フロリダ州で水道システムに不正侵入

maia 曰く、

フロリダ州オールズマー市の浄水システムに何者かが遠隔で侵入し、水酸化ナトリウム（苛性ソーダ）の濃度を一旦通常の100倍以上（100ppm→11100ppm）に設定した（CNN）。管理者が直ちに気づいて通常の値に戻したため、事なきをえた。水が蛇口に到達するまでには24～36時間かかり、途中数カ所で濃度の上昇を検知して警報が出る仕組みもある。攻撃はそう高度なものではなかったそうだが（それだとシステムが脆弱だった事を意味しそうだが、少なくとも管理者が直ちに異常に気づいた）、ともあれこの種の（インフラへの）不正侵入、不正操作は危惧されてきたし（唯一の事例ではないようだが）、まさにその通りの事件である。