米トランプ政権、国家資金援助を受けた研究の学術論文を出版時点から無償で閲覧できるよう義務付ける計画との噂 25
ストーリー by hylom
ビジネスと科学 部門より
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headless曰く、
米ホワイトハウスでは国家資金援助を受けた研究の学術論文について、出版時点からオープンアクセスにすることを義務付ける大統領令を準備しているとの噂が出ているそうだ(Ars Technica、E&E News)。
論文誌の購読料高騰は以前から問題になっており、その結果として論文の不正共有の増加や大学図書館による図書購入の予算不足なども問題になっている。2018年には研究者などから学術論文出版社による反競争行為の調査を求める訴状がEU競争当局に提出されている。
オープンアクセス化の義務付けは、国民の税金を使った研究の成果を国民が自由に閲覧できないのはおかしい、という考えによるものだ。米国ではオバマ政権時代の2013年、国家資金援助を受けた研究の学術論文について出版から1年以内のオープンアクセス化を義務付ける政策が打ち出されている。噂されている内容が事実だとすれば、それをさらに進めるものとなる。
現在のところホワイトハウスからは何も発表されていないが、米国出版社協会(AAP)や学術論文出版社は12月18日、出版時点からのオープンアクセス化義務付けはピアレビューによる高品質で信頼性の高い論文の出版を阻害するなどと反対する書簡(PDF)を連名でドナルド・トランプ大統領あてに送付した(AAPのニュースリリース)。
しかし、書簡に名を連ねたAssociation for Computing Machinery(ACM)は会員から批判を受けて釈明しており、反対する団体とその会員の考えは一枚岩ではないようだ。
ネット型論文サイト (スコア:0)
広告費で運営する無料論文ポータルサイトみたいなのに論文アップロードして、
論文の質は、PV数、参照数、ブックマーク数、高評価や低評価ボタンで、
自動的にポイントつけて決めればいいよ
Re:ネット型論文サイト (スコア:1)
Amazonのレビュー並に信頼できそう
Re:ネット型論文サイト (スコア:1)
A 「思ってたのと違うので星1つ」
Re:ネット型論文サイト (スコア:1)
「この論文はあなたの役に立ちましたか?」
「スコア:1 おもしろおかしい」
Re: (スコア:0)
Q 「この論文はあなたの役に立ちましたか?」
A 「日本語じゃないので星1つ」
Re: (スコア:0)
Q 「この論文はあなたの役に立ちましたか?」
A 「よくわからなかったので星1つ」
Re: (スコア:0)
Q 「この論文はあなたの役に立ちましたか?」
A 「地球温暖化は事実ではないので星1つ」
A 「軍事研究には反対なので星1つ」
Re:ネット型論文サイト (スコア:1)
広告費じゃなくて大学・研究機関が運営元のarXivと言うのがあります。
”今や約70万件のフルテキストを収載し,毎年新たに75,000件が追加され,毎週約40万人のユーザーが約100万件の論文をダウンロー
ドしている(図1のグラフ参照)。このシステムは当初,物理学の最も活発な研究分野を対象としていたが,その後,数学,非線形科学,コンピューター科学,統計学,さらに最近では物理学者が進出し始めている生物学や金融学などの主要領域にも広がってきている。”
ArXiv創設20年 [jst.go.jp]
情報系だとgithubへのリンクもあって「追試したけりゃコレでしろ」という感じ。
誰でも投稿じゃなくて研究機関のメールアドレスとか条件はあるようですが。
そもそもhttp/htmlが「論文を楽に見たい」という所から生まれ、学術機関の緩いつながりがWWW(World Wide Web)になったので、
原点回帰と言うかそのまま保ってる感
google:ArXiv [google.com]
Re:ネット型論文サイト (スコア:1)
内容がよっぽど画期的で疑う余地がないものならいいんですが、やっぱり「査読付き」というのは大きなポイントなんですよ。
業績カウント上、「査読付き」なのかどうかは現在の大半の研究者には重要です。
Re:ネット型論文サイト (スコア:1)
"研究者には重要" "業績カウント上" というのはわかりますが、一般人は論文誌を(金払わないと)abstractくらいしか読めないので、下書きっぽいのとかあると、ざっくりわかって助かります。
Re: (スコア:0)
アップロードした論文のダイジェスト化や、続編は論文を買って!という誘導は当然BAN対象ですね
査読者に金払え (スコア:0)
Hundreds of non-profit and commercial publishers across America make significant investments, at no cost to taxpayers, to finance the peer-review, publication, distribution, and long-term stewardship of these articles.
そのお金はまるまる出版社に行ってしまうから誰も出版社の味方をしてくれないんだぞ
Re: (スコア:0)
あれは善意でやってるんだからいいじゃん。
金をもらえないのが嫌なら裏切りのもの研究者をつるし上げろ。
Re: (スコア:0)
裏切りってどういう意味?
出版社も善意で無料でやればいいじゃん。
http://pic.twitter.com/MVIxDpk1Vd [twitter.com]
Re:査読者に金払え (スコア:1)
それ思った。
専門の編集者がいるとはいえ出版社によってはエディターやレビューを研究者のボランティアでタダでやらせて一応は査読の形式を整えておいて、pdf化した論文をネット上で掲載するというおいしい商売なんすよね。
フェイク出版社の出現もこれが一因。
Re: (スコア:0)
そういうのが気に食わない人は不買運動と査読のサボタージュをするのです。
Re: (スコア:0)
大手出版社が編集しているジャーナルだと,査読を引き受ける見返りに,その出版社の論文に一定期間アクセスし放題という甘い蜜の誘いがあったりします.
Re: (スコア:0)
むしろ査読業と出版業がセットになっているところから問題が生じているのでは?
国がやればいい (スコア:0)
民間が好き放題やってたら国家が事業をはく奪しちゃうってのも、そろそろあってもいいと思う
論文誌ではないけどウチの国でも色々思い当たるところあるし
Re: (スコア:0)
民間が好き放題やって著しく著作物の利用を阻害された結果 [wikipedia.org]がJASRAC設立の経緯だったりするけどな
Re: (スコア:0)
日本だと、特殊法人や政商がやってそこに利権が生まれるけどな
コネと天下りで甘い汁を吸うよくある団体になるのでは?
まあ日本じゃなくても程度の差はあれ似たような感じだろうが
Re: (スコア:0)
原価タダの国の発行物を印刷して配るだけで生きてる出版社はどの国にもあるし、オープン化してもサーバー代誰かが出さなきゃね
Re: (スコア:0)
その「思い当たる」傾向とか「好き放題」の基準はどこに置くの?誰が決めんの?
出版社に即時オープンアクセス代を取られるだけ (スコア:0)
即時オープンアクセス代の徴収禁止や投稿料への上乗せ禁止、投稿に際して徴収する金の内訳の公開を出版社側に義務付けないと、出版社が儲けるだけになる。
Re: (スコア:0)
少なくとも現在のオープンアクセス誌の投稿料には影響なさそうですので、それと比較して極端に高くはできないんじゃないですかね。