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宇宙

国立天文台などが中間質量ブラックホールを発見か

タレコミ by yamajun88
yamajun88 曰く、
国立天文台などが、太陽の 3 万倍の質量を有する中間質量ブラックホールが天の川銀河の中心近傍に存在することが示唆されたと発表した (マイナビニュース, The Astrophysical Journal Letters) 。

天の川銀河の中心には太陽の 400 万倍の質量をもつ大質量ブラックホール「いて座A*」が存在する。また、太陽の数倍から数十倍の質量を持つ恒星質量ブラックホールが宇宙に存在することも確認されている。しかし、それらの中間の質量をもつブラックホールは見つかっておらず、数多くの銀河の中心に存在するとされる大質量ブラックホールの起源は謎であった。

研究グループはアルマ望遠鏡を使用し、天の川銀河の中心の領域をミリ波〜サブミリ波の波長で高解像度観測した。そして、分子ストリームが不可視の大質量オブジェクトの周りを軌道旋回しているのを発見した。分子ストリームの形状と運動を解析した結果、太陽の 3.2±0.6 万倍の質量をもつ点の周りを回っていることが分かった。

研究グループは、今回の結果は銀河の中心に中間質量ブラックホールが存在することの状況証拠であり、また、高速で運動するコンパクトな雲状天体を観測することでブラックホールを検出できることを示したとしている。

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