宇宙に長期滞在した宇宙飛行士21人に視力の問題が見つかる 10
ストーリー by hylom
無重力はどれほど有害なのか 部門より
無重力はどれほど有害なのか 部門より
eggy 曰く、
NASAと共同で微小重力が宇宙飛行士の視力に与える影響を調査しているヒューストン大学が明らかにしたところによると、国際宇宙ステーション(ISS)に長期(約半年程度)滞在した経験のある宇宙飛行士21人に視力の問題があることが分かったとのこと(Universe Today、Slashdot)。
「Optical Coherence Tomography(OCT)」と呼ばれる機械をISS内に設置し、ISSに長期滞在する宇宙飛行士らの眼圧を計測したり、視神経や網膜構造の変化を調べたところ、21人の宇宙飛行士に遠視、盲斑および脈絡膜ひだにおける綿花状白斑、視神経鞘の膨張、視神経乳頭の浮腫などの問題が起きていることが認められたという。
こうして集められた証拠は、微小重力が視覚や頭蓋内に与えるリスクを査定するのに役立てることができるという。また宇宙環境が視力に与えるダメージへの対抗策を講じる研究を先導することになるだろうとのこと。
微小重力と同時に高放射線環境でもある (スコア:2)
あと水晶体も地上よりも濁りが速いとかないのかしら。
Re: (スコア:0)
宇宙飛行士は白内障のリスクが増加するという研究報告 [sixcore.jp]があります。
眼圧は測ってない (スコア:1)
一応、OCTには光干渉断層計 [teikyo-u.ac.jp]という訳語があります。まあ、OCTと言う方が通りが良いですが。
これは、赤外線を使って網膜の神経層の厚みを調べる [nidek.co.jp]機械です。「視神経や網膜構造の変化」は調べられますが、眼圧は測定できません。
リンク先を見ても、どこにも眼圧(ocular tension)って語はないので、誤訳かな。
OCTも眼圧測定も緑内障診断の基本なので、そのあたりで適当に検索したとか?
Re:眼圧は測ってない (スコア:1)
眼圧はintraocular pressure ですよ。
リンク先でも出てきていますが、なにで測っているのかよくわかりにくい表現ですね。
(知っている人にとっては、眼圧は眼圧計で測るものなので、別に構わないのですが)
視力や眼圧などの変化と網膜の構造的変化を調べたよ、くらいの意味の文を適当に訳したらそうなったんでしょう。
Re:眼圧は測ってない (スコア:2)
> 眼圧はintraocular pressure ですよ。
ご指摘ありがとうございます。で、改めて記事を見ると、Universe Today の記事の段階で、すでに
なんていう一文がありました。英語の原文の段階ですでに怪しいですね。
一般人にとって (スコア:1)
スペースシャトル時代は、乗組員の有料枠はたしか何年後かまで予約がいっぱいだったな。
一人何千万か何億だった気がするけど•••
こういった視力障害等のマイナス点は、こういった人気にも響くのか?
近視と遠視 (スコア:0)
遠視の症状が出たそうですが、近視患者が遠視になったら視力が向上しますよね。
メカニズムを解明して応用できませんかね。
#乱視と老眼もどうにかして
Re:近視と遠視 (スコア:1)
残念ながら、視力は向上しません。
私自身がド近眼なので期待してたのですがいっこうによくならず
目医者さんに話をしたところ、近眼+老眼になるだけなので
かえって見え辛くなるだけだよ、と諭されました。
Re: (スコア:0)
そもそもの話として、
近視は「近くがよく見える病気」ではなく「遠くにピントが合わなくなる病気」で、
遠視は「遠くがよく見える病気」ではなく「近くにピントが合わなくなる病気」ですからね。
老眼も「遠くがよく見える病気」ではなく「近くも遠くもピントが合わなくなる病気」で、
たまたま手が届くくらいの距離が一番ピント調節が楽なので「眼から離すとよく見える(ように感じる)」だけですから。
#さらに一見近視と思われるものの中には乱視・斜視・その他が直接原因のものもあったりして、千差万別。
●おまけ
なので疲労等一時的な原因によるものであれば休息やトレーニングで改善され得るけど、
(イラストを見るだけで回復とか特殊メガネで回復とかはこの理屈)
眼球形状や水晶体など器質的な原因によるものであればコンタクトや手術などの物理的手段くらいしか対処法がない…。
Re: (スコア:0)
私は左右で視力が大きく違う(左:眼鏡なしで運転できる、右:眼鏡なしでは生活できない)のですが
視力が良い左目よりも近視の右目の方がより近くまでピントを合わせられます