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セキュリティ

ドイツの捜査機関、NATO掩体壕跡地を利用したダークネット向けデータセンターを閉鎖

タレコミ by headless
headless 曰く、

ドイツ・コブレンツの検察とラインラント-プファルツ州の警察は9月27日、ダークネットのホスティングや大規模なサイバー攻撃に使われていたトラーベン-トラーバッハのデータセンターを9月26日に強制捜査し、7名を逮捕したと発表した(プレスリリースZEIT ONLINEの記事WELTの記事APの記事The Registerの記事)。

「Cyberbunker」と呼ばれるこのデータセンターは、かつてNATOの掩体壕(bunker)だった建物を利用したもので、地上1階、地下5階。防弾ホスティングサービスと宣伝され、違法薬物の取引サイトなどが利用していたという。運営者は以前オランダで同様の施設跡を用いたサービスを提供していた人物とみられ、Krebs on Securityの記事では「Cyberbunker 2.0」と表現している。

トラーベン-トラーバッハのデータセンターが運用を開始したのは2013年。敷地内に猛犬を放すといった厳重な警戒が尋常ではないとも噂されたが、市の調査では扱われているデータの内容まで確認することはできなかったそうだ。ダークネットの仕組み上、捜査は容易ではなかったが、コブレンツ検察のサイバー犯罪対策センターとラインラント-プファルツ州警察は共同で5年近くに及ぶ捜査を行い、データセンターを掘り起こすことに成功したとのこと。

既に逮捕された7名のほか6名にも逮捕状が出されており、容疑者は計13名となる。9月26日には各地の捜査機関が連携して数百名を投入した捜査がドイツと近隣各国で行われ、およそ200台のサーバーや多額の現金などを押収したとのことだ。

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