天文写真から人海戦術で第9惑星を探すプロジェクトが始まる 34
天海 部門より
太陽系外縁部に存在するという未知の巨大惑星を発見するため、米科学者らは「Backyard Worlds: Planet 9」と題する一般参加可能なプロジェクトを開始した(プロジェクト概要、 プロジェクトのブログ記事、 Mashableの記事)。
この仮説上の第9惑星は「プラネットナイン」(仮称)と呼ばれる。地球の10倍の質量を持ち、長大な楕円軌道上を1~2万年周期で公転しているプラネットナインだが、現在は太陽から1,000天文単位の遠日点側にあるために観測が難しいと考えられている。このプロジェクトではNASAの広域赤外線探査衛星 (WISE)で撮影された写真を人間の目でチェックして、怪しい天体をマークすることで第9惑星を見つけ出そうという事らしい。
こうした分析はコンピュータが得意なのでは…と思いがちだが、天の川銀河のような星が多過ぎる領域では現在の探索アルゴリズムではうまく対処できず、人間の力が必要だとのこと。お暇な方、チャレンジしてみてはいかがだろうか。
クライド・トンボーはブリンクコンパレーターと呼ばれる装置を用い、7,000時間にわたって写真を見比べ続けることで、1930年に旧第9惑星の冥王星を発見している。気の遠くなるような作業だが、Backyard Worlds: Planet 9はトンボーと同様の技法にインターネット時代の技術を取り入れ、専門家グループの研究に誰もが気軽に参加できるようになっている。作業としては4枚1セットの写真が提示され、3枚以上の写真で確認可能な動く物体をマークしていくというものだ。なお、写真の左上隅に「FINISHED!」と表示されるものは既に十分な数のマークが付けられており、それ以上追加しても分析には使われないとのことだ。
旦那っ!こんなものがありやすぜっ! (スコア:1)
これを使えば楽に探せる [astroarts.co.jp]こと、間違ぃねぇですよ!!
# AstroArtsの回し者じゃござんせん
ぬかよろこび (スコア:0)
既知天体と、人工衛星等を振り分けるのが大変そう
手前の小惑星なんか沢山沢山あるわけで・・・
Re: (スコア:0)
さすがに人工衛星が点になるほど露出時間が短いってことは無いのでは
現在の探索アルゴリズムではうまく対処できず (スコア:0)
どう考えても探索アルゴリズムの改善にリソースを投入するほうがいいと日本以外の国は考えると思っていたんだが……。トランプのおかげで人間の労働者に仕事を与える必要が生じたんですかね。
そのうちまたGoogleがレベルを上げて札束で殴って手動探索を時代遅れにしてくれないかな。
Re:現在の探索アルゴリズムではうまく対処できず (スコア:2, すばらしい洞察)
今のAIは超高性能物まねマシーンなので。真似するお手本が必要。それをこうやって集める上手いやり口。
「この職人芸、AIにやらせたら効果的だろう(斬新なアイデアドヤァ)」
「職人がどんな情報からどういう判断を下したかの詳細なデータを10年分ほど用意していただければ来週からでも」
という会話が世界のあちこちで。
Re: (スコア:0)
今のAIは超高性能物まねマシーンなので。真似するお手本が必要。
人の手で選別するといえば「美味しんぼ」の「もてなしの心」の回。
米粒が同じ大きさになるように選び出すことで炊きムラをなくしていました。
それをマネさせればいいのではないでしょうか。このマンガを学習させてみましょう。
…そして、究極AIと至高AIによる料理バトルが勃発するのです。
バトルが決着するころには第9惑星も発見されていることでしょう。
Re:現在の探索アルゴリズムではうまく対処できず (スコア:1)
至高AI: このPythonコードを書いたのは誰だあっ!
究極AI: やれやれ。こんなものをAIと読んでありがたがってるなんてたかが知れてるね。一週間待ってください。本物のDeep Learningをお見せしますよ。
Re: (スコア:0)
> このマンガを学習させてみましょう。
やめろ〜! 究極の放射電脳が誕生してしまうっ!
Re: (スコア:0)
陽電子頭脳の放射線体制の低さを考えると正しい安全方向なのかも?
Re: (スコア:0)
まてまて。このプロジェクトで人間があやしいと感じるサンプルを集めて、
それをお手本に学習させたAIが、その何十、何百倍もの画像を処理するんじゃないか?
Re: (スコア:0)
トランプのおかげでコンピュータを処分して人間の無償労働者を確保する必要が生じたのでは?機械学習もよさげですがその場合でも学習用のデータと計算機と電気代等の費用が必要ですな。
Re:現在の探索アルゴリズムではうまく対処できず (スコア:1)
機械学習でどうにかならないか、と思ったが、正解のデータがないから適用できないと気づいた。
Re:現在の探索アルゴリズムではうまく対処できず (スコア:2)
機械学習の計算モデルは、教師あり学習だけじゃないですよ。
Re: (スコア:0)
3枚の写真から動いている点を見つけるのが、そんなに難しいのか?
タレコミ文を見ただけでは良く分からなかった。
誰か解説してもらえると有難い。
Re: (スコア:0)
たぶんに想像を含むけど、
まず、3枚の写真といっても間違い探しクイズみたいな同じアングルじゃないのだろう。
連続的に撮影した中の3枚で、少しづつ全体が移動しているんじゃないかな。
そうすると、まずどことどこが同じ点というのを決めないと動いているか判定できない。
その位置決めに時間かかるんじゃないか?コンピューターだと。
Re:現在の探索アルゴリズムではうまく対処できず (スコア:1)
簡単ですよ
slamで使うので
-- 風は東京に吹いているか
Re: (スコア:0)
ちんたらアルゴリズム改善などしていては他人に発見一番乗りをとられてしまうじゃないか。
近日点がどのくらいの位置なのかにもよるけど、学術的には別にあと2000年くらい見つからなくたって問題ない。
どうせ探査機飛ばすこともできないんだから。
何が何でも今すぐってのは、当事者の名声のためだけだろ。
Re: (スコア:0)
むしろチマチマと探索アルゴリズム改善ばかり続けるのが日本で、物量でけりが付くなら機械だろうが人間だろうが札束で殴るのがアメリカ式のイメージ
Re: (スコア:0)
日本が小手先の技を磨くのは低予算を補うため
だまされないで (スコア:0)
実は、第九惑星人が特殊な能力を持つ人間を探そうとしてしかけた罠。見つけると見込み有りとして連れて行かれる
Re: (スコア:0)
アメリカと中国が核戦争を起こす前に連れて行ってもらえるならある意味幸せなのかも :)
Re:だまされないで (スコア:1)
残念ながら宇宙でも反移民運動がおき、発展途上星系からの移民は困難な状況です。
それどころか、太陽系の負担で太陽系を囲むバリア作るとか言われかねない。
Re:だまされないで (スコア:1)
>太陽系を囲むバリア
親コメはトランプ大統領の公約をパロった話でしょうが、ホーガンの
「巨人たちの星」にも太陽系を囲むバリアが出てくるので、
偶然の一致(たぶん)に驚きました。
太陽系を囲むバリアって他のSFにもあるのかなあ?
-- う~ん、バッドノウハウ?
Re:だまされないで (スコア:1)
「那由多」(佐々木淳子)とか
らじゃったのだ
Re:だまされないで (スコア:1)
なるほど、あるんですね。ありがとうございます。
(#3167885さんもありがとうございます)
そういやローダンにもありました。あれは外から閉じ込めるんじゃなくて、
中の人が引きこもるためでしたが。
-- う~ん、バッドノウハウ?
Re: (スコア:0)
> 太陽系を囲むバリアって他のSFにもあるのかなあ?
あります。グレッグ・イーガン「宇宙消失」
タイトルが思い出せなくて、最初あらすじ書いたんだけど、
未読の状態でこの本のネタバレされたら、俺だったら相手を殺すと思ったので
一生懸命タイトルを調べました。
Re: (スコア:0)
> 見つけると見込み有り
となると、人海戦術で見つけようとかいう考えではだめな可能性が高いですね。
これが惑星ニビル? (スコア:0)
古代シュメールの石版に書かれてる惑星の一つ惑星ニビルなんですかね?
Re: (スコア:0)
ラーメタルの二番煎じではないだろうか
Re: (スコア:0)
魔王星かな
Re: (スコア:0)
死兆星なら見つからないのも納得です。見つけたくない。
第9惑星は (スコア:0)
ないんです
Re: (スコア:0)
ああ、Xだから10番惑星に分類されるので大丈夫。探してるのは9番だし。