神奈川大学のハイブリッドロケット、高度10.7km到達 14
ストーリー by nagazou
到達 部門より
到達 部門より
maia 曰く、
9月19日、神奈川大学の航空宇宙構造研究室(工学部 教授 高野敦)と宇宙ロケット部は、秋田県能代市旧落合浜海水浴場にてハイブリッドロケット(Wikipedia)を打ち上げ、到達高度10.7km(速報値)となった(カナロコの記事、プレスリリース)。ロケットは全長4,114 mm、外径155 mm、乾燥質量32.3 kgで、推力は3.0 kN級。目標到達高度は15km。なおプロジェクトとしては、高度100km到達(2024年)や、超小型衛星の軌道投入を目標としている。
秋田県能代市旧落合海水浴場 (スコア:1)
> 能代市が施設の管理を放棄してかなり経ちますが、逆になんでもやりたい放題的な場所です(^^)
> トイレ、水の確保は不便ですが、それをクリアすればアウトドアライフを満喫できますよ
ロケット飛ばせるくらいだからね(違
秋田ロケット実験場 (スコア:2)
秋田行ったときに海岸に「日本ロケット発祥の地」って石碑があった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E7%94%B0%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%... [wikipedia.org]
太平洋側は船の往来が多く、日本海側で適地を探したら秋田になった、というのは東大のペンシルロケット開発の頃と変わってませんね。
ペンシル・ベビー・ミューロケットの頃まではここで打ち上げてたそうです。
その後飛距離が伸びたので鹿児島県の内之浦に移転。
Re:秋田ロケット実験場 (スコア:1)
秋田で打ち上げてたのはカッパ [wikipedia.org]くらいまでで、ミューロケットはすべて内之浦から打ち上げてるはずですが。
Re: (スコア:0)
発祥とは言わないが、多分龍勢祭りの方が日本のロケットとして先行する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E5%8B%A2%E7%A5%AD%E3%82%8A [wikipedia.org]
CAMUIはどこ行った? (スコア:0)
ハイブリッドロケットと言えば何度も報道されてたCAMUI [wikipedia.org]とか今はすっかり音信不通状態に。
これもどうせ似たような結末をたどるのではと懸念。
成功したときだけじゃなくて、失敗したときや打ち切りになったときもきっちり情報公開してくれないとモヤモヤするわ。
Re: (スコア:0)
宇宙開発はやるやる詐欺が多くて信用ならない。
CAMUIも衛星上げるとか言ってたが有耶無耶。
Re: (スコア:0)
神奈川大のもCAMUIも、固体燃料の形状を工夫することで燃焼速度を確保している
そのせいでスケーリングが難しい
大型化のたびに設計やり直し、製造方法の開発も必要になる
現在ハイブリッドエンジンの頂点はVirgin GalacticのRocketMotorTwoだが、あれでも性能不足
RocketMotorTwoの開発製造元のSNCは宇宙船Dream Chaserに使う予定だったが、諦めて液体燃料エンジン企業を買収した
小型なら普通の固体燃料が簡単だし、高高度を目指すなら液体燃料
こんなもんやってる大学は優秀な学生を逃すことになるだろう
Re: (スコア:0)
「こんなもん」だから面白いのですよ!
Re: (スコア:0)
マイナス落ちしてる別スレにも書いたけど、ハイブリッドエンジンは危険物系の法規制抜けできるのがメリットなのだと思うよ。
大学での教育・研究用途とかには向いてるんでしょう。
まだまだ未知の現象や改良余地が大きいのも教育向き。
正直、本当に実用とするには地球の重力井戸は深すぎる。
素直に液体エンジン使う方がいい。
Re: (スコア:0)
高度100kmとか軌道を目指す規模なら法規制が重要になってくるだろうけど、高度10km以下ならモデルロケットでも何でもありでしょ
あと燃料以前に、打ち上げそのものの許認可が面倒くさい
ハイブリッドのアドバンテージなんかほとんどないか、皆無か、ディスアドバンテージのほうが大きいかもしれない
Re:ハイブリッドロケットが有望なのは軍事用では? (スコア:2, 参考になる)
大いに勘違いしてるようだけど、ここでのハイブリッドロケットって固体燃料+液体酸化剤だよ?
固体と液体のハイブリッド。
ロケットの場合、ハイブリッドロケットと言うとコレのこと。
軍事転用にはあまり向いてなさそう。(不可能じゃないがそれ言ったらどんな技術も転用できるので)
君が言いたいのはハイブリッドエンジンのうち、ロケット推進とジェット推進を組み合わせたヤツのことじゃないかな。
大気中ではラムジェットやスクラムジェットとして動作し、宇宙ではロケット推進する。
ラムジェットが起動するまでの低速でも酸化剤投入してロケットエンジンとして動作するタイプ。
SSTOなどのエンジンになり得るんじゃないかとずーっと言われてはいるな。
なんでも軍事に結びつけるのは好きではないが、超音速巡航ミサイルとかには使えるかと思う。
燃焼室に詰めた固体燃料ロケットで初期加速するタイプの巡航ミサイルはあるけど、これはハイブリッドエンジン扱いしてたかなぁ…?
尚、ハイブリッドロケットのメリットとしては、日本に置いては危険物を集積しなくて良い、ってことに尽きる。
固体ロケットエンジンは火薬だし、液体ロケットは大量の灯油や液体水素が必要だけども、ハイブリッドロケットの場合、燃料はポリエチレンとかの可燃性樹脂類が多い。
集積しても危険ではない。
酸化剤は大抵が液体酸素で、これもそれほど危険ではない。
つまり法律の問題を回避できる、ってのが大きい。
Re: (スコア:0)
酸化剤に高濃度過酸化水素(秘匿呼称:インゴリン・Tストフ)を採用すると、「ヴァルターハイブリッドロケットエンジン」になって何か凄そう。
Re: (スコア:0)
それは「インテグラル・ロケット・ラムジェット」や「ダクテッドロケットエンジン」(無論他に液体燃料のラムジェットやターボジェットエンジンもある)。
件の「ハイブリッドロケットエンジン」には液体酸素を搭載していると思う。