Apple、インドでのiPhone販売数を大幅に増加。世界第2位のスマートフォン市場に足場
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
調査会社CanalysのデータによるとAppleは、インドで2019年第4四半期に925,000台のiPhoneを出荷したそうだ。これは年換算で200%以上増加となる。成長の理由として、地元の銀行と提携したことでiPhone 11を手頃な価格できたことがあるという。iPhone 11は、一般市場では64,900インドルピー(909ドル)で販売されているが、一部のHDFC銀行の顧客向けには550ドルという低価格で販売されている。
インド人口の約80%以上は月200ドル未満の収入しかない。加えてインドの現地法の制限や輸入関税の高さなどがあり、インドではiPhoneは非常に高額な製品となってしまっている。Appleは輸入関税問題を解消するため、2018年からインド国内でiPhone 7の組み立てを開始した。続いてFoxconnのインド工場の支援を受け、iPhone XRなどの新世代モデルの組み立ても開始した。その結果、比較的手頃な価格で提供できるようになった。
加えてインドでもAppleのオンラインストアが稼動するようだ。Appleは2019年8月に「オンラインと店舗両方での体験とサービスケアをインドでも提供したい」と語っていたが、想定よりも時間が掛かった。当初の計画ではインドでの展開を2020年第1四半期にスタートさせることを目標としていたが、2020年第3四半期から利用できるようになるという。最初にスタートするのはオンラインストアのみで、インド初の実在店舗はオンラインストアよりさらに数カ月かかる見通しとなっている(TechCrunch、Slashdot)。。
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