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iOS

AppleがApp Store審査ガイドラインを改訂、VPNアプリの要件などを盛り込む

タレコミ by headless
headless 曰く、
AppleがApp Store審査ガイドラインを改定し、APIの使用やガチャ(loot box)の提供、テンプレート/アプリ生成サービスを使用して作成したアプリに関する記述を追加したほか、VPNアプリに関する項目を追加している。なお、日本語版のガイドラインにはまだ変更が適用されていない(英語版ガイドライン9to5Macの記事)。

利用可能なAPIに関する2.5.1には、HomeKitやHealthKitを例にAPI/フレームワークが意図した用途にのみ使用し、API/フレームワークを統合した旨をアプリの説明に記載すべきだという記述が追加された。App内課金に関する3.1.1にはガチャのような仕組みを提供するアプリは顧客が購入する前に各アイテムが当たる確率を公表する必要があるとの記述が追加されている。

有料のテンプレートや生成サービスを使用したアプリを却下するという4.2.6は6月に追加され、該当するアプリの開発者に1月1日をもってアプリを削除するという通知が送られたと先日報じられていた。今回の改定ではコンテンツ提供者が直接登録する場合とテンプレート提供者が1バイナリですべてのクライアントのコンテンツをまとめて利用できるようにする場合は認められるとの記述が追加されている。

その結果、こういったサービスの提供元に委託してアプリを公開している企業や組織は自ら開発者としてアプリの登録手続きを行うことが必要になる。TechCrunchの記事によれば、Appleでは移行を容易にするため、米国を皮切りに2018年の早い時期から政府や非営利組織に対する開発者登録費用を無償化する計画だという。

新たに追加された5.4ではVPNアプリの要件が記載されている。VPNサービスを提供するアプリはNEVPNManager APIを使うこと、収集するユーザーデータおよび用途を明示すること、提供先市場の現地法令に違反しないこと、VPNライセンスが必要な地域でアプリを提供する場合はライセンス情報をApp Reviewの「メモ」欄に記載することが必須となる。
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