Samsung端末ユーザーに「1」が送付される件、データ侵害問題にに発展してさらに謎が深まる

あるAnonymous Coward 曰く、

先日、Samsungが独自アプリのFind my Mobileから謎の数字の「1」を発信したというニュースがあった。Samsungの公式見解によるとこのミステリープッシュは、社内でのテストが一部の端末に対して意図せず送信されてしまっただけで問題ないと発表した。ところがこの話には続きがあるという。ミステリープッシュ現象の起きたユーザーの間では、Samsung端末がハッキングされたと想定し、パスワードを変更するためにWebサイトにログインした。するとほかの端末所有者の個人情報にアクセスできるようになっていたという。

現在、Samsungはデータ侵害が発生したことを認めている。具体的には電話番号、メール、配送先住所、最近の注文履歴、クレジットカードの最後の4桁を見ることができたという。同社広報担当者によると「技術的なエラーにより、少数のユーザーが別のユーザーの情報にアクセスできるようになってしまった。インシデントに気付いた段階で、当社のWebサイトへのログイン機能を削除して対策を取った」としている。

しかしこれでは先週の説明と矛盾する。「内部テスト」に起因する問題と述べていたにもかかわらず、それとは無関係と思われるデータ侵害が発生しているためだ。Samsungはこのデータ侵害の影響を受けたユーザーに詳細を連絡する予定だとしているものの、現時点では詳細を明らかにしていない（The Register、9TO5google、Slashdot）。