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IAU による惑星の定義は文化的なものであり、科学的な定義では月も冥王星も惑星だとする主張 33
冥王星の呪い 部門より
2006 年に国際天文学連合 (IAU) が採択した惑星の定義は民間分類に基づくものだと主張する天文学者のグループが惑星物理学に基づく惑星の定義を提唱している (論文、 The Next Web の記事)。
コペルニクス革命時に科学者が考案した地質学的特徴で分類する惑星の概念は理論に裏付けられ、科学にとって実用的なもので、主惑星と衛星の両方を含んでいたという。しかし、それから 2 世紀ほど過ぎ、太陽中心説を受け入れ始めた科学とは無縁な大衆は目的論や占星術上の想定などを含む地球中心説の要素を維持すべく、軌道に注目した民間分類を作り出したそうだ。
それでも天文学者は 1920 年代まで主惑星と衛星の両方を含む惑星の定義を維持して教え続けていた。しかし、天文学コミュニティは 1910 年ごろから 1955 年ごろまで惑星に対する興味を失い、民間分類を受け入れてしまう。1960 年代以降は宇宙機による探査ミッションが新たな情報をもたらし、コペルニクス主義の惑星の定義が復権していたが、2006 年に IAU は民間分類をコペルニクス主義による分類とする誤った考えを取り入れ、科学的ではなく文化的な惑星の定義を選んでしまったとのこと。
惑星物理学的に定義される惑星は、重力によりほぼ球形を保つことのできる大きさを持ち、かつ核融合を引き起こすほどには大きくないというもの。これはIAUによる惑星の定義 (a) 太陽を周回する軌道上にある、(b) 重力によりほぼ球形を保つだけの質量がある、(c) 軌道周辺を一掃している、のうち (b) のみということになる。軌道周辺の一掃は重要なことではあるが、惑星の他の特徴と比べて重要度は低い。今回の主執筆者を含む論文執筆者 8 名のうち 4 名は 2018 年、過去 200 年にわたる文献を調査した結果、(c) を惑星の定義としているものは 1 件しかなく、しかも誤りが証明された理由を根拠としているものだったとする研究成果を発表している。
「この論文では惑星をカクカクシカジカの条件を満すものと定義する」でいいんじゃねえの?? (スコア:3)
文系の学問で喩えるなら「鎌倉幕府が成立したのは何年か??」→「そもそも、その質問をしているお前は、当事者は『鎌倉幕府』なんて組織名を名乗ってもおらず、後世から見れば段階的に様々な機能/性質を備えていった『鎌倉幕府』なるモノのどの側面・性質・機能を重視しているのか?? それが不明確なのに何をもって『鎌倉幕府の成立』と言うのか??」みたいなモノで、研究や論文によって「惑星」なるモノのどの側面・性質に着目するかは違ってる訳で。
Re: (スコア:0)
そもそも科学的な分類に意味がないんだよな。
食らえ! これがより科学的な定義だ! つっても、ほどには、とか含んでて曖昧だし。
宇宙探険が進めば、きっかけがあって核融合が始まれば恒星になれるかも知れない惑星、とか、
何億年後かには纏まって恒星になると予想されるガスだまり~それが纏まって核融合がちょうど始まったところの天体、
の間に属する、どこまでをどっちに分類したらいいのか中途半端な中間段階の例とかがどんどん出て来るだろうし。
どうラベル付けしたところで、対象の性質が何か変わるわけでも無いし、単にそういうものとして調査研究すれば良いだけ。
どっちかというと、分類って考え方が文化的側面の方が大きい。
現在までに発見された太陽系外の最も{遠い・近い・大きい・小さな}惑星を発見したのは誰それさんなので讃えましょう、とか、
将来的に「惑星は自治権を持つ」という法律がどの星にまで適用されるかみたいな話が出てくるとか、そういう。
Re: (スコア:0)
これを貼れと言われた気がした
https://ja.m.wikipedia.org/wik... [wikipedia.org]
アメ公が自国が発見した冥王星を準惑星から惑星へ戻そうってゴネてるだけじゃんw (スコア:0, 荒らし)
アメ公必死だな。ワラ
いやまあざっくり読んだけれど所詮歴史的経緯の羅列に過ぎず、IAUの定義は現在の天文学の通説に従った定義なんだから、現在はそれが正とすべきだろう。
てか本当にこの論文は文系の言葉遊びの臭いが酷いな。さてはコイツラ所属は地学や天文学か知らんが生まれは不潔で血の穢れた薄汚い劣等種たるヒト属亜種文系だな?
文系は雑居ビルの一室に押し込め出入口を塞いで紙袋の中の容器に入ったガソリンを点火し一酸化炭素中毒で昏倒させてこんがりきれいに丸焼きにするべき。
文系は皆殺しだ。
Re: (スコア:0)
二重惑星が惑星なら月も惑星だとは思う(共通重心が惑星内なら衛星とか、ちゃんちゃらおかしい)。
序に自由浮遊惑星の位置付けも関わってくる
Re: (スコア:0)
でも、恒星の周りを周回していたら、ただの惑星だよね?
恒星系に属さない岩塊を自由浮遊惑星と呼んでいるのでしょう?
ある意味、惑星ではないので、自由浮遊惑星という言い方そのものをやめた方がいいかもしれない。
言葉遊びだね。 (スコア:0)
確かに、定義を変えれば言いたいように言えるから定義を変えようといっているだけだろう。
小惑星も惑星のうちで、規模の大小が違うだけというのでは気に入らなかったのだろうな。
同じ穴の狢 (スコア:0)
文系・理系は日本固有の分け方です。海外なら Arts と Sciences (政治学・経済学・心理学あたりがSciencesに入る)ですが、
そもそも天文学や(主張の正当性を判定するための)論理学は専門課程ではなく、7 Liberal Arts…つまり一般教養の範疇でした。
さて、あなたは、海外の学術体系にそぐわない、日本語の理系文系定義を持ち出しており、定義を正確に扱う素養に欠けていると言わざるを得ません。
つまり、論理学的に、タレコミソースの定義に関する主張とあなたの主張は、どっちもどっちで、
どの口が言う、鏡を見ろ、同じ穴の狢がいるぞ、と言いたくなる惨状です。
一般教養を受け直しては、如何でしょうか。特に、論理学がお勧めです。定義の重要性を、あなた自身が、先ず身に付けましょう。
そんなことする暇があったら (スコア:0)
プラネットナインを探してくれよ
Re: (スコア:0)
嘆きのボインではダメですか
もしかして (スコア:0)
仲間がみんな惑星の中、主役なのに一人格落ちの衛星なセーラームーンの差し金では
Re: (スコア:0)
「月に代わって格下げよ!」
Re: (スコア:0)
共通重心が地球外部な宇宙空間にでもアレバ惑星枠に片脚掛かったろうに
残念です
Re: (スコア:0)
つまりセーラーフォボスとセーラーダイモスが
Re: (スコア:0)
フォボスとダイモスって、なんかそんな名前の何かが劇中にもいなかったっけ?
Re: (スコア:0)
カラスじゃね?
Re: (スコア:0)
セーラーアースっていなかったよなぁ、そう言えば。
Re: (スコア:0)
タキシード仮面(地場衛)がいますよ
いいんじゃん 受容されるかどうか別だろうけど (スコア:0)
分類は科学的な行為であると同時に、文化的な行為である。
隣接分野・領域でも分類の定義が異なるのは当たり前のことだし、異論の提唱や定義変更の申し立てが学問に新しい視点(パラダイム)を提供してきたわけで・・・
もちろん領域内外、人口に膾炙するかどうかは別問題ですが。
ウイルスは生物か?0は自然数か? (スコア:0)
みたいな話?
お約束 (スコア:0)
「惑星は文化」
Re: (スコア:0)
天文学者が「重力によりほぼ球形を保つことのできる大きさを持ち、かつ核融合を引き起こすほどには大きくないというもの。」を指すのに「惑星」って言葉を使うのを止めればいいだけの話だな
Re: (スコア:0)
コペルニクスの時代に核融合の概念があったのかと
Re:お約束 (スコア:1)
その当時の言葉で言うと、自分で光ってるやつとそれ以外、ってことでしょ。
そのままの定義にしておくと、もし、時々惑星全土が山火事に見舞われてそこそこ光ってるように見えるような星が見つかったらどっちに分類するんだよ、とか変な話になりかねない。地球なんかも人工的な光で微妙に自力発光してるし。光ってる原因が分かったところで核融合できるぐらいに、と定義が更新された。
Re: (スコア:0)
つまり人類が核融合発電を常用するようになったら地球は…
Re: (スコア:0)
重力により~核融合を引き起こすほどには大きくない
なので自重で核融合を起こさない限りは変わらない。
月も惑星ということは (スコア:0)
地球と月は二重惑星 [wikipedia.org]ってこと?
Re:月も惑星ということは (スコア:1)
いや、彼らの主張は「惑星の定義から軌道要素を排除」ということなので、
月どころか太陽系内の相当数の衛星も、その多くが惑星ということになります。
木星系は、果たして何重惑星になることやら……。
現時点ですら、この定義だと太陽系の総惑星数は200を超えるみたい。
エッジワース・カイパーベルトに大量にあるEKBOも数えたら、5桁ぐらいあっという間に達するんではないかと。
Re:月も惑星ということは (スコア:2)
水金地火木土天・・・がとんでもなく長く複雑になる・・・・子供が可哀想・・・
#土天海あたりの発音の勢いが好き
フォボス・ダイモス (スコア:0)
ワイらをハブらんでくれ!
論文プレプリント (スコア:0)
https://arxiv.org/abs/2110.15285 [arxiv.org]
"Moons Are Planets: Scientific Usefulness Versus Cultural Teleology in the Taxonomy of Planetary Science"
"惑"星(Planet)という語の時点でコペルニクス以前の天動説なわけだが (スコア:0)
天球上の一点を星とすると、系外恒星とは異なりフラフラと言ったり来たりするので「惑星」なわけで、
「太陽(恒星)の衛星」とでも称したほうがいいんでないかな
その意味では
(a) 太陽を周回する軌道上にある
(c) 軌道周辺を一掃している
という定義になるか