月や火星の地下探査におけるネットワーク構築、「ヘンゼルとグレーテル」のパンくず技を取り入れるべきとの提案 48
ストーリー by headless
構築 部門より
構築 部門より
月や火星の地下探査に向け、「ヘンゼルとグレーテル」のパンくず技を取り入れたネットワーク構築をアリゾナ大学の研究チームが提案している
(論文アブストラクト、
アリゾナ大学のニュース記事、
The Register の記事)。
惑星探査でメッシュネットワークを構築するアイディアは新しいものではないが、従来のアイディアは事前の計画に従って通信ノードを配置していくものだ。一方、研究チームの特許も出願中だという「Breadcrumb-Style Dynamically Deployed Communication Network」(DDCN)では、ヘンゼルとグレーテルが帰り道を見失わないようパンくずを落としていったのと同様、探査機が必要に応じて自律的にノードを配置していくのだという。
具体的には前のノードから離れて信号が弱くなってきた場合、新しいノードを配置し、通信が確立されるまでその場で待機するといった処理になる。これにより、地下の溶岩洞や地底湖を調査する探査機と地上の探査機との間を長距離で、かつ堅固に結ぶことができるとのこと。
候補となる溶岩洞は月や火星で特定されており、地上の厳しい環境から生命を保護できる可能性から深く長い溶岩洞は宇宙生物学における重要性があるほか、将来の宇宙飛行士が滞在する居住地の建設地としても重要だ。研究チームでは DDCN のコンセプトを 2019 年に NASA に提案しているとのことだ。
惑星探査でメッシュネットワークを構築するアイディアは新しいものではないが、従来のアイディアは事前の計画に従って通信ノードを配置していくものだ。一方、研究チームの特許も出願中だという「Breadcrumb-Style Dynamically Deployed Communication Network」(DDCN)では、ヘンゼルとグレーテルが帰り道を見失わないようパンくずを落としていったのと同様、探査機が必要に応じて自律的にノードを配置していくのだという。
具体的には前のノードから離れて信号が弱くなってきた場合、新しいノードを配置し、通信が確立されるまでその場で待機するといった処理になる。これにより、地下の溶岩洞や地底湖を調査する探査機と地上の探査機との間を長距離で、かつ堅固に結ぶことができるとのこと。
候補となる溶岩洞は月や火星で特定されており、地上の厳しい環境から生命を保護できる可能性から深く長い溶岩洞は宇宙生物学における重要性があるほか、将来の宇宙飛行士が滞在する居住地の建設地としても重要だ。研究チームでは DDCN のコンセプトを 2019 年に NASA に提案しているとのことだ。
ほしのこえやインターテスラー (スコア:2)
で想定されていた世界が現実になるんですね
こち亀特許拒絶査定みたいになったりして
電池切れとか、冗長性とか、大丈夫なのかな? (スコア:0)
2〜3個ずつバラ撒けば壊れても大丈夫そうではあるけれど、バラ撒けるほど小さいとあんまり持たなさそう。
Re:電池切れとか、冗長性とか、大丈夫なのかな? (スコア:1)
メッシュネットを構築するようなので、複数探査機走らせてばらまくとしたら冗長性は確保できるのかな
Re: (スコア:0)
深く長い溶岩洞でメッシュネットは無理じゃね
Re: (スコア:0)
ばら撒くために沢山持って行かねばならぬのも重量的に不利になりそう。
あとは、ノードの切断検知したら、遡るか基地からの支援待つかの判断が難しそう。
Re: (スコア:0)
ある一定距離にあるノード(以下、ノードクラスタと略す)の中から自律的に1つを運用系、残りの1つを監視系、残りを待機系と設定。
監視系は短期的にそのノードクラクタ内の運用系が正しく動いているかを確認。
運用系の動作に問題を確認した場合は運用系と待機系の中の1つを運用系に格上げ。
また監視系は中長期的に隣のノードクラスタ内の監視系と通信して問題がないか確認。
運用系の動作が正常で監視系間の通信に問題がある場合は自らと待機系の中の1つの役割を入れ替え。
初めからノードクラスタは2~3hop分ぐらいの通信能力を持たせておき、ノードクラスタ全体が
ダメになった場合は前後のノードクラスタがそれを検知して途中のノードクラスタを切り捨てる。
って感じでの運用は…面倒なだけか。
Re: (スコア:0)
ケーブル背負っていくよりは軽いだろ
Re: (スコア:0)
電池とのトレードオフかなぁ。
短時間ミッションなら電池だけど、長期間になると電池不要な有線の方が効率良くなりそう。
Re: (スコア:0)
原子力電池を使おうず。
Re: (スコア:0)
圏外とか電池切れとか気にしだしたら蜘蛛の糸かアリアドネの糸方式の方が良い。
Re: (スコア:0)
ケーブルにしたらアリアドネの糸になるな
Re: (スコア:0)
ノードのリンクを維持できる最大長さの半分の距離でノードを設置していけば、1個壊れても冗長性は確保できる。
電波弱くなるだろうから速度落ちると思うけども。
それと、最悪の場合はどんどん変調を単純にして、最悪でも1bit通信みたいなのでリンクを維持しとけば良いのだと思う。
ノードの修理(戻って蒔き直すか基地から別途捲くか)は、ミッションの重要度次第とかそんな具合になるのではないかな。
月の地下洞窟の無人探査はそんなに遠くない将来に実際やるはずなので、電波中継をどうするかは懸念事項だったと思う。
こういう方式を色々研究してくのは良いね。自律分散型じゃないと過酷環境かつ補給がない環境では辛そうだしな。
Re: (スコア:0)
電波強度って距離に反比例しないんじゃ?
Re: (スコア:0)
だから何?
最大リンク距離100mのメッシュ端末を、50mごとに設置していけば、1個壊れても100mで繋がるね。
って話してるだけだが。
あるいは、10Mbpsでは100mまでの距離が限界の装置があったとしても、1Mbpsに落とせば1kmまで行ける、みたいなケースがあるかもしれない。(距離と速度については適当)
という話だよ。
Re: (スコア:0)
やっぱさんこうにすべきはみのたうるす倒した時のアレだな
特許出願中 (スコア:0)
採用されたら利権がすごそうですね。
探索のパンくず技はAge of Empireでよく使った気が。
Re: (スコア:0)
特許なんか取れるのかな。
洞窟探査で信号が弱くなる都度ノードを置いていくって自然な発想で特殊な所は無いように思うけど。
逆に未知の洞窟に対して事前に計画するという従来のアイディアはどうやって計画立てられるんだろう。
単に何mおきにするとかいうだけ?
Re: (スコア:0)
米国の特許法は知らんけど、むしろ自然な発想こそ特許が取れるんじゃない?むしろ突飛すぎる発想の場合は、本当に実現できるのかどうかをはっきりさせないと取れない可能性が高まる。もちろんある程度の高度さは必要だから、プロトコルなどをはっきりさせないと取れないだろうけど。
学術論文か何かと混同してない?
Re: (スコア:0)
永久機関にも特許は出るから、実現可能性はそれほど重要ではない可能性があるなぁ…。
※日本での話だけど。米国も似たようなもんじゃないのかな。
それと、多分、特許出しても20年以内に実現しないんじゃないだろうか。
…いや、今のペースなら実現するか? 火星は無理でも月は行けるか?
#特許出した事はないので詳細は知らん。
Re: (スコア:0)
日本では少なくとも永久機関には特許出ないよ。実現可能性については、絶対に実現不可能とは言えないけどちょっと無理かなぁ、ぐらいの可能性ならできると強弁すれば通ることもあります。
米国特許の場合にはベストモード(発明者が最良と信じる発明の実施態様)を記載しないと特許申請できないうえに、ベストモードの記述によって実質的に特許で保護される範囲が変わってしまうので、現時点で実現不可能な架空の技術について特許を申請して、将来別の人が同じ技術を開発できてしまったときにはおそらく特許の実施様態が大きく変わってしまうので特許の保護範囲に入らなさそうではある。
むしろ生物学的に必要なのは (スコア:0)
お菓子の家
# スラド的には可笑しのイェー
Re: (スコア:0)
悲劇の遺影
#NexTone管理だから違う所に通報しないように
パン屑は鳥に食べられてしまいました (スコア:0)
パンくずは失敗した方やろ。
うまく行ったのは、光る小石じゃなかったっけ?
Re:パン屑は鳥に食べられてしまいました (スコア:1)
Re: (スコア:0)
たぶん月や火星に鳥はいないという想定で、いたらいたで大発見だぜヒャッホーなんでしょう
Re: (スコア:0)
宇宙鳩っていたような
平和どころか戦争の火種を撒き散らしてるはず
Re: (スコア:0)
ああ。なるほど。実はノードは宇宙生物を誘き出すための餌ということか。
Re: (スコア:0)
光ファイバー網がレギオンに食われちゃう
Re: (スコア:0)
「造物主の掟」で、ロボット生命体が繁殖してたタイタン(だったかな?)では、
建物は遺伝子工学を駆使した有機物で建ててるみたいな話があったな。
そこら中にある金属片やらベアリング球なんかは、他のロボットの食べ物だから。
金属製のプレハブ住宅なんかは、彼等からすれば「お菓子の家」みたいな感覚に
なるらしい。逆にチョコやビスケットなんかは食べられない物になる。
どうせ (スコア:0)
火星に移住したGに食べられてしまう
衛星方式の方が良くないか? (スコア:0)
地表に直置きより、スターリンク衛星の様に空を覆った方が
トータルで小資源で済むんじゃなかろうかと思う。
Re: (スコア:0)
地表に直置きより、スターリンク衛星の様に空を覆った方が
トータルで小資源で済むんじゃなかろうかと思う。
やっぱ地表で観測しないと火星婦はみたにならないでしょう(違
Re: (スコア:0)
それは火星全土に大量に移民する場合の話じゃね?
もちろん地下では使えないし。
その方式だとごく一部と通信する場合でも、かなりの数が必用になる。
火星の赤道に入植して、静止衛星使う方がまだましじゃないかと
Re: (スコア:0)
記事に書いてあるがな。
月では昼が暑すぎて地表には住めないから穴に籠る必要がある。
住むのに適した穴を事前に探査する必要がある。
だから、パンくずがいい!という話だ。
Re: (スコア:0)
月に洞窟があったら、中には赤い宇宙服の死体があると思った方がいい
Re: (スコア:0)
話の流れからパンクズ方式 vs 衛星方式の話だと思うけど、
パンクズの優位性が説明されて無くて、
何が「だから、パンくずがいい!」に繋がるのかマジでわからない。
Re: (スコア:0)
えぇと、地下の洞窟って、衛星電波届かない。分かる?
月の洞窟には天然の溶岩チューブなどがあるんだけど、そこを探検しようとしている。天井に穴開けて衛星電波通すとかできるわけもない。
地球の例で言うなら、地下トンネル。上に出れないこと考えると海底トンネルとかが分かりやすいかな。
そこで無線通信しようとしたら、電波中継器を使う。最近の技術ならメッシュネットワークのWi-Fiポイントを入口から順においてくのが一番良さげなのは分かるかと思う。
少なくとも衛星通信は不可能なのが分かるだろう。
というわけで、衛星通信はそもそも選択肢に上らないんですね。
Re: (スコア:0)
朝食のおかずは納豆にしたよ、ありがとう。
マイクラの知恵 (スコア:0)
マイクラで洞窟を探索する時は、右側でも左側でもいいが、決めた方の壁に松明を設置して歩くといい。
右側に松明を設置して探索した場合、その帰りは、左の壁に松明がある事を確認しながら帰れば迷わない。
# それでも迷う。なんでやねん。。。
月に溶岩祠 (スコア:0)
今まで考えたことも無かったけどそんなのあるのね・・・
というところで「火山とか地震もあるんだろうか」と調べたら月震って言うのね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ [wikipedia.org]月震
# 冷え切った岩の塊ってイメージしか無かった。
# フィクションでは地下(月下?)にいろいろ作られてたからなあ・・・
Re: (スコア:0)
レゴリスが流砂みたいになっているというフィクションもありましたねぇ
#「渇きの海」アーサー・C・クラーク [wikipedia.org]
当然 (スコア:0)
カメラマンやスタッフが先に行って安全を確保するんでしょ
# 水曜スペシャル 川口探検隊より..
誘導電波にて、先の端末への電力さえ伝送するのかな。
うちの土地に無断で置かれたらどうしよう (スコア:0)
寄付とみなして貰っていいのかしら?
特許 (スコア:0)
火星でも有効なのか?
Re: (スコア:0)
火星で動かす機械は地球で作るからその時にライセンスがないと作れないんじゃない?
Re: (スコア:0)
研究品開発品(一般販売しない)からセーフ、、、かな?