
米フェルミ国立加速器研究所、未知の素粒子存在を示唆 15
ストーリー by nagazou
未知 部門より
未知 部門より
米フェルミ国立加速器研究所のチームが10日、従来の物理学では想定していなかった新しい種類がある可能性を示唆する実験結果を発表したそうだ。この実験は、「ミューオンg-2実験」と呼ばれるもので、ミュー粒子の磁力を精密に測定することを通じて、現在の標準理論が説明できない現象に影響を及ぼす未知の素粒子の存在を検証するものだそう(日経新聞、毎日新聞)。
今回は6年かけて集めたデータのうち前半の解析結果を発表し、順調に計測の精度が高まっているとしている。実験の結果次第では、素粒子の振る舞いを記述する「標準理論」が今後、修正を迫られる可能性もあるという。2025年までに最終結果が得られる予定で、この結果は日本の高エネルギー加速器研究機構チームによって検証される見通しとのこと。
今回は6年かけて集めたデータのうち前半の解析結果を発表し、順調に計測の精度が高まっているとしている。実験の結果次第では、素粒子の振る舞いを記述する「標準理論」が今後、修正を迫られる可能性もあるという。2025年までに最終結果が得られる予定で、この結果は日本の高エネルギー加速器研究機構チームによって検証される見通しとのこと。
未知じゃないよ (スコア:0)
俺の予言していたピュー粒子だから
Re: (スコア:0)
人間には予想できないニャー粒子だにゃー
利用枠の管理方法 (スコア:0)
KEKの加速器だっていつも無駄に遊ばせてる訳じゃ無いだろうし
論文執筆のためにあらかじめ取ってる枠もあるだろうから
こういう突発的な成果発表の追試とか、どうやってスケジュールするんだろう?
あらかじめ標準理論検証とかそういうテーマで枠だけ取ってるのかな?
Re: (スコア:0)
必要ないんじゃない?
リンク先見ても
・通常とは異なる測定結果いぽい
・原因は未知の素粒子と思われるぽい
・なんで未知の素粒子が原因という前提になっているか説明はない
てことでメンテの試運転の時にでもそれらしいこと触れとけばいい程度の話じゃないかな
# たまにネタぶっこんどかないと仕分けされかねない的な伺かみたいな
Re:利用枠の管理方法 (スコア:2)
いやいや、さすがに「突発的な成果の追試」ではないでしょう。実験用の設備もこれから何年もかけて準備。
https://g-2.kek.jp/project/muon.html [g-2.kek.jp]
フェルミ研とは違った手法で検証するのが特徴。実験内容の紹介PDFどこかで見た気がするけど失念。
Re: (スコア:0)
そんな先まで使用枠が決まっているわけではないから、優先順位に応じて突っ込むだけでは
Re: (スコア:0)
そもそも論として J-PARCでは 2028年 (5年後) から検証予定という話なのに
予定が埋まってないとか、割込みとか、優先順位とか、そんな話されても。
Re: (スコア:0)
Googleカレンダーに入れてるから大丈夫!
Re: (スコア:0)
そもそもミュー粒子の異常磁気能率の値が理論値からかなりずれているという話は、今回初めてわかったことではなく、
20 年以上前には知られている結果でした。
なので、どういう実験をするのか、そのためにどういう実験設備を用意したらいいのかというのかがいろいろ考えられていて、
それこそ年単位で決まっていたりします。
Re: (スコア:0)
加速器自体がやりたい実験に合わせて建設されるもんな
Re: (スコア:0)
天文学では所長とかボスが確保している特別枠があって、突発的事象の観測にはそこから時間を割り当てるとか
Re: (スコア:0)
加速器は電気代がいっぱい必要だから、そんなにびっしりスケジュールが入ってるわけじゃないんじゃない?
タウ粒子のg因子 (スコア:0)
同じく2からずれているのかな
Re:タウ粒子のg因子 (スコア:1)
τ粒子に対する測定は難しく、電子やμ粒子ほどの精密測定の結果が出ていません。
最近の結果として、Tau g-2 [indico.cern.ch] によれば
−0.0080 < a_τ< 0.0046 (68% CL.)
(a_τ = (g_τ - 2) / 2)
とのことです。
(cf. [L. Beresford, J. Liu] New physics and tau g−2 using LHC heavy ion collisions [arxiv.org] (2019))
なお、現時点での標準模型からの計算結果ですが、まだ高精度ではないですが
a_τ = 0.00117721
というのが出ています.
現状は誤差の範囲で標準模型と矛盾が生じていませんが、どうなりますでしょうかね。