テルミン、100周年を迎える 35
ストーリー by headless
世紀 部門より
世紀 部門より
世界初の電子楽器の一つとされるテルミンが誕生してから100年を迎えるのを記念して、MoogがWebサイトで特集ページを公開するとともに限定版の記念モデル「Claravox Centennial」を発表した(プレスリリース、 テルミン100周年特集ページ、 The Vergeの記事、 The Next Webの記事、 Claravoxによるドビュッシー「月の光」)。
物理学者でチェロ奏者でもあるLeon Theremin(Lev Sergeyevich Termen)がテルミンを発明したのは1920年。ロシアの研究所でガスの濃度を測定するデバイスを研究していたThereminは視覚的に値を読み取るだけでなく、音程変化によって聴覚的に状態を知ることができるよう改造した。自分の体とデバイスの距離によっても音程が変わることに気付いたThereminはチェロの演奏技術を生かし、簡単な曲を演奏することに成功する。演奏で同僚たちを驚嘆させたThereminは、本格的な楽器として開発を進めることになった。
完成したテルミンは2つのアンテナに手を近付けたり離したりすることで音程と音量をコントロールするユニークな仕組みで、楽器に手を触れずに演奏する様子は観客を驚かせた。その後、米国に滞在していたThereminがClara Rockmoreと出会ったことで、テルミンは演奏会楽器としての地位を確立することになる。天才バイオリン少女だったが関節炎により演奏をやめていたRockmoreはテルミン演奏の第一人者となり、楽器の設計にも大きな影響を与えた。
ClaravoxはRockmoreにちなんで名付けられ、Moog製テルミンの中で最も幅広い使い方のできる楽器に仕上がっているという。伝統的な演奏とモダンな演奏の両方に対応できるよう、ヘテロダインのアナログ発振器とマルチモード(正弦波・三角波・鋸波・ウェーブテーブル)のDSP発振器を搭載するほか、Etherwave Proから派生したアナログ波形成形回路やアナログBBDディレイを搭載。MIDI端子やUSB端子、CV端子(IN/OUT)も備え、DAWとの統合や外部音源のコントロールも可能だ。
Claravox Centennialは期間限定での製造となり、価格は1,499ドル。10月22日から予約受付を開始しており、12月に出荷開始予定。Moogの正規代理店を通じた注文が可能とのことだ。
物理学者でチェロ奏者でもあるLeon Theremin(Lev Sergeyevich Termen)がテルミンを発明したのは1920年。ロシアの研究所でガスの濃度を測定するデバイスを研究していたThereminは視覚的に値を読み取るだけでなく、音程変化によって聴覚的に状態を知ることができるよう改造した。自分の体とデバイスの距離によっても音程が変わることに気付いたThereminはチェロの演奏技術を生かし、簡単な曲を演奏することに成功する。演奏で同僚たちを驚嘆させたThereminは、本格的な楽器として開発を進めることになった。
完成したテルミンは2つのアンテナに手を近付けたり離したりすることで音程と音量をコントロールするユニークな仕組みで、楽器に手を触れずに演奏する様子は観客を驚かせた。その後、米国に滞在していたThereminがClara Rockmoreと出会ったことで、テルミンは演奏会楽器としての地位を確立することになる。天才バイオリン少女だったが関節炎により演奏をやめていたRockmoreはテルミン演奏の第一人者となり、楽器の設計にも大きな影響を与えた。
ClaravoxはRockmoreにちなんで名付けられ、Moog製テルミンの中で最も幅広い使い方のできる楽器に仕上がっているという。伝統的な演奏とモダンな演奏の両方に対応できるよう、ヘテロダインのアナログ発振器とマルチモード(正弦波・三角波・鋸波・ウェーブテーブル)のDSP発振器を搭載するほか、Etherwave Proから派生したアナログ波形成形回路やアナログBBDディレイを搭載。MIDI端子やUSB端子、CV端子(IN/OUT)も備え、DAWとの統合や外部音源のコントロールも可能だ。
Claravox Centennialは期間限定での製造となり、価格は1,499ドル。10月22日から予約受付を開始しており、12月に出荷開始予定。Moogの正規代理店を通じた注文が可能とのことだ。
Claravoxとピアノによるドビュッシーの「月の光」。現物は単体の写真から受ける印象よりも大きかった
電子楽器 (スコア:0)
音そのものも電気的に作り出すのが電子楽器、アコースティックな方法で作った音を電気的に処理・増幅するのが電気楽器だそうです。
ここで疑問になるのは「電子楽器」の周波数が水晶発振子で管理されている場合、それは純粋に「電子」楽器と呼べるのでしょうか?
Re:電子楽器 (スコア:1)
冨田勲さんは昔 電子音楽への批判に対して
「雷も電気信号も自然現象 自然現象に基づく音楽が伝統楽器に劣ることはない(記憶に基づく意訳)」
と言っていました
聴き手がその音楽に共感する限り 他人がその勝手な価値観で批判しても意味はない
そういうことなのでしょう
Re: (スコア:0)
「音そのものも電気的に作り出す」ってなんのことだろう。
意味不明だからそんなことを考えてもむだだよ。
ディジタル信号処理をしてるかどうかでいいんじゃないの?
Re: (スコア:0)
「ピー」と音の鳴る電子レンジは電子楽器
「チーン」と鳴るレンジの音をアンプで増幅すれば電気楽器
Re: (スコア:0)
アナログシンセも電子楽器だと思います
発せられる音の元に電子回路由来以外の大気や弦や膜や気柱の振動が無いものと、解釈すれば、
適切な分類かと
エレキギターはピックアップコイルからの電気信号を音にしているけど、コイルからの出力の元は弦の振動なので電気楽器、と
Re: (スコア:0)
じゃあ別の発信源がないとかかなあ?
エレキギターのピックアップコイル信号をFMで飛ばしてスーパヘテロダイン受信機で受信して
出力すると電子楽器。
Re: (スコア:0)
どこをどう通ろうと、「音源」が生の空気振動かどうかは変わらないだろ
Re: (スコア:0)
生音をサンプリングして発声した。これは、エンコーダ・デコーダをフィルタとみなせるから、電気楽器でもいい気がする。
DX7あたりの、イチから音を起こしてるのは、電子楽器じゃないかな。
テルミンは…どうなんだ。イチから発振してるが、演奏者の動きをそのまま採取してるから…電気楽器か。
Re: (スコア:0)
シンセサイザーって、DX7よりも前のモジュラー式の頃から発信器の波形をアンプとフィルターで加工して音を作ってるんだけど。
サンプラーは、鍵盤を押すとテープが再生されて演奏するメロトロンあたりが起源だが、サンプラーとシンセサイザーは区別されてきたよ。
Re: (スコア:0)
水晶が音響的に振動しててそれを直接増幅してるというならそりゃ電気楽器だろうよ
Re:電子楽器 (スコア:1)
雑談。
時計の針のコチコチ音を使う楽曲ってときどきあると思うけど(これとかhttps://www.youtube.com/watch?v=2DO6Y9_5e7A)
針は水晶振動子の発振をクロックダウンしてるととれるから時計は電気楽器だなあなんて思った。
水晶振動子そのものの振動を増幅しても人間が聞こえる音にならんだろ…と思ったが
検索したら音で聞こえるレトロなデバイスもあって、マニアの人もいるのね。すごいな
Re: (スコア:0)
クオーツの力を借りてるが、あれは歯車とか、メカの音だと思う。大げさにいえば、パーカッションか。
Re: (スコア:0)
大元は生楽器などの音を磁気テープに記録したものを押された鍵盤に従って再生するメロトロンは、再生される音の大元はアコースティックに作られているので電気楽器なのかなぁ。
生き残る楽器・死に絶える楽器 (スコア:0)
まあ有名な曲や有名な作曲家の曲に使われている珍奇な楽器は幸運にも生き残ることが出来るけれども、一般人には縁の無いものですね
Re:生き残る楽器・死に絶える楽器 (スコア:2, 興味深い)
今ね、楽器なんて概念はすごーく薄いよ。
嘘だと思うなら、EDM系の打ち込み音楽調べてみな。
Re: (スコア:0)
薄いってどういうことですか?
Re: (スコア:0)
例えばgaragebandを使えば、人間が生活上扱うものがほぼ作曲に使える時代に、
楽器ってどう定義される?楽器にならないものって何がある?
米を研ぐ音だって、ギロ風の音になるよな。それは楽器か?楽器じゃないのか?
Re:生き残る楽器・死に絶える楽器 (スコア:1)
米を研ぐ音はただの米を研ぐ音だから楽器じゃない
garagebandはいろいろな音が出せる、ちょっと小器用な楽器の一つにすぎない
ていうかgaradebandが登場する遥か以前、おそらくは文明が誕生した頃から、
人間が生活上扱うものはほぼすべて「音楽に」使えてたよ
その頃から「楽器にならないものって何かある?」って問いは有効だったし、
それでも楽器は楽器として存在していたよ
Re:生き残る楽器・死に絶える楽器 (スコア:1)
Re: (スコア:0)
「あっ米粒流れた(肉声)」→「ア。ア。AAaa..」 やっぱ楽器かw
Re: (スコア:1)
Re: (スコア:0)
ここまでの流れが良く分からないのだけれど、結局テルミンがどうだという話なんだ
大元コメは要はテルミンなんか廃れるだろ的なことを言ってるんだよね?
で、楽器か楽器じゃないかなんてどうでもいいんだ、的なのが次のコメント
「テルミンは楽器か楽器じゃないか」なんて主張はされていないのにそういうコメントが付く意味が分からない。
仮にテルミンを楽器と定義しなかったところで、「なんか特別なキカイだけど一般人には縁がないものだよね」という主張になるだけで、で、何だ。
EDM系の音楽を調べると何か分かるのか。
Re: (スコア:0)
それを語ってる奴の知識
Re: (スコア:0)
音楽に求めるものってのがすごーく薄くなってるのかもね。
こうですか、そういわれたらそうかも
Re: (スコア:0)
そういうの、昭和の頃から言われてるから
たぶん文明開化の頃にも言われてたと思う
もうやめなよ、今は令和だよ?
Re:生き残る楽器・死に絶える楽器 (スコア:1)
テルミンは曲や作曲家のおかげで生き残っているんじゃなくて、
楽器そのものの新奇性と魅力、そしてストーリーにあるとおり
初期の演奏家の努力で生き残ってるんじゃないかな
ていうか1499ドルって楽器にしちゃえらく安いな、一般人でも余裕で手が届く
Re: (スコア:0)
楽器にしちゃというかMoogにしちゃ安い、と思いましたがMoogブランドでも4万しないで似たような物があるんですね。
(発音原理がテルミンとは違うかも)
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/197673/ [soundhouse.co.jp]
Re:生き残る楽器・死に絶える楽器 (スコア:1)
持ってるけど、センサー部分がテルミンと同じだけで、発音部分は普通のデジタルシンセ。
Re:生き残る楽器・死に絶える楽器 (スコア:1)
ミュージックソーは生き残る楽器でしょうか。
# ♪お~ま~え~は~あ~ほ~か
Re: (スコア:0)
一般人に馴染み深いリコーダーも、一時は博物館で見かける珍奇な楽器だったんですよ
m3ではテルミンのCDも売ってましたよ (スコア:0)
一般人ではないかもしれませんが。
100年か (スコア:0)
そんな歴史ある楽器とは知らなんだ。
タンジェリンドリームの現メンバー日本人、山根星子嬢もたまにやってますね
Re: (スコア:0)
数十年前にジミー・ペイジ氏も、テルミンをステージに持ち出して演奏してましたな。
Re: (スコア:0)
数年前にとある声優さんがラジオ初登場で奏でてましたな。
ネタというか属性盛りすぎで大変な業界なんだなと思いましたが。
個人的にはヒッチコックを思い出します。