味の素、「グルタミン酸ナトリウムは体に悪い」はフェイクニュースだとアピール 151
ストーリー by hylom
そういう便乗なのか 部門より
そういう便乗なのか 部門より
先日、「反グルタミン酸ナトリウム」と戦う味の素という話題があった。「うまみ調味料」の主成分であるグルタミン酸ナトリウムは一般的な食材や発酵食品などに多く含まれている物質だが、人工的に作られたというだけでうまみ調味料やグルタミン酸ナトリウムは一部で嫌われており、そのため味の素がそのイメージを改善するために活動を行なっているのだが、昨今の「フェイクニュース」問題を受け、味の素は「グルタミン酸ナトリウムは体に悪い」という説をフェイクニュースだとアピールしていく方針だという(ロイター)。
一方で日本では「グルタミン酸ナトリウムは体に悪い」と信じている人は少ないものの、「食品添加物不使用」「化学調味料無添加」がもてはやされる傾向があるという。実際のところは食品添加物として認められているものは全て安全性試験を通過しており、「添加物イコール危険」というのは間違いだという。
味の素は化学調味料ではない (スコア:4, 興味深い)
化学調味料と呼ばれていて、石油から化学的に製造されたという
ことで体に良くないと考えている人が多いようです。
現在は、サトウキビやトウモロコシなどの植物原料の糖蜜を発酵させて
グルタミン酸ソーダを生成させ結晶として分離し、
グルタミン酸ナトリウムのとしています。
発酵は味噌や醤油で行われているもので、特別な製法ではありません。
Re:味の素は化学調味料ではない (スコア:1)
うまあじ調味料に関してはそれこそ昭和の時代からそういうレッテル(?)がありましたね。
マクドナルドのミミズバーガーレベルの話ではありましたが。
Re:味の素は化学調味料ではない (スコア:1)
うまあじ派はかしこいな
Re:味の素は化学調味料ではない (スコア:1)
>昔は、石油由来成分による合成などで製造されていたので、
Wikiレベル [wikipedia.org]では、最初から天然成分(おそらく昆布)から精製したと書かれておりますし、
化学調味料の名称はNHKが商標の使用を避けるため使用したと書かれておりますが、
本当に石油由来の成分から合成したのでしょうか?
光学異性体を含む化学物質を生物の手を借りずに合成するのはかなり困難かと思いますし
グルタミン酸の化学構造を見る限り、石油の主成分とはかなり異なっているように見えるので
合成手法に興味を持っております。ソースご存知でしたら教えていただけないでしょうか?
Re:味の素は化学調味料ではない (スコア:2, すばらしい洞察)
試薬とかのグルタミン酸はアクリロニトリルから作るとしても
食品添加物として使用するものは最初からそんな方法では作ってない
でもそこが理解されないんだよな
Re:味の素は化学調味料ではない (スコア:1)
>最初からそんな方法では作ってない
ソースがWikiで申し訳ないですが、普通の人が最初に参考にして信じるのはWikiなので、、、、
石油由来成分(アクリロニトリルなど)による合成など様々な手法が試みられた。 [wikipedia.org]
この文章だと、ラボレベルで試みていたのか、食品添加物たる製品として試みていたのか不明です。後者ととる人も一定数いるでしょう。
また
化学合成物を食品添加物として利用することへの不安を払拭できず需要拡大には至らなかった。 [wikipedia.org]
需要拡大と書かれており、製品として合成物が流通していたようにもとれます。
結局、アクリロニトリルからの合成品は、食品として流通していたのでしょうか?
このへんと、化学調味料という名称が、いろいろ誤解を生む原因なのかもしれません。
Re:味の素は化学調味料ではない (スコア:2)
https://www.ajinomoto.com/jp/aboutus/history/pdf/his06_1.pdf [ajinomoto.com]
ナントナク何かを書いてありそうな文書。
Re:味の素は化学調味料ではない (スコア:2)
味の素社ではアクリロニトリルからの合成法も使用されてたようですね
https://www.ajinomoto.com/jp/aboutus/history/pdf/his06_1.pdf [ajinomoto.com]
なかなか面白く読める
Re:味の素は化学調味料ではない (スコア:2)
うっかり読んでいる間に既出になっていたのか…
Re:味の素は化学調味料ではない (スコア:1, 荒らし)
http://www.kumokiri.net/koudan/koudan3.html [kumokiri.net]
昔と言うか1962年以降は、ノルマルパラフィンやアクリルニトリルを使った製造法で作ってましたが、1970年代頭に日本国内も含めて広範囲で健康被害を起こして(被害自体は過剰使用によるもの)、批判が相次いで、製造法を変えたようです。
ただ、特殊な細菌と廃蜜糖で作る方法にしても、色々問題含みではあるようで。
Re:味の素は化学調味料ではない (スコア:1)
自己レス失礼
アクリロニトリルから作る [wikipedia.org]と書いてありましたね。失礼しました。
流石にこれを口にするのは憚られる。
Re:味の素は化学調味料ではない (スコア:1)
Re:味の素は化学調味料ではない (スコア:2)
ではなぜナトリウム塩が採用されているんだろうね
無難だから?
カルシウムにしたらカルシウムも取れるとか言えるかもしれんな
Re:味の素は化学調味料ではない (スコア:2)
酸のままだと酸っぱいらしいです
単に塩味もつけたいだけかも
Re:新呼称を考えようか (スコア:2)
海外は、製品名とメーカー名を同じにする/なることが多いみたいやね。
単純にまぎらわしいやろうし、日本人の言葉の感覚ならかなりの違和感があるんやないかとも思うんやけど、現地ではどんな感覚なんかな?
こまけえことはいいんだよ的なのか、現地語にはそもそも言葉のディテールが不要なのか?
学生時代(オフトピ) (スコア:3)
MSGはMichael Schenker Group以外認めなかった。
#アルバム邦題はきっとKISSを意識したんだろうなぁ。
言い方がよくない (スコア:2)
食品添加物と言わず「FDA(アメリカ食品医薬品局)承認」って言えば売れないかな〜、なんて。
別にMSG自体が体に悪いと言ってるわけじゃないんじゃ? (スコア:2)
MSGを使ってる店はマメに食材からの旨味で味を作ることをサボってることが多いから、味に深みがない店が多くて嫌だ
とか
MSGは気軽に旨味をだせるし安いからとんでもない量をドサッと入れる中華屋とかが多くてとりすぎになって体に悪い
とか
そういう意味なのでは?
フェイクニュースの概念って便利だな (スコア:1)
不安商法、ニセ科学、アジテーション的なやつとかそういうの全般に適用することができる。
MSGフリーなんかは不安商法から始まって定着してしまった概念だろうし、当時を振り返れば確かにフェイクニュースだったと言わざるを得ない。
EM菌とか、水素水とか、花粉を水にするマスクとか、あのへんまとめてフェイクニュース関連商品ってまとめてしまっていいんじゃないかと思う。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
当事者以外が言うなら (スコア:0)
(公的ならもっと望ましい)
利害関係のない第三者がそういうなら信用してやっても良い
高血圧の私にはナトリウムが体に悪い
Re:当事者以外が言うなら (スコア:3, 参考になる)
>高血圧の私にはナトリウムが体に悪い
それ、糖尿病の俺にはブドウ糖が体に悪いと同じくらいのいちゃもんじゃねーかw
あと当事者以外が言わないから自助努力してるんだから、最初の言い分も間違い。
そもそもその考えははフェイクニュースを頭から信じて科学的検証ができない愚衆と同じで、偽科学詐欺をのさばらせる悪しき存在。
批判するなら実験レポートとかを検証して、不備があればそれを指摘するというスタンスにするべき。
Re:当事者以外が言うなら (スコア:2)
>また、「うま味調味料」は、グルタミン酸ナトリウムなどを成分としており、1g当たり、
>おおむね120mgのナトリウムが含まれており、これは、食塩相当量で約0.3gとなります。
比較するのに同じ単位を使って並べないのはなんでやろ。
>また、「うま味調味料」は、グルタミン酸ナトリウムなどを成分としており、1000mg当たり、
>おおむね120mgのナトリウムが含まれており、これは、食塩相当量で約300mgとなります。
うま味調味料1000mgと食塩約300mgには、どちらも120mgのナトリウムが含まれている。
Re:当事者以外が言うなら (スコア:1)
同じ単位である必要ないのでは?
比較対象はうま味調味料と食塩ですよね。
そこさえ単位があっていれば、中のナトリウム量は違う単位でも構わないのでは。
たとえば、
hy#omの編集には1記事当たり、おおむね○文字の誤字が含まれており、これはhead#ess相当量で約×記事となります。
みたいな。
この例でも全て文字数に単位を合わせて出すことはできるけど、それは本質じゃないですよね。
Re:当事者以外が言うなら (スコア:1)
比較してほしい主題ではないことを示すために、次元が同じでも敢えて違う単位・スケールで表記するのも一つのアプローチかと。
忖度というより誘導ですね。
Re:当事者以外が言うなら (スコア:1)
その「普通」は何基準なんやろ。
>日本人じゃないのかな?
ジツワ・・・
#実験レポート再提出で「単位は揃えろ」と怒鳴られたのが寅午
Re:当事者以外が言うなら (スコア:1)
なるほど、そういう基準があるんだ。
「基準」なのに、扱うモノによって重量単位を変えた理由ってなんだったんだろう。
もしかしたら数多ある食品や栄養成分別に使うべき単位が定められているのかもしれない。
料理レシピのカオスな単位系はそこから来てそうだし。
わかりやすさ優先でそうなったのでしょうけど、謎は深まる。
Re:当事者以外が言うなら (スコア:1)
>これは比較すべき数字の単位がそろてないから怒られたのでは。
そうそう、だもんで
>おおむね120mgのナトリウムが含まれており、これは、食塩相当量で約0.3gとなります。
数値を比較している単位表記が変わっていると反応してしまった次第。
120mgと300mgなら大きさ桁数極端に変わってないのに表記を変えるのを不思議に思う。
#頑固やね、世の中のレシピ表記には未だに違和感ありあり。
そして、食品表示基準第三条でナトリウムはmgで表示すると定められているのでそうなったということはこちらで教えていただきました。
Re:当事者以外が言うなら (スコア:1)
結局、食品表示基準第三条とか料理業界の慣習で扱うモノ毎でバラバラになるらしいよ。
違和感あっても迎合するのが吉。
Re:当事者以外が言うなら (スコア:1)
摂取量を制限されてるだけで体に悪いわけではない
悪いなら一切取ってはいけないことになる
そうなるとまた別の問題が体におきる
水だって取り過ぎたら死ぬんだから水は体に悪いというのか?
だから程度の問題
Re: (スコア:0)
>高血圧の私にはナトリウムが体に悪い
金属ナトリウムを人間が飲み込んだら即死だよね。
塩化ナトリウムのことかな?
”グルタミン酸ナトリウム”から”塩化ナトリウム”って体内で機能同一でしたっけ?
Re:当事者以外が言うなら (スコア:2, 興味深い)
血圧関係の話ではナトリウムイオンの量が問題になるんで、塩化物イオンやグルタミン酸イオンなどの酸の部分は関係ない。ただ、味に関して言うと塩分過多だと舌が受け付けないのに対して、グルタミン酸は量が多すぎても問題なく食べられるから、むしろ過剰摂取の要因にはなる。
高血圧の人はカリウムを取れってよく言われるんだから、どうせ合成するなら適当にカリウム入れたらいいと思うけどね。多少放射線が多いくらいで味は一緒だろうし。まあ銭ですな。
Re:当事者以外が言うなら (スコア:1)
> 高血圧の人はカリウムを取れってよく言われるんだから、どうせ合成するなら適当にカリウム入れたらいいと思うけどね。多少放射線が多いくらいで味は一緒だろうし。
ちょっと苦いから、カリウムの割合が多いとまあ違いはわかるかもね。
Re:当事者以外が言うなら (スコア:1)
> グルタミン酸ナトリウム”から”塩化ナトリウム”って体内で機能同一でしたっけ?
どちらも水に溶けるとナトリウムイオンになり、どちらも同じ機能を果たします。「ナトリウムポンプ」などで検索して調べてみてください。
食品の栄養表示にもナトリウムの含有量は「食塩相当量」で書いてあることが多いです。
Re: (スコア:0)
グルタミン酸カリウムという物質があって、やはり旨味調味料になるようだから、「ナトリウムを避ける」意味はあると思われ。
Re:当事者以外が言うなら (スコア:1)
グルタミン酸マグネシウムも調味料になるみたいね。
これもちょっと苦そうだけど。
Re:当事者以外が言うなら (スコア:1)
さらに、グルタミン酸カルシウムというのも調味料らしい。
多少多めに摂取しても体には良さそう。
コントレックスみたいな味がしそうだけど。
Re:当事者以外が言うなら (スコア:1)
>0.04gの食塩相当
有効桁が細かい。
実際問題あの瓶を振って、0.01g単位のコントロールができる気がしないけど。
何回も使う場合トータルで見るとだいたいそんなもんになるのかな。
Re:当事者以外が言うなら (スコア:2)
「相当」なんだから味の素の量は0.1gで精度もそれに応じたモノで十分かと
過ぎたるはなお及ばざるが如し (スコア:0)
気分が悪くなるほど、グルタミン酸ナトリウムを使うのは多すぎ、コンブやカツオやシイタケなどのダシとかとってないのに化学調味料まったく使わないのはうまみが少なすぎ。
水だって、塩だって、脂だって、炭水化物だって、多すぎても少なすぎても身体に悪いし、うまくもない。
なんでもほどほどというか、バランスってのがあるでしょ、といくら言ってもわからない人たちに、説く言葉はないと思いますわ。
Re:過ぎたるはなお及ばざるが如し (スコア:2)
> 欧米化の影響で味が濃くないと受けない
それ欧米化の影響かな…?
Re:過ぎたるはなお及ばざるが如し (スコア:2)
あー欧米での中華料理の話ですかなるほど
Re:過ぎたるはなお及ばざるが如し (スコア:1)
電離してグルタミン酸イオンとナトリウムイオンになるんだから実質一緒でしょ。
化調無添加 (スコア:0)
>食品添加物不使用」「化学調味料無添加」がもてはやされる傾向がある
化調使用でミシュラン三ツ星安定して取るようなレストランが出現すれば、そんな傾向も廃れるんじゃないかな。
Re:化調無添加 (スコア:1)
そこはMSGマイスターが出てきて「これはA社70%にB社30%のブレンドで一皿に2gも使っておりオリジナリティに欠ける味わい」とか言い出すに違いない。
科学技術館で味の素提供のショー [jsf.or.jp]をやっていて、味の素一瓶を作る煮にすべてコンブを使用すると○kgとか展示されていました(今もやってるのかな?)。
出前授業 [ajinomoto.co.jp]もあるようです。
Re: (スコア:0)
自分の舌よりも☆の方が信用できますもんね
安定の歪さ (スコア:0)
海外では NO MSG! ってそこら中にある上に、日本でいうところの『糖質ゼロ』とか『脂質ゼロ』ぐらいの勢いでパッケージにもプリントされてるほど
医師や栄養士が止めても糖質制限ダイエットする輩が減らない国で NO MSG! だけは科学的にもデマだってことにするの?
Re:安定の歪さ (スコア:2)
外国のスナック菓子とか惣菜缶詰とか、NO MSG謳ってるのが沢山ある状況で、「美味しんぼのせい」なんていうのは、流石になんだかなぁと思うんですよね。
MSG…グルタミン酸ナトリウム…が、1970年代以降、日本以外の多くの国で健康被害起こしてるのは事実だし、それは、製造設備の質の悪さでの不純物からの問題や中華料理症候群のような過剰すぎるMSG使用から来るのもあった訳で。
MSGにせよその他の化学調味料にせよ、いいものではないなと思います。
# 後、味の素が開発したアスパルテームは、もっと健康に問題がある甘味料ですし…。
Re:ここでパラケルスス先生のありがたいお言葉を復習してみましょう (スコア:2)
DHMOですら摂り過ぎれば毒になるからね。
Re:もしもし (スコア:1)
皆さん安全だと思ってる?
既出だけど「量による」としか言いようがないなぁ
Re:国産、生、100% (スコア:1)
ベニテングダケはグルタミン酸ナトリウムの10倍ほどのうまみをもつイボテン酸を含むそうな。