SpaceX、大西洋上に着水したFalcon 9ロケットを回収する計画 12
ストーリー by headless
誤算 部門より
誤算 部門より
SpaceXは日本時間2月1日、Falcon 9ロケットによる通信衛星GovSat-1の打ち上げミッション(PDF)を米国・フロリダ州のケープカナベラル空軍基地 SLC-40で実施した(The Vergeの記事[1]、
[2]、
Ars Technicaの記事、
GovSatのニュース記事、
Webキャスト動画)。
GovSat-1はルクセンブルク政府とSESの合弁企業 LuxGovSat(GovSat)初の人工衛星。打ち上げから約32分後にGovSat-1は静止トランスファー軌道(GTO)に投入され、打ち上げは成功した。今回使用したFalcon 9ロケット第1段は昨年5月のNROL-76ミッションで打ち上げ・回収したものだ。今回のミッションでは回収を行わない計画となっており、打ち上げから約8分40秒後に大西洋上への着水が報告されている。
第1段の回収を行わない理由については特に説明されていなかったが、イーロン・マスク氏のツイートによれば、3基のエンジンを同時に使用した非常に強い逆噴射による着陸をテストするのが目的で、ドローン船が破損するのを防ぐために海上での試行となったらしい。第1段は着水時に爆発すると見込んでいたようだが、無事に着水して海面に浮かんでいる。そのため、岸まで曳航して回収を試みるとのことだ。
なお、イーロン・マスク氏はFalcon Heavyの初打ち上げについて、2月6日にケネディ宇宙センターLC-39Aで実施する計画だとツイートしている。
GovSat-1はルクセンブルク政府とSESの合弁企業 LuxGovSat(GovSat)初の人工衛星。打ち上げから約32分後にGovSat-1は静止トランスファー軌道(GTO)に投入され、打ち上げは成功した。今回使用したFalcon 9ロケット第1段は昨年5月のNROL-76ミッションで打ち上げ・回収したものだ。今回のミッションでは回収を行わない計画となっており、打ち上げから約8分40秒後に大西洋上への着水が報告されている。
第1段の回収を行わない理由については特に説明されていなかったが、イーロン・マスク氏のツイートによれば、3基のエンジンを同時に使用した非常に強い逆噴射による着陸をテストするのが目的で、ドローン船が破損するのを防ぐために海上での試行となったらしい。第1段は着水時に爆発すると見込んでいたようだが、無事に着水して海面に浮かんでいる。そのため、岸まで曳航して回収を試みるとのことだ。
なお、イーロン・マスク氏はFalcon Heavyの初打ち上げについて、2月6日にケネディ宇宙センターLC-39Aで実施する計画だとツイートしている。
Falcon Heavy (スコア:1)
Falcon Heavy離床時が9×(1+2)=27基ロケットエンジン。
制御が複雑過ぎて失敗に終わったとされるソ連N-1月ロケット離床時が30基ロケットエンジン。
(単基推進力を上げロケットエンジン数を減らしたN-1Fも打ち切り)
マイクロプロセッサの確立による制御技術の進歩が窺えますな。
不発? (スコア:1)
ロケットが爆発しなかったのが、想像以上に上手く言って爆発しなかったのか、絶対爆発する筈なのに何故か爆発しなかったかで、意味合いが180度変わるよね。
後者の場合、打ち上げ時に制御不能になって自爆指令を出しても自爆せずに明後日の場所(最悪市街地)に落ちる危険を抱えてるって事になる。
泥縄で回収するって事は、爆発しなかった理由が不明なのかな?
-- Buy It When You Found It --
Re:不発? (スコア:3)
まあストーリにも日本語で書いてありますが、思ったよりうまく行ったので回収しようというだけです。起爆に失敗したわけではありません。
そんなに難しい話ではなくて、来週にはFalcon Heavyが華々しくデビューして第一段の完全回収で新聞各紙の一面を飾る予定なのです。帰還地点が洋上になる中央ブースターの回収船は東海岸のOCISLYと西海岸のJRTI一隻ずつしかなく、回収船ではパナマも喜望峰も越えられませんから、ここでまたロケットが機嫌を損ねてOCISLYが破損し用意できなくなれば、「一方、再利用には暗雲が」などと書かれかねません。そのために今回のフライトでは回収の模擬動作が行われるに留まり、回収船は用意されなかったのです。過去のフライトではF9S1はすっ転ぶとたいてい機体が破れて残った燃料が漏れて全体が火の玉になって吹き飛ぶので、下に船がいないのであれば海面に叩きつけられてそうなるだろうというのが予想でした。
回収しなくともそのうち破れて沈んでいくような気もしますが、あるいは安全保障上の含意があって破壊する必要があるのかもしれませんね。
Re: (スコア:0)
>絶対爆発する筈なのに何故か爆発しなかった
それだったら危なくて近づけないと思う。今回は回収しに行くんだから、
「爆発できなかった」はないんじゃないかな。
TV「怪しい伝説」で「意図しない爆発の発生よりも、意図した爆発が発生しないと、
かなり厄介」って言ってたのを思い出した。
Re: (スコア:0)
なお、意図した爆発が発生しなかった場合の処理の常套手段は爆破です。
# それが失敗すると・・・?
Re:不発? (スコア:2)
現行のFalcon 9では飛行中止装置(FTS)として自動化飛行安全装置(AFSS)が搭載されており、飛行中止はRSOの指示ではなく自律判断によります。
でもって、第一段燃焼終了後のどこだかの時点で、一段FTSを無効にする手順が入ります。その時点以降では自爆は行わないはずです。
Re: (スコア:0)
1、我が社のロケットは爆発しない
2、たぶんしないと思う
3、しないんじゃないかな
4、ま,ちょっと覚悟はしておけ
自分なら,2の段階でも地上での実験は避けたいと思う。
Re: (スコア:0)
燃料が少し残る予定だったけど使い切ってしまったとか
で海中に没すると思っていたらプカプカ浮いていて
みっともない危険なので回収するとフェアリングも回収しまっせ (スコア:0)
落ちてくるフェアリングを巨大な網でキャッチする計画もあるってマジか
https://www.teslarati.com/spacex-fairing-grabber-claw-recovery-boat/ [teslarati.com]
Re: (スコア:0)
なんだろう
「そら出来るだろうけど本当にやるとは思わなかった」を地でいってるな
Re: (スコア:0)
想像を超えたド直球…。
コレ、フェアリングに翼でもつけて落下地点制御するんですかね。
Re:フェアリングも回収しまっせ (スコア:2)
コールドガススラスタとパラグライダーだそうです。展開状態の写真は未公開ですが、GPS誘導付きの軍用パラグライダーか何かのパッケージがフェアリング内に積み込まれてる様子は時々窺えます。