パスワードを忘れた? アカウント作成
13974733 story
交通

炎天下の車内に牛肉を放置することでおいしいローストビーフができる 38

ストーリー by hylom
手軽な低温調理器 部門より

炎天下の自動車内で健康を害する事件は度々起きているが、真夏の直射日光に晒された車内はローストビーフを作れるほどの温度になるという(クリッカー)。

記事によると、生の牛肉をバットに並べて車内のダッシュボード上に2時間ほど置くことで、全体がレア状態になったローストビーフができたという。その後表面を10秒ほど焼いて食べたところ、非常に美味しかったそうだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 食品衛生法では (スコア:5, 参考になる)

    by NOBAX (21937) on 2019年08月05日 19時35分 (#3664223)
    乾燥は細菌の繁殖を抑えるため20~50℃の温度帯は出来るだけ短縮するように定められています。
    加熱食品は中心温度が63℃で30分以上、または同等の方法で加熱することになっています。

    個人が自分で食べるのならどうやろうと自己責任なので構いませんが
    他人に食べさせたりするときは注意が必要でしょう。
  • 食中毒 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2019年08月05日 18時09分 (#3664162)

    オーブンで焼く場合や、専用の機械で焼く場合には、経験則や、肉に温度計突っ込んだ実測値により、
    こういった温度・条件で焼けば食中毒にならないっていうのが判明してるために、
    それを守ってやれば食中毒にならないが、
    こういったのは、ある程度食中毒ガチャ引くことを覚悟してやらないといけない気がする

    • by clay (41656) on 2019年08月05日 18時17分 (#3664169) 日記

      同意

      肉の中心部はともかく、表面には雑菌が多量にいるため、この条件だと雑菌が大量発生する悪寒。
      雑菌を殺すにはタンパク質が変性する温度(70-80℃位でしたっけ?)が必要だが、
      この条件だと、雑菌を殺すのと増殖を促進するのとギリギリのラインに見える。
      肉の表面が茶色く変性してなければ、当然タンパク質の変性温度に達してないわけで、、、、
      写真を見る限り極めて微妙な状態かと思われます。

      レポートだと、最後に表面だけ焼いているようなので
      せめて表面だけは焼いて殺菌してからダッシュボードという工程の方が良いかと思われます。

      識者の方、どうなんでしょう?

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2019年08月05日 19時55分 (#3664240)

        牛肉の低温調理でリスクとなるのは、肉の断面に付着したサルモネラ菌と大腸菌です。
        殺菌には次のような温度と時間が必要とされています。

        ・サルモネラ菌: 60℃ (15分)
        ・大腸菌: 55℃ (5.5 - 8.5分)

        多くの場合、密封して湯せんする方法で、この値の10倍程度は加熱することで心理的な安心を得ます。
        リスクをゼロにしたければ低温調理を諦めるしかないです。

        件のローストビーフは、50℃を越えた車内で加熱したとあります。
        結果的に何度くらいの温度で加熱されたかわかりませんが、きちんと火が通ったものとして、
        もし車内が通常のキッチン程度に清潔であれば、理屈としては殺菌できていると見なしていいと思います。

        私は絶対にやりませんが...

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          この記事のは車から出したあと表面焼いてるんで、
          中まで潜り込んでどうこうする病原体でなければセーフなのかもしれん。

      • by Anonymous Coward

        「表面を焼いてから加熱」と「加熱してから表面を焼く」では味が違うのだろうか?

        • by Anonymous Coward

          「肉汁を閉じ込めてジューシー」「余計な脂を除いてさっぱり」くらいの違いは出ると思うよ

          すき焼きの肉(炒めてから煮るか、そのまま煮るか:どっちが関西・関東だっけ?)
          カレーの塊肉(表面を焼いてから煮るか、そのまま煮るか:後者を一度だけ面倒で試したが、二度とやらん(ぱっさぱさ肉))

      • by Anonymous Coward

        #3664162: 肉を焼くときに食中毒にならない条件は判明しているが、今回のような温度がコントロールされていない環境でこういうの(低温調理)をやるのはガチャに近い。
        #3664169: 見た目赤くて焼けてなさそうに見えるので怖い。

        同意と書いてますが、言ってることは全く違いますね。
        下記のサイトのように、殺菌はできる(約55℃)が、
        タンパク質のミオシンは変性(約50℃以上)し、アクチンは変性しない(約65℃以下)で、肉厚に応じて一定時間どれだけ温めれば安全かというのが調べられています。
        http://www.douglasbaldwin.com/sous-vide.html#Beef [douglasbaldwin.com]
        この温度で調理する限り、色は茶

        • by clay (41656) on 2019年08月06日 8時44分 (#3664586) 日記

          >この温度で調理する限り、色は茶色にならなくても殺菌は進んでいます。

          理屈と事実をごっちゃにしておりませんか?
          この温度で調理されている保証が無い(コントロールされていない)条件で製造された
          赤いままの肉は、殺菌されている・いないの判断が付かない、という意味です。
          逆に、この手法でも茶色くなっていれば、殺菌されたと判断可能。
          あまり違うことを言ったつもりはないのですが、、、、、

          >温度計を使っていないとはいえ、安全を無視した無闇な基準で実施されているわけではなさそうです。

          人それぞれでしょうが、私は温度計を用いて無い時点で安全性を無視していると思います。
          (かなり怪しい)理屈だけで、一般人でも可能な簡単な検証すらしていないのですから。
          また決して清浄空間とは言えない車内に裸の肉を置く時点で、私はNGですね。
          最低限、食用アルコールで肉と機材をあらかじめ殺菌して、
          車内に放置の間は透明な蓋などがされてなければ、私は食べないです。

          親コメント
        • by Anonymous Coward
          ボツリヌス菌って120℃で4分とか加熱しないと殺菌できないんじゃなかったでしたっけ。
          水島シェフのレシピは知らないのでググってみたら、肉の重量が93%になるまで120℃で焼いています。
          • by Anonymous Coward on 2019年08月05日 21時09分 (#3664316)

            肉の塊の表面にしかいないので
            最後にフライパンで炙ればセーフよ

            親コメント
            • by clay (41656) on 2019年08月06日 14時07分 (#3664808) 日記

              一旦生産された毒素は加熱しても失活しないものもある。
              加熱で菌を殺せば良いってのは、ヤバイ考えですよ。
              その考えに則れば、腐った食物も再加熱で食用に戻せる。

              モデレーター諸氏は、決して参考にしないように。

              https://www.iph.osaka.jp/s008/030/010/050/050/20180107060000.html [osaka.jp]
              >セレウス菌が作る毒素は嘔吐毒あるいはセレウリドと呼ばれ、極めて耐熱性の高い物質です。細菌が死滅する高圧蒸気滅菌(121℃、20分)でもこの毒素は壊れないため、通常の加熱調理で壊れることはまずありません。

              親コメント
              • by Anonymous Coward

                ボツリヌス菌汚染された肉のような特殊な例を出されたら…

                一般に、納豆やヨーグルトやお酒じゃないけど、菌の影響で風味が変わるから、
                菌を殺しただけじゃ害はなくても元には戻らない。

              • by Anonymous Coward

                その場合、どんな調理法でもダメじゃね?

              • by Anonymous Coward

                調理師をミクロの決死圏して毒素を一つ一つ破壊させる。

              • by Anonymous Coward

                菌の量が少ない内に焼けば(殺菌すれば)毒素の量は無視できる程度で済むが、
                増殖できる温度で時間をおいた後に表面を加熱するだけでは意味が無い(内部に入り込みはしないので表面をそぎ落とすなら一応有効)
                ということが言いたいのでしょうね。
                この場合のポイントは「比較的低温とはいえ表面温度は殺菌できるほど高い」という調理法なのか否か、という所でしょうか。
                (オーブンなら大丈夫だけどダッシュボードだと温度がどのくらい安定してるか分からん、という観点はアリかな)

          • by Anonymous Coward

            ボツリヌス菌って120℃で4分とか加熱しないと殺菌できないんじゃなかったでしたっけ。

            芽胞はそうですが、通常は毒素が失活 (100℃で1-2分) できれば十分です。

      • by Anonymous Coward

        太陽の紫外線はどうなんだろ?

        • by Anonymous Coward on 2019年08月06日 13時18分 (#3664766)

          JAF | 車に乗っていれば、日焼けしない? [jaf.or.jp]
          車種により違う「車のガラス」。最新のUVカットガラスを検証しました

          結論。
          紫外線の殺菌効果を利用したいなら、マツダ ロードスター(オープン状態)がおススメ。
          ただし、オープン状態では今度はローストビーフの調理に適切なほどには車内温度が上がらないだろう。

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          最近の車のガラスって標準で紫外線やら赤外線をカットするのが多いんじゃないかな。

          まぁ肉の色からして大丈夫っぽいけどね。車の中だとボディーやら内装やらからの輻射による遠赤外線で案外中まで火が通るのかも知れん。でも先に表面を焼きたい気持ちは分かるわぁ。

          #って、いい加減に判断してると殉食するんかな…

      • by Anonymous Coward

        JAFが実施した車内温度の検証テストによると、気温35度の炎天下に駐車した車内のダッシュボード付近の最高温度は、79度に達するそうなので余裕余裕。

  • by Anonymous Coward on 2019年08月05日 18時47分 (#3664186)

    と思って記事見たら、ちっちゃい肉ですね。まあこれならこんなもんかな。
     
    低温調理器で数キロの肉塊を60度台で調理する場合、24〜72時間ぐらいかかります。
    72時間って結構勇気がいる。

    • by Anonymous Coward on 2019年08月06日 2時49分 (#3664507)

      今年はまだやってないが,
      昨年,卵を社内に置き忘れて温泉卵を作ってしまいました
      買い物をした翌日に救出したんですが,2時間掛からずにそうなってたのでしょうねー

      #おいしかったけど,10個もいらねー

      親コメント
      • Re:2時間じゃ全然足りない (スコア:5, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2019年08月06日 9時05分 (#3664597)

        う~ん、そんな会社でよく働いていますね。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          会社に温泉施設があるんならずいぶん福利厚生いいんじゃないですか?

          • by Anonymous Coward

            温泉に1日漬けたら、ハードボイルドどころかカチカチに固まってそうだ

      • by Anonymous Coward

        サーバー室で作る簡単温泉卵とか今年も余裕あればレビューしてほしい。面白そう、いや美味しそう。

    • by Anonymous Coward

      訂正。24時間単位で調理するのは、温度が50度台の場合だった。もちろん牛肉です。
      当然温度を下げるほど(55度とか)調理時間は長くなり、チャレンジ精神が要求される。
      チキンレースならぬビーフレースです。

  • by Anonymous Coward on 2019年08月05日 19時47分 (#3664233)

    レジン及びシリコンは高い温度で硬化が促進されますので、夏場は複製作業が非常に捗ります。
    間に合わないと思ったら車の中に入れちゃえば幾分時間が短縮できるので。

    #肉と一緒に置く気にはならんなぁ

  • by Anonymous Coward on 2019年08月05日 18時35分 (#3664177)

    Title O

    • by Anonymous Coward

      犬モードは関連記事に無いからセーフ

  • by Anonymous Coward on 2019年08月05日 19時42分 (#3664227)

    これほど高温になったら車内の機器は傷まないのかな?
    まあダニも死ぬらしいから、シートは清潔になるかもしれないし諸刃の剣か

    • by Anonymous Coward

      電子部品だと車載用としてノイズや熱耐性が高めのラインナップがあったりする。
      言い換えると対策するのがデフォなレベルで痛みやすい。
      まぁエンジンルームの方の話も含んでるがね。

      ………カーオーディオやカーナビのストレージ、
      HDDはともかくSSDだとデータの揮発寿命が心配になるな……
      耐熱高いの入れては居るだろうが、原理的な問題だしなぁ…

  • by Anonymous Coward on 2019年08月06日 2時25分 (#3664501)

    0歳児を約4時間車内に放置した母親思い出した
    https://www.huffingtonpost.jp/entry/shanai-akachan_jp_5d4519fce4b0acb5... [huffingtonpost.jp]

  • by Anonymous Coward on 2019年08月06日 13時36分 (#3664775)

    台所で再現するにはどうすればいいのだろうか?

    #車内で放置だと車内特有のにおいがつきそうだけど。
    #それが旨さの秘訣だったりして。

    • by Anonymous Coward

      直射日光が当たる台所で、黒いまな板の上に薄い鉄のでできた鍋の中に肉を入れて、硝子のふたでもすればいいのかな?

typodupeerror

Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

読み込み中...