米投票システムメーカー、選挙管理システムをリモートアクセス可能にしていたことを認める 1
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
米国でトップのシェアを誇る投票機メーカー「Election Systems&Software(ES&S)」が、過去に販売してきた選挙管理システムにリモートアクセス用のソフトウェアを入れていたことを認めたという。これまで選挙管理システムはインターネットから切り離されて運用されるとされてきた。しかし、今回、リモートアクセスソフトウェアを使用するためにシステムがインターネットに接続されていたことが明らかになっており、脆弱性を突いたアタッカーによって投票結果が大幅に改ざんされた可能性も出て来たという。
この件は、アメリカの上院議員であるロン・ウィデン氏宛に送られた書簡をMotherboardが入手したことで発覚したという。ES&Sは2000年から2006年の間に少数の顧客に『pcAnywhere』というリモートアクセスソフトウェアを提供したとしている。ES&Sの端末は多くの州で採用されており、2006年にアメリカで行われた投票の少なくとも60%がES&Sの選挙管理システムで集計されているとのこと(Motherboard、GIGAZINE、Slashdot)。
『pcAnywhere』というリモートアクセスソフトウェア (スコア:1)
pcAnywhereはSymantecから販売されていました。2015年に販売終了し、サポートも2016年に終了しています。
https://support.symantec.com/ja_JP/product.pcanywhere.html [symantec.com]
https://news.mynavi.jp/kikaku/20150722-a001/ [mynavi.jp]