キューバ、携帯電話でのインターネット利用を開始。12月までに全地域で利用可能に?
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
通信などに制約の多いとされる共産主義のキューバ。西半球でもっともインターネットの接続性が低い地域だ。キューバでのインターネットサービスの提供は、公園などの場所にあるWiFiホットスポットで使うのが主流だ。同国の通信は国営通信社である「ETECSA」による独占が行われている。しかし、改善の兆しが見えてきたという。
キューバ政府は一部の顧客に対し、携帯電話でのインターネットアクセスの導入を開始した。Reutersなどの報道によれば、キューバーのメディア関係者もETECSAから提供されたモバイルインターネットの利用が可能になったという。アナリストによると政府のメディアに対するコントロールを緩める傾向にあるとしている。
ETECSAの副社長によれば、年末までに国内全域でインターネットサービスを拡張、全人口の約半数が携帯電話でインターネットを利用できるだろうとしている。しかし、多くのキューバ人は全人口の約半数という数字には懐疑的に見ているという。
また利用料も大きな制約となりそうだ。現在のホットスポット利用料は現在1時間に1ドル。同国の平均月給は30ドルであるため非常に高額だ。インターネット利用料金は分かっていないが、ETECSAが企業と大使館に請求している金額はデータ量4GBで45ドルだとしている(Reuters、ddc、Slashdot)。
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