonymous Coward

      白化に比べれば日焼け止めくらいと思ってしまいますが、この辺みると日焼け止めの影響も大きそうです。
      http://www.afpbb.com/articles/-/3063875 [afpbb.com]

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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人

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