極小で非常に重いダークマターが存在したなら人間は原因不明の銃弾で死ぬだろう
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
宇宙の質量の約85%を構成すると仮定されるダークマターだが、それを検出することは非常に難しい。そんな中、科学者たちはマクロと呼ばれるある種のダークマターを検出するための驚くべきセンサーを提案した。それは人間の肉体だ。
ある理論では、ダークマターは弱い相互作用をする重さのある巨大粒子(WIMP)から成ると仮定している。さらにあまりメジャーではない暗黒物質候補として、より重い粒子を形成する「マクロダークマター(以下マクロ)」と呼ばれる物質がある。このマクロはWIMPより数が少ないとされ、物質に衝突すると明らかな痕跡が残る。
仮説によると、マクロが存在した場合、0.222口径のライフル銃から放たれた弾丸のように通り抜けて人々を殺すのだという。マクロは、極小であるが非常に重いことから、人を通過すると弾丸と同じ量のエネルギーを放出する。研究チームの調査の結果、説明のつかない銃弾を受けて死んでしまった人間は見当たらないことから、この種の暗黒物質は測定するのに十分な頻度では発生しないと結論づけている(Science、Slashdot)。
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