「映像酔い」の原因とその対策技術の研究進む。来年にも世界標準化へ
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
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3D技術やVR技術の進歩により、乗り物酔いのような症状を招くことが増えてきている。この安全対策のために国内で「映像酔い」の軽減技術の世界標準化を目指しているそうだ。乗り物酔いと同じく、映像とくにVRでは、実際に体は動いていないのに、視覚からの情報で体が動いているように感じる。こちらも予測と感覚が一致せず、酔ってしまうのだという。
予測と感覚がずれることが問題なら、これを一致させる工夫をすれば酔わない可能性がある。産総研の渡辺洋主任研究員の実験では、VR映像で次に来る動きを矢印で予告すると、酔いにくいことが分かったとしている。作品の世界観を壊さずに、酔いを軽減する工夫はすでにエンターテインメントの世界で始まっているという。
映像酔いを軽減する技術については、日本が国際標準化機構(ISO)に標準策定を提案し、2017年に認められた。酔いやすさの評価手法などを盛り込んだ日本の提案を基に検討が進められており、早ければ来年にも国際規格が発行される見通しだとしている。
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