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サイエンス

クラリベイト社の引用栄誉賞、日本から3人が受賞。ノーベル賞の登竜門して知られる 20

ストーリー by nagazou
そういう季節か 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

クラリベイト社の引用栄誉賞を、医学・生理学の分野で長谷川成人さん、物理学で谷口尚さん、渡辺賢司さんが受賞しました。おめでとうございます(日テレNEWS24)。この賞は、論文の被引用数と重要度に基づいて、毎年ノーベル賞の有力候補者を選んでいるものです。例えば、山中伸弥さん、大隅良典さん、本庶佑さんが、これを受賞した2〜3年後に、実際にノーベル賞も受賞してます。

受賞理由としては、筋肉が少しずつ動かなくなるALSなどの神経変性疾患の進行につながるタンパク質を特定、その論文が多数引用されたことにあるそうだ。

そのクラリベイト社ですが、各国企業の取得特許の被引用数や成功率等々を評価して「最も革新的な企業100社」というのも選んでいます。今年は、日本35社、次いで米国18社、台湾とドイツが各9社の順で、日本が最多になりました(クラリベイト)。

日本の研究者/技術者は低賃金で働きながらも、多くの成果を出してる様です。
#ただ、選ばれた企業名を見ても、「革新的」という印象をあまり感じない。
#経営層が、自社特許を新製品やブランド戦略にうまく活かせてない、とか?

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2022年09月29日 15時29分 (#4335437)

    クラリベイト、初めて知った

  • by Anonymous Coward on 2022年09月29日 15時53分 (#4335459)

    ノーベル賞の有力候補者ではなく、「ノーベル賞クラス」の研究成果と認められた研究者というのがクラリベイトの説明
    物理学の谷口尚氏、渡辺賢司氏はグラフェン研究の縁の下の力持ち的な存在で、グラフェン研究に必要不可欠な材料を作っているがグラフェン研究が専門ではない
    しかし必須の材料の提供者なので膨大な数のグラフェン研究論文に共著者として名を連ねているという
    ノーベル賞を受賞出来るか・ノーベル賞の有力候補者かというと?だと思う

    • by Anonymous Coward

      そういうのこそノーベル賞を取りやすいイメージ。例えばGFPとかね。既にグラフェン研究自体が受賞してるから、厳しいということには異論は無いけど。2周目を獲得したカミオカンデのように、全く新しい知見が出てこれば、共同受賞者として名を連ねる可能性が出てくるのかも。

    • by Anonymous Coward

      多くの論文に引用されるということは、その研究者が居なければその分野が実現しなかたっということだと思うのですが、結局のところ社会的に”受けた”人間だけが受賞するんですね

      • by Anonymous Coward

        それが当たり前じゃ無いの。

        一生懸命やったとか縁の下の力持ちだからとかじゃなくて、(実際に役に立つ?)発明に対しての賞なんだから。

  • by Anonymous Coward on 2022年09月29日 19時02分 (#4335637)

    被引用数は、一般的に古い特許ほど上がるので、「今その企業が革新的か」というのは、上手く測れないのでは。
    例えば、以前はすごかったけれど、今となっては落ち目な企業でも、被引用数は多くなる。
    だから、日本企業がたくさん入っていて、名前を見ても「革新的なの?」となるのだと思う。

    • by Anonymous Coward

      調べてみたらALSの進行に関わるタンパク質の特定のメディア発表が2022年5月24日の記事が見つかった。
      最近発表された注目的研究って事は、日本は未知の分野に対して研究開発しているって指針じゃないのかな。

      # 日本は終わったって勝手に思い込んでヘイト垂れ流している人は、こうして愚直に頑張っている人の邪魔をしているだけ

    • by Anonymous Coward

      落ち目の企業は最初にスクリーニングされると思う

      Top100グローバルイノベーター2022リストは、ツイントラック・アプローチによる評価に基づいています。
      https://clarivate.com/ja/top-100-innovators/methodology/ [clarivate.com]

      > 発明活動のボリュームに基づく資格基準をクリアした革新的な組織を特定します。:

      > 500件以上の発明の公開(2000年から)
      > 1年あたり100件以上の発明の登録(直近5年間)

    • by Anonymous Coward

      日本の企業は、素材とか工作機械とか、あとは測定機器とか、産業の基礎部分に対して結構強いから、引用が増えるのは必然じゃないの?

    • by Anonymous Coward

      ・毎日20〜24時間ぐらい研究する人の減少
      ・ここ10年ほどは研究開発費の伸び率がGDPの伸び率程度に少ない
      ・ポスドクが余り始めたのに上の世代が役職から離れない
      ・英語力、時差、学費、渡航費等の格差から、学生が海外の勢いに付いていけない
      1つ目は成果が出続けている所にはまだまだ居るし、2つ目は経費削減が効いているだけだし、3つ目4つ目に至っては研究自体に悪影響が顕在化するのはまだまだ先の未来。取り返しがつかないのは4つ目だけだが、学費以外は昔から変わらんしねぇ。まだまだランキングには影響は出ないよ

      • by Anonymous Coward

        アメリカや中国が上位にならないのは、徹底的な秘密主義を取る企業が入ってこないのと、

        気になったので検索してみたら、
        2020年が米国39社で、Amazon、Apple、Facebook、Oracleがランクイン。日本は32社。
        2021年が米国42社で、Amazon、Apple、Facebook、Oracleがランクイン。日本は29社。
        2022年が米国18社で、Amazon、Apple、Facebook、Oracleは全てランク外。日本は35社。

        最近になって、Amazon、Apple、Facebook、Oracle等々の米国企業が秘密主義に切り換えたっ
        てことかな?

    • by Anonymous Coward

      革新的だし世界全体で業界を引っ張ってる企業は普通にあります
      BtoBメインの企業を知らない、侮る人は多いと感じますが、日ごろ名前を聞かないからとマスコミから与えられる情報だけで受け身で生きるのは危険ですよ

      一覧の中では例えば、信越化学は半導体シリコン材料の複数分野で世界1位を維持し続けており、昨今持て囃されているtsmcもここの技術が無ければ半導体を製造できません
      先端半導体の集積密度が上がり続けている中で、材料もより高品質、専門化が進み主に製造技術のほうで研究開発が大変になっていますが、世界の名立たる化学メーカーに打ち勝っています
      ほんの少しでいいので、ご自分で調べてから発言しませんか

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